授乳中の人は、食べ物や飲み物に気をつかいますよね。
甘い香りでリラックスさせてくれるココア。
授乳中に飲んでも大丈夫でしょうか?
・その他の栄養成分
この2つから、ココアは1日何杯まで飲んでもいいのか調査しました。
ココアのカフェイン含有量は?
市販のミルクココアのカフェイン量を色々と調べてみました。
ココアはカフェイン量は少ないです。
平均的なミルクココア1杯の場合
・レギュラーコーヒーの約1/10~1/16
・煎茶の約1/5
カフェインだけで見ると、1日に10杯飲んでも問題はありません。
ただし、ココアの飲み過ぎはよくありません。
1日に3杯、多くても5杯以内にするべきだと思います。
何故かと言うと、ココアにはカフェイン以外にも色々な成分が入っているからです。
糖分、脂肪分、ポリフェノール…
これらのことも考えないといけません。
母乳にカフェインは入るのか
そもそも、カフェインは母乳に入ってしまうのでしょうか?
調べてみると、飲んだ量の0.5~1.5%程度のカフェインが母乳にも入るようです。
ピークは飲んでから30分後。
30分をすぎれば、カフェイン濃度はどんどん下がります。
飲んだものが全部母乳に行くわけではないんですね。
多くても1.5%程度と思うと、ホッとします。
このことから考えると、ココアを4、5杯飲んだとしてもほとんど赤ちゃんに影響はありません。
カフェインが多いコーヒーでも1日3杯までは大丈夫と言われています。
ココアのカフェインはコーヒーよりはるかに少ないので安心です。
ただし、ココアの場合は他の成分のことを考えないといけません。
糖分のとりすぎに注意
ミルクココア1杯でお茶碗に入れたご飯1杯と同じぐらいの糖質が入っています。
糖質を摂りすぎると、消化・吸収するためにビタミンB群を大量に消費します。
糖質という側面から考えると、1日3杯以内にしておいたほうが安心です。
脂肪分のとりすぎは?
本来、ココアは脂肪分が少ないものです。
ココアバターから脂肪分を取り除いたものが純ココア。
ただし、市販のココアには脂肪分や糖分が足されています。
例えば「森永ココア カカオ70」なら1杯(20グラム)あたり3.3グラムの脂質があります。
カカオが多い商品でもこれです。
普通の甘いミルクココアなら、もっと多くなるでしょう。
脂肪分を摂りすぎると、乳腺が詰まりやすくなると言われています。
乳口炎や乳腺炎の原因になりますので、脂肪分のとりすぎはよくありません。
特に私たち現代人の食事は脂肪分が多くなりがちです。
脂肪分が過剰にならないためにも、ココアは1日3杯以内にしましょう。
ポリフェノール
健康効果が高いと言われるポリフェノール。
日本人の平均摂取量は、1000mg程度です。
理想は1500mgと言われています。
ちょっと不足気味ですね。
ミルクココア1杯で200mg前後のポリフェノールが入っています。
「森永ココア カカオ70」の場合は1杯(20グラム)で550mgも入っています。
ポリフェノールは普段の食材からも摂取できています。
2~3杯も飲めば、十分に不足分を解消できます。
ポリフェノールは抗酸化作用や、血行を良くするなど体に良い成分です。
でも、過剰摂取するとホルモンバランスが崩れると言われています。
ポリフェノールの摂取量から考えても、ココアは1日3杯までが適量です。
食物繊維に要注意
意外なことに、ココアは食物繊維が豊富な飲み物です。
市販のミルクココアなら、1杯の食物繊維は約1.7g前後。
人参1本で1.4g程度なので、それよりも多いんです。
便秘気味の人にはぴったりな飲み物です。
さらにココアは腸内の善玉菌を増やす効果もあります。
すごい飲み物ですね。
ただし、注意点が一つ。
飲みすぎると下痢になりやすいです。
普通の食事にも食物繊維は入っています。
さらにココアで大量の食物繊維をとると、お腹がゆるくなりがち。
知恵袋などの口コミ情報を見てみると、ココア5杯以上飲めば高確率で下痢になるようです。
食物繊維が多すぎると必要な栄養の吸収率も下がります。
何でも飲み過ぎはよくないんですね。
他にもお腹がゴロゴロ鳴りやすくなったり、オナラが出やすくなったり…
ちょっと人前では恥ずかしいですね。
お腹のことを考えても、ココアは1日3杯程度が良いと思います。
まとめ
ココアは抗酸化作用もあり、便秘解消にも役立つ飲み物です。
カフェインは気にしなくても良いですが、飲み過ぎは厳禁。
1日3杯までにしておきましょう。
余談ですが、赤ちゃんの皮膚でお悩みの方。
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