以前このブログで「弓道を習いたい社会人へ」という記事を書いたところ、質問が届きました。
この年から弓道を始めるのは変でしょうか?」
第二の人生の趣味として、弓道を選ぶ。
なかなか良いところに目をつけましたね。
弓道は定年後の趣味としては最適だと思います。
なぜそう言えるのか?
5つの理由を解説します。
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スポンサーリンク理由①スポーツ経験なしでもOK
まず最初の理由は、スポーツ経験が必要ないことです。
激しい動きはないので、体力に自信がなくても問題なく始めることができます。
運動神経がある・なしも関係ありません。
弓道は球技や他のスポーツと動きが全く違います。
過去のスポーツ経験が参考にならないのです。
また、体格に関係なく競い合えるのも弓道の特徴です。
力がない人は、弱めの弓を使えばOK。
弱めの弓でも、強い弓を使っている人に勝てますので安心してください。
弓道では、70歳の小柄な女性が20歳の男子大学生に勝つことも普通にあります。
体重100キロオーバーの大男が、子どもに負けることもあります。
誰も驚きません。
何しろ相手は止まっている的ですから。
弓道は文字通り自分との戦いです。
年齢や性別に関係なく、対等に競い合える。
この楽しさは他ではなかなか味わえません。
理由②ほぼ100%友達ができる
定年後の人が、新しい友だちを作るのは本当に難しいですよね。
ところが弓道では簡単にできます。
なぜなら、弓道の練習をするとき、必ず誰かと話すことになるからです。
初めて弓道をする人は、初心者教室からスタートします。
このとき、弓道仲間ができるのです。
弓道の練習では、同じ初心者同士で教え合う機会がたくさんあります。
先生に教わったことができているか。
お互いに確認しながら上達していくのです。
一言も喋らず弓道をすることは、ほぼ不可能です。
イメージと違い、普段の弓道場は賑やかなことが多いですよ。
20歳下の友達ができたり、10歳上の友達ができたり…
年齢に関係なくつながりができるので、とても刺激になります。
もちろん、同世代の人もたくさんいます。
人見知りする人でも、自然と友達ができる。
私はこれを「弓道マジック」と呼んでいます(笑)
理由③自由な時間にできる
弓道の練習は、初心者教室卒業後は自由な時間を選ぶことができます。
道場によって違いますが、午前中から夜8時ぐらいまで開いてるところが多いですね。
・昼2時~3時だけ
・金曜日の夕方だけ
・土曜日の夜だけ
こんな風に、個人の生活スタイルに合わせて自由に取り組めるのが弓道の良さです。
無理なく続けられます。
時間帯によっては、一人で貸し切り状態になることもありますよ。
人が少ない時間帯にゆったり楽しむも良し。
人が多い時間に教え合いながら上達をめざすも良しです。
理由④お金がかからない
定年後の趣味では、費用面も大事です。
お金という点で言うなら、弓道は出費が少ないですよ。
弓道は、最初に初心者教室代や道具を揃える必要があります。
初期費用は5万円前後でしょうか。
その後は、基本的に弓道場の月会費と弓に張る弦の購入費だけです。
(弦は消耗品)
月会費は、千円以下のところが多いと思います。
規模が大きい道場なら、毎回300円とか。
弓の弦も、安いもので300円程度。
1本の弦で2ヶ月ぐらいは使えるので大した出費ではありません。
初期費用の詳細は「弓道の初期費用について」をご覧ください。
理由⑤経験者にすぐ追いつく
弓道が定年後の趣味に最適だと思う5つ目の理由は、上達スピードです。
弓道は、止まった的を狙います。
そのため初心者が経験者に勝つことも珍しくありません。
弓道は、初心者のうちは上達が早いです。
でも中級者から上級者になるのが、とてつもなく難しいのです。
的中率で言えば、3割~5割のレベルに達するのは半年練習すれば達成できるでしょう。
でも7割以上の的中率を維持できるのは、ほんの一握りの上級者だけです。
そのため、弓道歴10ヶ月ぐらいの人が3年目の人に勝っても驚きません。
1年も続ければ、見た目には立派な弓道家に見えるでしょう。
初心者を脱出した後、どこまで上達できるか。
あなたの眠っていた才能が開花するかもしれませんよ。
向上心は充実した人生に不可欠
いかがでしょうか。
弓道は堅苦しいイメージかもしれませんが、やってみると意外と自由です。
上達がハッキリと目に見えるのでやりがいもあります。
弓道歴1年で有段者になることも可能。
あなたのやる気次第で、ドンドン上達することでしょう。
多くの道場では、月に1度「月例射会」というものを開催しています。
道場に所属する仲間と対等に競い合える場は、良い刺激になりますよ。
向上心を忘れない人は、何歳になっても若々しいです。
70歳や80歳でも現役で弓道を続けている人も大勢いますので、年齢なんて関係ありません。
なお、弓道を始めるには初心者教室に通う必要があります。
初心者教室情報の調べ方については「弓道を習いたい社会人の方へ!」をご覧ください。