さつまいもの花言葉の由来は?なぜ乙女の純情・幸運なのか

昨日はジャガイモの花言葉の由来を調査しましたが、今回はさつまいもです。

さつまいもの花言葉は2つ。

「乙女の純情」

「幸運」

なぜこんな花言葉がついているのか?

理由を調査しました。

乙女の純情の由来は?

まず1番気になる、乙女の純情の由来からお話します。

この花言葉の由来には、大きく2つの説があります。

・アサガオに似た花の見た目から

・薩摩藩の家庭の風習から

さつまいもの花は、アサガオによく似ています。

サツマイモの花言葉

実はこの2つ、同じヒルガオ科サツマイモ属の仲間なんですね。

似ているのも納得です。

花言葉は、似た花からイメージを連想することがよくあります。

ちなみに、アサガオの花言葉は「はかない恋」「固い絆」「愛情」です。

これらの言葉から乙女の純情が生まれたとしても不思議ではありませんね。

ロマンチックです。

歩く

2つ目の説は、薩摩藩の家庭の風習が由来だというものです。

薩摩藩は現在の鹿児島県。

今でも日本有数のさつまいもの産地ですね。

早くから一般に普及していたため、生活に根付いているのです。

さつま芋の花言葉

薩摩藩では芋焼酎が盛んに作られました。

この芋焼酎、醤油や味噌と同じように家ごとに作られていたのです。

「美味しい焼酎を作れる女がいい主婦だ」と言われるほど、不可欠なものでした。

きっとこの地域の若い女性たちは、花嫁修業として母親から作り方を教わったことでしょう。

幸せな家庭を作ることを夢見て、一生懸命に習う姿はまさに「乙女の純情」と呼ぶに相応しいと思いませんか?

幸運の由来は

さつまいものもう一つの花言葉は「幸運」です。

乙女の純情と方向性がかなり違いますね。

なぜでしょうか?

調べてみると、さつまいもの花の生態が由来になっていました。

さつまいもは寒さに弱い品種です。

そのため本州で栽培すると、滅多に花が咲きません。

さつまいもの花言葉の由来

沖縄なら開花して花畑になることも珍しくないのですが、本州では「咲くのは100年に1度」と言われるぐらいです。

滅多に見られない花。

もし見れたらラッキーですよね。

さらに一部地域では「花が咲くと国に良いことが起こり、畑の持ち主に幸運がやってくる」と伝えられています。

本州に住んでいる人は見るのは難しいです。

どうしても見たい人は沖縄やフィリピンなどに行くといいでしょう。

さつまいもは日本人の救世主

さつまいもは干ばつに強く、痩せた土地でも栽培が簡単です。

おまけに繁殖能力も高いので、古くから飢饉対策として栽培されました。

花言葉

しかも長期間の保存が可能で、葉・茎も食べられます。

非常食として、とても優秀な作物ですね。

享保の大飢饉の際、さつまいもを栽培していた地域では餓死者が出なかったんですって。

第二次世界大戦中の食糧難にはさつまいもが重宝されました。

もしこの世にさつまいもがなければ、ご先祖様や私たちは生まれてこなかったかもしれません。

さつまいもを見かけたら、感謝して食べましょうね。

アサガオは食べたら大変なことに

さつまいもは日本人の食糧として古くから愛されてきました。

ふと思ったのですが、同じ仲間のアサガオも食べられるのでしょうか?

調べてみると、アサガオは絶対に食べてはダメだと分かりました。

毒性が意外と強いのです。

アサガオ

昔、アサガオの種は強力な下剤として使われることもありました。

知らずに食べると、のたうち回るらしいですよ。

身近な植物ですが、人体への影響は大きいので要注意です。

野菜の花言葉は生活に密着

野菜の花言葉

いかがでしょうか。

さつまいもの花言葉には、当時の人々の息づかいを感じます。

生活に密着している分、思い入れ深いのでしょう。

このように、野菜の花言葉には普通の花とは違った趣があるので調べてみると面白いです。

例えばきゅうりの花言葉も面白いですよ。

詳しくは「きゅうりの花言葉はなぜ洒落なのか?」をご覧ください。

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