雨の日の弓道は中らない?天気と的中率の関係について

昨日、当ブログを読んでくださった方から質問が届きました。

「私は雨になると中らなくなります。

天気と弓道には何か関係がありますか?

解決方法も教えてください。」

なかなか鋭い質問ですね!

確かに雨の日の弓道は、晴れている日とは違います。

実は私も以前は同じでした。

雨になると的中率が半減していたのです。

でも、練習中にある工夫をすることで的中率を維持することができるようになりました。

今回は私の体験談から解決方法を紹介します。

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「雨の矢所」を練習で探せ

あなたは普段、記録をとっているでしょうか?

試合や射会の記録ではなく、普段の練習の記録です。

弓道の記録ノート

私は普段の練習から矢所を記録するようにしていました。

すると、あることに気づいたのです。

「雨の日の矢所は、晴れの日と違う」

当時の私は12時に集まりがちだったのですが、雨の日は8時に集まる傾向がありました。

同じようにしているつもりなのに…

不思議ですが、こういうことがあるのです。

私は「雨の矢所」と勝手に呼んでいます。

そのことに気づいてから、雨の日は狙いを少し変えました。

的の中心ではなく、ほんの少し右上に合わせたのです。

弓道

それ以降、雨の日の的中率が大きく向上しました。

今でも晴れの日と雨の日では狙いを変えています。

雨の日は矢所の傾向が変わる。

これって私だけの特殊なケースなのかと思っていましたが、そうでもないようです。

私の後輩にも同じような人がいたのです。

その後輩は、普段は9時に外すのに雨の日は逆に3時に外れていました。

胴造り

不思議ですよね。

そこで雨の日だけ狙いを変更したところ、バッチリ効果あり。

雨の日でも安定するようになりました。

正直なぜこんなことが起こるのか私自身よく分かっていません。

経験上、こういうことがあると知っているだけです。

全ての人にこの理屈が当てはまるわけではないでしょう。

でも、研究してみる価値はあると思いませんか?

あなたの「雨の矢所」が見つかるかもしれません。

雨

このように普段から矢所を記録すると、多くの気づきがあります。

闇雲に練習するより上達が早いですよ。

記録と言っても大したことはありません。

私の記録方法はとてもシンプル。

紙とペンさえあれば、いつでもできます。

弓道の記録ノート

詳しくは「弓道の記録はどうしてる?アプリよりノートが楽だよ」をご覧ください。

狙いを変えるのに抵抗がある人へ

狙いを変えればいい。

こう言うと、必ず「それはちょっと…」と否定的に考える人がいます。

「あて射」をしているように感じて、気が進まないようですね。

弓道と正座

私から言わせると逆です。

狙いを変えずに試行錯誤している姿こそ「あて射」に見えます。

あて射とは的中を気にするあまり、基礎(自分)を見失った状態のことを言います。

決して「狙うな」というわけではありません。

しっかり狙いをつけてこそ、自分の射型を作ることができるのです。

自分の射型の癖を見直すのと同じ。

自分の狙いの癖や特徴を知り、見直していくこと。

それがなければ、射型をいじったところで何も変わりません。

矢の羽根の手入れしてる?

雨の日の弓道。

直接影響を受けるのは矢ですよね。

あなたの矢羽根は、しっかり整っているでしょうか?

晴れの日なら、矢羽根が多少バラバラになっていても問題ありません。

でも、雨の日は多少の影響があるかもしれません。

弓道部

矢羽根がバラバラになってきてるなら、水蒸気をあてると良いですよ。

ちょっと湯気に当てるだけで、新品同様に戻ることもあります。

(当てすぎると羽根の付け根が浮くので注意)

また、羽根に油を薄く塗って防水するのもおすすめ。

矢羽根の保護ができます。

革靴・革製品用の保革クリーム(ミンクオイルなど)、ワセリン、オリーブオイル、椿油などが良いでしょう。

指先に馴染ませて、軽く羽根を撫でる程度でOKです。

塗りすぎには注意してくださいね。

ベタベタになるぐらい塗ると、逆に矢に悪いです。

ほんの少しで良いのです。

また、靴墨みたいに色付きのものを使うと羽根が変色します。

ご注意を。

天気と弓道は大いに関係がある

いかがでしょうか。

今回は雨がテーマでしたが、弓道と天気には密接な関係があると私は思います。

例えば寒さ。

以前「弓道の寒さ対策」「道場の寒さ対策」などでお話しましたが、寒いと的中率が下がる傾向があります。

また、逆に暑すぎても集中力が途切れがち。

「弓道で夏の暑さ対策はどうしてる?」を見て、しっかり対策してください。

天気や季節によって、自分の射は知らず知らずのうちに変化します。

記録をしっかりつけて、自分の射を見直す作業を大事にしてくださいね。

>>弓道の記録はどうしてる?アプリよりノートが楽だよ

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