なすびの花言葉の由来!なぜ真実・よい語らいなのか調査してみた

なすびの花言葉って、ちょっと不思議だと思いませんか?

ちなみに、花言葉はこちらの5つです。

「真実」

「よい語らい」

「希望」

「優美」

「つつましい幸福」

希望やつつましい幸福はともかく、真実ってピンときません。

今回は、これらの花言葉の由来について調査した結果をお伝えしたいと思います。

見た目が由来のものだけでなく、外国由来のものまでありましたよ!

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なすびへの信頼感がすごい!

なすびの花言葉の由来

まずは最もイメージしにくい「真実」の由来からお話したいと思います。

真実という花言葉の由来を探ると、昔の人のなすびへのイメージに行き当たりました。

なすびは昔から「花は全て実をつける」と考えられていたのです。

(実際は100%ではないけど)

・花は全て実をつける

・確実に事を成す

・真実

このような流れで、真実性をイメージするようになっていったという説が有力です。

なすびの花言葉

この説を裏付ける根拠の一つが、ことわざです。

「親の意見と茄子なすびの花は千に一つも仇(無駄)はない」

このことわざの意味は「なすびの花は必ず実をつける。それと同じで親の意見も必ず子のためになるから聞きなさい」とのことです。

茄子の花言葉の由来

なすびへの信頼感がすごいですよね!

調べてみると、なすびは奈良時代から日本に入ってきていたとか。

慣れ親しんだ野菜だからこそ、身近な例えに使われているのでしょう。

なお、このことわざは古くからあるので地域によって多少表現がかわります。

昔の人は、なすびのことをとても大切にしていたのがよく分かりました。

「よい語らい」はなすびの育ち方が由来

なすびのよい語らいの由来

次の花言葉は「よい語らい」です。

この花言葉の由来には諸説あるのですが、有力な説は2つ。

・よく枝分かれして多くの花が咲く

・たくさん実がなり、食卓を豊かにして家族の語らいが増える

どちらも、なすびの育ちに由来しています。

なすびは初心者にも育てやすく、多くの花や実ができます。

たくさんの花が咲き、実がなっている光景は、確かに語らっているようにも見えます。

なすの花言葉

てんぷらにしても良し漬物にしても良し。

家族の暮らしを支えてくれていたと思うと、よい語らいというのはピッタリな花言葉なのかもしれません。

食べ物ができるって大事

なすの花言葉

次の花言葉は「希望」です。

こちらの由来は、さきほどの「よい語らい」と同じです。

たくさんの花が咲き、実ができることが由来となっています。

なすは開花から3週間程で実がなります。

1シーズンで、1本の苗から30本ぐらい実がなることも珍しくないそうですよ。

なすの花言葉の由来

食糧の確保が最重要課題だった時代には、なすびは希望と呼ぶに相応しい野菜です。

以前、ジャガイモの花言葉を調べたときにも感じましたが、野菜の花言葉は暮らしに密着していて面白いです。

紫は後期で美しさの象徴だった

なすびの花言葉

次の花言葉は「優美」です。

これまでとは打って変わって、見た目の美しさが花言葉になっていますね。

優美の花言葉は、なすびの花の2つの要素が由来となったようです。

・下を向いて可憐に咲く様子

・紫は高貴な色と考えられていた

なすびの花は、うつむき加減が絶妙です。

なんとも日本人好みの慎ましやかな感じがして、優美という言葉にピッタリです。

そして、色が紫だったのも大事なポイント。

日本では昔から、紫色は高貴な色と考えられていました。

昔は鮮やかに紫色に染める染料が貴重だったことから、富や権力の象徴的な色に見えたのでしょう。

紫色は高貴な色

例えば有名な冠位十二階では、紫は一番上の身分を表していたと言われています。

その後も平安貴族や高僧は紫の服を好んで着ていました。

決して派手な美しさではないけど、高貴な色で上品に咲くなすびの花。

確かに優美ですね。

なすびは意外とグローバルな野菜

地球儀

最後の花言葉は「つつましい幸福」です。

希望と似ているのですが、この花言葉はアフリカで強く根付いている花言葉なんですって。

いつしか日本にも入ってきて定着しているようです。

ちなみにアフリカのなすは、白や黄色、赤色の品種が多いです。

形はトマトに近いものが一般的。

アフリカの茄子

なすびって種類が豊富で、国や地域によって見た目も様々。

身近な野菜なのに、見たこともない形や色のなすびもいっぱいあるのでしょう。

海外旅行に行った際には、その国のなすびを探してみるのも面白いそうです。

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