弓道やれば身長が伸びる・伸びない?両方の主張の根拠とは

昨日「弓道で身長が低いと不利なの?」を読んだ人からコメントが届きました。

「弓道を続けると身長は伸びるのでしょうか。逆に伸びませんか?」

弓道は身長に影響するのか?

調べると「伸びる派・伸びない派」に分かれているようです。

詳細を調査しました。

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10代で弓道を始めた男女100人を調査

まずこの話題について書くにあたって、私の知り合いの弓道関係者の身長を調査してみました。

調査したのは、10代から弓道を始めた男性50人、女性50人です。

まずは男性50人の調査結果から。

身長 人数
150cm以上 2人
160cm以上 18人
170cm以上 24人
180cm以上 5人
190cm以上 1人

いかがでしょうか。

次は女性50人の調査結果です。

身長 人数
140cm以上 5人
150cm以上 21人
160cm以上 21人
170cm以上 2人
180cm以上 1人

ざっと身の回りの人たちを見渡しても、特に身長に偏りがあるようには感じません。

小さい人もいるし、大きい人もいます。

ちなみに、私は高校1年のときに弓道を始めましたが、高校1年生当時は171センチぐらい。

そこから少しずつ伸びて、現在の身長は174センチあります。

伸びると言う人の根拠とは

弓道で身長は伸びるのか

弓道をやっている人間からすると、あまり身長と弓道には関係性を感じません。

では、なぜ身長が伸びると主張する人がいるのか?

色々と調べてみると、3つの根拠がありました。

・猫背が直って身長アップ

・広背筋が鍛えられて身長アップ

・正座でO脚改善

胴造りや弓を引くときに使う筋肉などを根拠に、身長が伸びるという意見がありました。

また、正しい正座はO脚を改善するという主張も…

これだけではあまり身長に影響がなさそうにも思えます。

でも、詳しく調べてみると1~3センチぐらいは身長が伸びる可能性があることが分かりました。

姿勢で身長は大きく変わる

弓道と身長

猫背の人は、身長を1~3センチぐらい損しているそうです。

単に背筋が曲がっているから低くなる…というだけではありません。

成長期の人が猫背での場合、成長自体が止まる可能性あり!?という情報を見つけました。

常に猫背

骨格や筋肉などが歪む

負荷が集中する場所の血行が悪くなる

成長が鈍くなる

特に姿勢を維持する筋肉が衰えると、消化器官に負担がかかって成長を妨害してしまう可能性があるそうです。

そういう意味では、背筋を伸ばす弓道は身長アップに繋がると言っても良いのでしょう。

弓道と猫背

正座については、両足のかかとをくっつけた状態で30秒正座すればO脚が直るという情報もあります。

ただ、弓道で行う正座とは少し違うので微妙なところです。

伸びないと言う人の心配ごと

弓道と正座

逆に、弓道では身長が伸びないと言う人もいます。

主張はこうです。

「正座すると足が伸びないから背も伸びない。」

さて、あなたはどう思いますか?

私は否定派です。

まず第一に、弓道で正座をする時間は長くありません。

練習中は立っている時間のほうがずっと長いし、正座しないで座ることもよくあります。

成長に影響するとは思えません。

第二に「正座=短足になる」という話は、どうやらウソの可能性が高いようです。

正座で短足になるはウソだった

正座で短足になる説には2つの根拠があります。

・欧米人の足が長い

・最近の子は昔に比べて足が長い

これだけを見ると、思わず「そうだよな」と言いたくなります。

ところが、実際には違うのです。

そもそも江戸時代の人たちは、座る時はあまり正座をしていません。

胡座や立膝が基本です。

正座する機会は少なかったはずなのに、身長は小さく足は短めでした。

あぐら

現在では、身長や手足の長さは食生活による影響の方がはるかに大きいことが分かっています。

最近の子どもが昔より足が長いのは、食生活が変化したから。

特にタンパク質の摂取量が増加した影響が大きいのです。

生活スタイルの欧米化と、食生活の変化が同時に進んだ。

これが誤解されて、正座が悪者にされたというのが真実のようです。

タンパク質不足のほうが影響大

身長を伸ばしたいと考えているなら、食生活の改善が第一。

特に重要なのはタンパク質です。

日本人の食生活は、炭水化物多めでタンパク質が不足しがち。

あなたの背が伸びないのは、タンパク質不足かもしれませんよ。

ちなみに、成長期でよく運動する人に必要なタンパク質の摂取量は「体重×2g」ぐらいです。

運動しない大人なら「体重×1g」が目安です。

成長期で運動部、体重50kgの人なら1日100gのタンパク質が必要という計算になりますね。

身近な食べ物のタンパク質の量を調べてみました。

食品 タンパク質の量
たまご1個 約7g
牛肉100g 約6.5g
マグロ100g 約23g
チーズ100g 29g
牛乳100g 3.3g
ご飯1杯150g 3.8g

さて、どうでしょうか。

タンパク質100g摂ろうと思うと、結構食べないといけません。

ステーキ300g食べても、タンパク質は20gに届くかどうかという感じ。

ステーキのタンパク質

3食だけで補えるかというと、微妙な感じです。

身長を伸ばしたいなら、お菓子代わりにゆで卵スクランブルエッグを食べたほうがよさそうです。

コンビニで売ってる煮玉子も美味しいですよ。

帰り道に歩きながら食べるなら、ちくわがおすすめ。

ちくわ1本で約4g程度のタンパク質を摂取できます。

コンビニではだいたい4本とか5本セットで売ってるので、完食すれば20gは補えます。

ちくわのタンパク質

カロリーも高くないし、安いしおすすめ。

他にも最近はサラダチキンなど、高タンパクで低カロリー食材が増えています。

身長を気にしているなら、タンパク質をチェック!

手の大きさのほうが影響は大きい

手の内の人差し指を伸ばす

最後に、身長と弓道の関係について改めて触れておきます。

前回「弓道で低身長は不利なの?」でお伝えしましたが、身長の高い低いでは的中率にそれほど影響しません。

身長よりも、手の大きさのほうが影響が大きいと思います。

手が小さいと手の内が作りにくいからです。

私自身は身長174センチあるのですが、手は女性並みに小さいです。

(かけのサイズは4号でも余裕で入る。)

手が小さくてお悩みの方は「手が小さい人の手の内」をぜひご覧ください。

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