「芋けんぴのけんぴってどういう意味だろう?」
とっても美味しい芋けんぴ。
よく食べるのに、知らないことが多いですね。
けんぴってどういう意味なのか調べると、諸説あるようです。
まとめてみましたのでご覧ください。
説①高知の郷土菓子説
最も有力視されているのが、高知の郷土菓子が由来であるという説。
土佐では古くから「けんぴ」と呼ばれる干菓子があったのです。
それがこちら。
確かに見た目は芋けんぴに似ていますね。
実はとても堅いんですよ。
材料は小麦粉、砂糖、水飴、卵。
形は似ているけど全く別物です。
なぜけんぴと名付けられたのかと言うと、堅い干菓子だから「堅干(けんぴ)」なんですって。
これにも諸説あるんですけどね。
病弱な人でも健康になる肥える(太る)から「健肥」と呼ぶようになったという話もあります。
確かに似たようなお菓子があったなら、芋けんぴと呼びたくなるのも分かります。
説②中国の「巻餅」起源説
2つ目の説は、中国の巻餅(ケンピン)と呼ばれるお菓子が起源であるという説です。
巻餅はクレープをイメージすると良いと思います。
↓
・焼く
↓
・焼いたものを固く細く巻く
↓
・小口切りにして完成
昔は砂糖などで味付けするだけでしたが、最近は中に色々な食材を入れて食べるのが主流のようです。
まさに中国式クレープ。
旅行に行ったことがある人は、屋台で見かけたかもしれませんね。
見た目や製法が結構違うため、最近は高知の郷土菓子説に押され気味です。
説③朝鮮の「犬皮」由来説
次は、朝鮮の犬皮(ケンピ)が由来という説です。
犬皮とは、まさに読んで字のごとく。
犬の皮を細く切って揚げた、スナック感覚のお菓子です。
現代の日本人から見ると、犬を食べるって想像もできないですね。
でもこれも文化。
食感などは似ている…らしいです。
私は確かめる勇気はありませんが。
今回の調査で色々調べてみると、犬の皮って食用以外にも色々なところで活用されているんですって。
三味線とかね。
現代の日本人にも他人事ではありません。
説④剣・鎧の帷子由来説
気を取り直して次に進みましょう。
次は剣や鎧の帷子(かたびら)が由来という説。
剣の形に似ていることから「剣秘(けんぴ)」
かたびらは、かたびら→かたび→けんぴに変化したということらしい。
剣はともかく、かたびらはちょっと苦しいかもしれませんね。
商品によっては剣秘と表記しているものもあります。
お取り寄せでおすすめは?
芋けんぴは、食べ比べると地域や商品によって大きな違いがあります。
芋けんぴ好きなら全国制覇しても良いかもしれませんね。
お取り寄せするなら、やはり高知(土佐)の芋けんぴでしょう。
発祥の地を主張しているだけあって、レベルが高いです。