弓道で押手が下がる原因は?途中で休憩するから離れが狂う

当ブログに質問が届きました。

「何故か押手が下がってしまいます。」

切り下げ離れと呼ぶこともありますね。

悩んでいる人は多いのに、明確な解決法を教えてくれる人は少ないです。

今回は、そんな押手が下がる問題にスポットを当てたいと思います。

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通説は根本的な原因を教えていない

弓道で低い打ち起こし

そもそも、なぜ押手が下がってしまうのか?

よく言われるのは「上押しが強すぎ」「下に押している」「伸び合いの方向が悪い」でしょうか。

確かに間違ってはいません。

でも、根本的な理由の説明になっていないことにお気づきでしょうか。

なぜ上押しが強くなりすぎる?

なぜ下に押してしまう?

なぜ伸び合いの方向が悪くなる?

本当に押手が下がるのを解決したいなら、この疑問に答えなければいけません。

上押しが強すぎというのは、原因というより過程の1つ。

そこに気づかないと先に進まないのです。

では、根本的な原因とは何か?

あなたの普段の射をイメージしながら、聞いてください。

原因の9割は打ち起こし・大三の休憩

押手がコントロールできない根本的な原因は、打ち起こし・大三で休憩していることです。

休憩するから、押し負けて無理が出てしまうのです。

大三で休憩と言われても、ピンとこないですか?

では、こう言えば伝わるでしょうか。

「打ち起こし・大三が完成して引き分けるまでに、息を吐いて肩を下ろす」

心当たりがある人も多いはずです。

肩が上がるのを防ぎたいのでしょう。

みんな当たり前のように、引き分ける前に「フーっ」と息を吐いています。

実はこれ、かなりリスクが高い行為です。

肩を下ろす瞬間に、押し多めで始まった射法八節の流れが途切れて押し負けてしまうからです。

射法八節は全てつながっています。

休憩ポイントはありません。

押すのを止めてから、無理に押し返そうとするから力の方向が狂ってしまうのです。

上押しが強すぎ→押し負けてから押し返す反動

下に押してしまう→引き先行になりかけているから

伸び合いの方向が悪い→押し返せていないから

弓の力は強力です。

1度バランスが崩れると、どこかに無理が生じます。

以前「楽に引くにはどうしたらいい?」という回でも言いましたが、射法八節中は完全に止まることはありません。

大三で止まっているように見えても、ミリ単位でジワーッと押しているのです。

YouTubeで高段者の引き方を見てください。

大三で休憩していませんよ。

私は今まで多くの人を見てきましたが、大三の休憩をなくすだけで多くの問題が解決します。

引き分けに入る前に、すでにミスっているのです。

ちなみに、打ち起こしで肩を上げたくないならどうするか。

拳半分ぐらい打ち起こしを低くすればいいのです。

そもそも人間の体は、両腕を上げれば肩も上がります。

腕を上げつつ肩を下げるというのは、自然な動きに反しています。

押し負けさえしなければ、引き分け中に肩も下がってきます。

1割は自分の感覚を信じすぎている

弓道

ほとんどの場合、打ち起こし・大三を研究すれば問題は解決していきます。

でも何事にも例外はあります。

どうしても改善しない場合もあるでしょう。

珍しいパターンでは、自分の感覚が間違っている場合があります。

つまり、自分が感じている「真っ直ぐ(水平)」が間違っているケースです。

実際には「下に向かって押している」という人もいるのです。

以前「弓道で上達するコツは見直し力」という話をしました。

自分がやろうとしていることと、実際の動きが違うことはよくあります。

間違った思い込みに気づく作業が必要です。

では、押す方向を確認するにはどうしたら良いのか。

室内で大三の形を作って、壁を押してみましょう。

弓道で押し手が下がる原因と対策

いつもより斜め上に押しているような感じがしたら要注意。

自分の真っ直ぐがズレている可能性大です。

自分の感覚に疑問が生じたら、すぐ検証作業に入りましょう。

いつもより斜め上に向かって押してみる。

違和感は無視して、結果を慎重に見極めてください。

斜面の人は打ち起こす瞬間も注意

取懸け

最後に斜面打ち起こしの人へ。

斜面打ち起こしの人は、打ち起こしだけ意識してもダメです。

弓構えの瞬間から気を抜けません。

打ち起こしに入る前、完全に止まっていませんか?

押し始めたら、最後まで押し続けること。

外から見れば止まっているように見えても、自分にしか分からないレベルで押し広げるのです。

ミリ単位でジワーッと押す。

押し続ける流れを守って打ち起こしに入りましょう。

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