ササユリは白や淡いピンク色の花を咲かせます。
花言葉は「清浄」「上品」「純潔」。
見た目にも清浄で上品なササユリですが、花言葉に由来があるのか調べてみました。
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スポンサーリンク花言葉の由来はキリスト教
ササユリの花言葉の由来は、キリスト教にありました。
聖書には何度か白いユリが登場していて、新約聖書「マタイによる福音書」では「ソロモンの栄華もユリに如かず」という一節があります。
この一節は、人間の作り上げたものは神の創造物(自然)には及ばないことを表現しているものです。
また、白いユリが聖母マリアに捧げられた花であることから
純潔のシンボルとされます。
聖母マリアが描かれた絵画でも、白いユリが象徴として描かれる場合が多いです。
さらに、天使ガブリエルはユリの花をたずさえて描かれることが多いです。
これはガブリエルがマリアに受胎告知を行った天使であり、
白いユリで純潔を表現しているためなのです。
ダ・ヴィンチの絵画でも、大天使ガブリエルと聖母マリアとともに白いユリの花が置かれています。
凛とした佇まいのササユリは、歴史的にも古くから我々人間とともに寄り添って生きてきた花なんですね。
ササユリは数が減っている
かつてササユリは野山に行けば自生している姿を見かけることができました。
しかし、近年は野山でも珍しい花となりました。
環境に敏感な植生であるため、数が減っているのです。
各地でササユリの保護活動を行っている団体が増えていて、次世代にササユリを残すために奮闘しています。
ササユリは見た目の儚さと同様に非常に繊細な花です。
これからもその美しさを楽しむためにも自然を大切にしていきたいですね。
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