シティーハンター新宿プライベート・アイズ小説版のネタバレ注意の感想!映画との違いを解説

シティーハンター新宿プライベート・アイズはもう見に行きましたか?

私は公開初日にすぐ見に行きました。

今回は、その公式ノベライズ(小説)版のお話。

映画を見たあとでも買うべきなのかどうか、映画との違いについて解説します。

本ページはプロモーションが含まれています

スポンサーリンク

読めば映画の迫力が脳内再生される

シティーハンター新宿プライベート・アイズ小説版の映画との違いを解説!ネタバレ注意で感想を伝えます

まず最初に、全体的な感想からお話します。

今回の公式ノベライズは、かなりスッキリと読みやすい文章で書かれています。

映画を見たあとで読むと、セリフや情景描写に合わせてスクリーンで見た映像が脳内再生される感じ。

読んでいてとても楽しかったです。

でも映画と全く同じかと聞かれると、そうではない部分もあります。

特に個人的にスッキリしたのは、今回の主犯の御国真司の謎が解ける点です。

御国真司の力への執着の謎

今回の主犯は、槇村香の小学生時代の幼馴染である御国真司。

ところが映画を見ても、2つの謎が解決しないままだったはずです。

・なぜ力に執着するのか

・なぜ新宿を戦場に選んだのか

映画では御国真司の過去描写はほんの少しだけ。力に執着する理由や、新宿を恨む理由は曖昧なままでした。

ところが小説を読むと、その理由が明らかになります。

詳しくは小説を読んでほしいのですが、少しだけネタバレ。

まず御国真司の父親ですが、新宿で町医者をしていました。

とても献身的な性格で、地域の相談役として周囲に親しまれる人物だったのです。

ところがある事件をきっかけに、新宿では医者を続けることができない状態に追い込まれました。

理不尽な仕打ち。

親しかった人たちも、誰も助けてくれない。

失意のうちに新宿を追われ、心労で倒れた父親と母親。

そんな両親の姿を見続けた御国真司にとっては、新宿は「両親や自分を苦しめた街」でしかありません。

そして、尊敬していた両親を守れないのは御国真司に「力」がなかったから。

成長するにつれて、無念の思いが力への執着心にすり替わっていった…

小説で御国真司の過去を知ったことで、ようやく納得できました。

背景を知ると、映画の印象がまた違って見えます。

海坊主と海小坊主の話

映画を見た人に強烈な印象を残したキャラクターといえば、今回初登場の海小坊主です。

小説を読むと、やっぱり海坊主の海小坊主への愛情が鮮烈に描写されています。

美樹とのラブラブっぷりを楽しみにしていたのに、どうしてこうなった!

面白い!

劇中の武器や車の設定資料が面白い

小説版には、設定資料集がついています。

例えばリョウの愛車のミニクーパー。

外側のデザインだけじゃなくて、車内の様子も細かく見ることができます。

今回うじゃうじゃ出てきたドローンたちの設定資料も満載。

もちろん鋼の死神もありますよ!

二人でシティーハンター

今回の「シティーハンター新宿プライベート・アイズ」は、映画も小説も往年のファンのために作られたことがよく分かります。

深い絆で結ばれたパートナー。

やっぱり二人揃ってこそのシティーハンターですね。

スポンサーリンク