1月2月の弓道は早気に注意!その理由と初期症状の見極め方とは

1月・2月は早気になったり、重症化したりするリスクが一番高い時期です。

今は軽度な早気でも油断は禁物。

対応が遅れれば一気に「鼻割発射」の仲間入りです。

その理由と対策について紹介します。

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1月・2月に早気が急増する4つの理由

1月や2月の弓道練習で早気になりやすい理由

なぜ、1月と2月に早気になる人がが急増するのか?

理由は主に4つです。

  • 連休によるブランク
  • 練習量が減る
  • 寒さで身体のパフォーマンス低下
  • 慣れで雑になる

1月2月は正月休みや連休などで、ブランクが生まれます。

たった数週間のことですが、身体への影響は大きいです。

特に正月休みは色々と出かけて忙しいわりに運動量は少なめなので、筋力・体力への影響は無視できません。

練習時間が少なくなりがちなのも痛手。

特に中学生・高校生は冬季の部活時間が短いし、学生や社会人でも試験や年始のイベント・業務などでバタバタします。

そんな状況に追い打ちをかけるのが寒さ。

手足の血液循環が悪くなって動かしにくくなるし、筋肉も収縮して硬くなり柔軟性が落ちるのです。

寒い時期の弓道

こうなると、同じキロ数の弓を引いても身体への負担が大きくなるし、思うような動きができません。

結果的に早気を誘発するリスクが高まってしまうのです。

これが早気の兆候だ!

1月2月の弓道は早気に注意

早気は初期のなりたての時期には、ほとんど自覚がありません。

気がつけば会が短くなり、対処が遅れるうちに口割に下ろすことさえ難しくなっていきます。

早気も早期発見が大事。

小さな兆候を見つけたらすぐに対処が必要です。

主な兆候は次の通り。

  • 会が2秒台
  • 一時的に暴発が続いた
  • 引き分け中に違和感がある
  • 離れに不満がある
  • 会ですることが分からない

どれも小さな兆候ですよね。

早気の初期症状は、本当にささやかなモノなのです。

だからこそ、対処が遅れてしまう。

この段階では本人も周囲の人も危機感を持てないので、あっという間に次の段階に進んでしまうのです。

持とうと思えば持てるはアウト

1月2月の弓道は早気に注意

私自身も高校生のころ、重度の早気を経験しています。

今思えば、会が2秒を切り始めた高1の冬頃には「会が短いんじゃないか」と指摘されたことが数回ありました。

でも当時の私は甘かった。

「会は持とうと思えば持てる」

「ただ会を長く持つだけでは意味がない」

「矢飛びもいいし、的中率も上がっている」

アドバイスを素直に聞くフリをして、実際には何の対処もしなかったのです。

ところが早気が恐ろしいのはここから。

「持とうと思えば持てる」という状態が続いたのは、ほんの1ヶ月程度でした。

部内で行われる月例射会を経た後、私の会は「持とうと思えば持てる」から「巻藁なら持てる」という段階に悪化したのです。

それでもまだ、私は本当の意味で早気の怖さに気づいていませんでした。

口割発射ができる段階なら、普通に的を狙うことができます。

的中率もほとんど変わらないどころか、むしろ上がっていたのも不運でした。

「早気を改善しないとな」と頭の片隅で思いながらも、高2になって主力選手だった私は部内の月例射会や公式戦に出続けました。

そしてとうとう、高2の秋には口割に下ろすのも難しくなりました。

高2の秋から大学1年の後半まで、苦しい早気との戦いの日々が始まったのです。

>>早気克服体験談の詳細はこちら

感覚派ほど早気になりやすい

1月2月の寒い時期の弓道と早気のリスク

弓道は練習熱心な人ほど、自分の感覚を大事にします。

何かアドバイスを受けても、違和感があればスルーして放置することも珍しくありません。

残念なことに、こういう「感覚派」の人ほど早気になりやすく、重症化しやすいです。

自分の中で違和感がなければ間違った思い込みであっても、それは「正しい」。

早気の兆候に気づいても「今の射だけ、たまたまだ」と思いこんでしまいます。

真剣に練習しているつもりが、独りよがりな練習になっている。

たとえ早気にならなくても上達への道が遠のいてしまうので、時には感覚よりも客観的な意見を取り入れて実験することも大事です。

会では狙いを厳密に定めるべし

会で狙いを定めて早気を予防

それでは、どう対処すればいいのか?

まだ「持とうと思えば持てる」段階なら、会で狙いを厳密に定めることから始めてください。

以前も言いましたが、早気になる人は狙いを何となく定めている傾向があります。

まずはここから改善しましょう。

新月なのか半月なのか横の狙いを確認するのはもちろん、高さも藤の溝1本単位で調整します。

念のために言いますが「狙いを定める=あて射」ではありませんよ。

むしろ、狙いを定めず基本を見失う射のほうがあて射に近い。

狙いを定めるのも弓道の基本だということを忘れずに、しっかりと研究しましょう。

狙いを厳密に定めようとすると、会に入った直後の不安定さに気づくはず。

ブレずに狙いを定めるだけでも3秒は必要です。

詰め合い・伸び合いが分からなくても会の重要性を実感できますよ。

防寒インナーは下半身重視が正解

1月2月の弓道と防寒対策

いくら初期の段階でも、会の意識改革だけでは不十分です。

やはり寒さ対策は大事。

身体を保温する方法を探しておきましょう。

おすすめは良い防寒インナーを見つけること。

特に下半身をしっかり保温すれば、かなり楽になりますよ。

>>弓道の寒さ対策特集記事はこちら

筋トレは早気の緩和に有効

弓道とスロー腕立て伏せ

弓道は力で引くものではないと言いますが、筋力はないよりあるほうが有利です。

筋力が低下して早気を誘発することもあるので、少しでいいので筋トレを取り入れてみてください。

おすすめは通常より腕を広げたスロー腕立て伏せ。

弓道に必要な筋肉を効率よく鍛えられます。

>>弓道向け筋トレの詳細はこちら

すでに重症化している人が4月までにすべきこと

弓道で鼻割りを克服したい

今この記事を読んでいる人の中には、すでに口割に下ろすのも難しい重症の人もいるでしょう。

私も経験がありますが、引退も考えるぐらい辛いですよね。

でも、諦めるのは早いです。

射法八節から距離を置くことで、3ヶ月程度で復活することも可能ですよ。

射法八節から距離を置くとはどういうことか?

詳しくは「鼻割りを解決したい!弓道を諦める前の最終手段を紹介」をご覧ください。

良い春を迎えるために

1月から2月にかけて実力を伸ばせるかどうかで、新年度の弓道生活に大きな差が出ます。

弓道上達への基本は、自分の間違った思い込みに気づくこと。

大三の高さなどはもちろん、足踏みの広さや角度まで本当に正しいのか検証してくださいね。

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