当ブログにこんな質問が届きました。
「弓道は高齢でも始められますか?」
年齢が高いと不安ですよね。
私は一般向けの初心者教室をお手伝いした経験もありますので、実体験を交えながら弓道と年齢について解説します。
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スポンサーリンク弓道は高齢でも始められる
まず結論から言います。
弓道は高齢でも何の問題もなく始められます。
私がお手伝いした初心者教室では、70歳を過ぎている参加者が何人かいました。
弓道に年齢制限はありません。
体さえ動けば80代でも90代でも始められるでしょう。
最近は、定年退職を機に弓道を始める人も増えています。
80代でも現役バリバリ!
私の通っている道場では、70代や80代でも現役で弓を引いている方がたくさんいます。
皆さん衰えしらず。
むしろ年齢を重ねるごとに熟練度を増しているのではないでしょうか。
弓道が面白いのは、80歳の人が20歳の人に勝つこともできる点です。
80歳のおばあちゃんが20歳の男子大学生に勝つことも普通にあり、誰も驚きません。
幅広い年齢層の人が一緒に楽しめるのは。弓道の大きな魅力の一つです。
体力・筋力に自信がなくて不安
体力や筋力に自信がなくて不安を感じている方もいるかもしれません。
弓を引くのは腕力が必要に見えますよね。
でも大丈夫。
弓道の弓は、個人の力量や筋力に合わせて、自分に最適な弓の強さを選ぶことができるのです。
最も弱い弓なら、低学年の小学生でも引けます。
運動経験ゼロでも引ける弓はたくさんありますので、心配しないでくださいね。
技術が上がれば、筋力はそのままでも強い弓に挑戦することも可能。
目標を決めて取り組むのも面白いです。
また、弓道の練習は基本的に自由です。
初心者教室中は周囲に合わせて一斉に練習しますが、一般会員になれば自分のペースで弓を引けます。
- 毎日30分だけ弓を引く
- 週2日だけ練習する
- 休憩しながらゆっくり練習する
自分の体力やスケジュールに合わせて、マイペースでOK。
ゆったり楽しめるのも弓道の魅力です。
正座はできなくても大丈夫?
武道といえば正座は付き物。
高齢の方で足や腰に不安がある場合、正座ができない方もいます。
でも安心してください。
解決方法はあります。
弓道は確かに正座をする機会が多いのですが、理由があって正座ができない人には配慮してくれます。
正座せず、あぐらで座る方もよく見かけます。パイプ椅子に座る場合も多いです。
さらに、携帯できる正座用の椅子を使う人もいます。
弓道も高齢化が進んでいるので、配慮は万全。
初心者教室に参加したときに、先生たちに相談してみてください。
弓道の道具の初期費用は?
弓道は道着や矢など、さまざまな道具を使います。
道具を揃えるための初期費用はいくらか気になりますよね。
まず、初心者教室に参加する時点では道具は何もいりません。
道場のほうで貸し出してくれます。
初心者教室を卒業したら自分の道具を買うわけですが、総額で5万円程度です。
詳しくは「弓道の初期費用は?」をご覧ください。
月々の料金はどれぐらい?
弓道を続ける場合、ほとんどの人が地域の弓道連盟・協会に所属することになります。
続けるには会費も必要です。
会費は地域によってバラバラですが、だいたい月千円以下のところが多いです。
それほど高額ではありません。
初心者教室に参加すれば卒業後の入会案内が必ずありますので、説明を聞いてから続けるかどうか決めることができます。
週2の練習でも2年で有段者
弓道は数ある武道の中でも、上達スピードが早いことで知られています。
毎日練習すれば、1年で有段者になる方も多いです。
週2回ぐらいのペースでも、2年ぐらいで初段になる方も珍しくありません。
センスがあれば、1年で経験者と互角になる方もいます。
初心者を卒業するまでが早いのは、弓道の魅力。
ただし本当の上級者になるには、色々な壁があるのですが…奥が深いので飽きることもありません。
弓道に年齢の壁なし
学生、主婦、サラリーマン、会社役員、高齢者…
弓道場には経歴も年齢もバラバラな人が集まるので、今まで縁のなかった世界の人と知り合う機会も多いです。
もしかすると、10歳以上歳が離れた友達ができるかもしれませんよ。
まずは近隣の初心者教室に参加して、弓道を肌で感じてみてください。
きっと弓道の魅力に気づけます。