玉ねぎの花言葉は「不死」。
なぜこんな言葉が選ばれたのか由来をたどってみると、古代エジプト王朝に行き着きました。
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スポンサーリンク不死の由来は古代エジプト王朝
古代エジプト王朝では、玉ねぎは「不死」や「永遠」を象徴する食べ物と考えられていました。
その理由は、玉ねぎが多くの皮の層を持つから。
剥いてもなかなか無くならない姿を見て、古代エジプトの人たちは不死や永遠を感じたのです。
その思想はミイラ製作にも反映されています。
ミイラを作る際には腐敗を防ぐために眼球を取り除くのですが、眼球の代わりに若く小さい玉ねぎを眼窩に入れていました。
このような歴史的背景から、玉ねぎの花言葉に「不死」が選ばれたのです。
玉ねぎは神秘の食材だった
古代エジプトと玉ねぎの繋がりはまだまだあります。
玉ねぎは独特の香りを放つため、魔除けや幸運をもたらすものと考えられていました。
猫の女神「バステト(バスト)」に関連する祭りでは、玉ねぎを使った首飾りを用いて感謝の気持ちを捧げます。
古代エジプトの人たちは、玉ねぎに神秘性を感じていたのですね。
ピラミッド建設でも玉ねぎが活躍
古代エジプトでの玉ねぎの神秘性に注目してきましたが、一方で身近な食材でもありました。
例えばピラミッド建設の労働者たちには、玉ねぎとにんにくが支給されていたのです。
玉ねぎは栄養豊富。
しかも常温保存できる食材なので、労働者の栄養補給には最適な食材だったのでしょう。
また、古代エジプトでは玉ねぎを薬として使っていました。
当時は心臓病や頭痛、寄生虫対策の薬として認識されており、エーベルパピルスという古文書に効能が記録されています。
今でも玉ねぎは動脈硬化予防になる食材と言われているので、あながち間違いでもないですね。
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