化粧水の保存期間って気になりますよね。
私は安さ重視で、いつも大容量のものを買ってしまいます。
今使っているのも、半年前に買ったものです。
ところで、開封後の化粧水には使用期限はあるのでしょうか?
今回、いくつかのメーカーに直接問い合わせてみました。
商品によって違うのですが、全体的な傾向が見えてきたのでまとめました。
一般的な使用期限
使用期限は保存方法などで変わります。
まず、一般的な期限をまとめるとこうなります。
防腐剤なし:1ヶ月~3ヶ月
未開封の化粧水なら、3年間は品質が落ちないものがほとんど。
でも開封後となると、話は違います。
化粧水の大部分は、水でできています。
開封して外の空気に触れると、腐り始めるのです。
季節によって変わる
開封後の化粧水の使用期限は、保存している環境で大きく左右されます。
通常の食品と同じように、季節によっても変わります。
夏と冬で比べてみましょう。
夏と冬に開封して、常温保存した場合の目安はこうです。
●夏に開封した場合
防腐剤なし:1ヶ月~2ヶ月
●冬に開封した場合
防腐剤なし:2ヶ月~3ヶ月
夏に開封して常温保存した場合、冬の倍近いスピードで劣化します。
保存場所で変わる
開封後の使用期限は、季節だけでなく場所でも変化します。
例えば、冷蔵庫で保存すれば1年使える化粧水の場合。
場所を変えると、使用期限にこのような差がでます。
日の当たらない+湿気少ない場所:半年~10ヶ月
お風呂場・洗面所など湿気が多い場所:3ヶ月~半年
冷蔵庫で保存すれば1年もつ化粧水。
お風呂場や洗面所では半分以下になることがあるのです。
私の場合は、洗面所に置きっぱなしでした。
あまりいい保存環境ではありません。
事例では防腐剤入りの化粧水を想定しました。
これが防腐剤なしの化粧水なら、もっと大変です。
防腐剤なしの化粧水をお風呂場や洗面所に放置すると、1ヶ月で品質が悪化することもあります。
定期購入の化粧水は保存期間が短め
要注意は定期購入でしか買えない化粧水。
毎日使うことを前提にしているので、薬局で売ってるものより期限が短めのものが多いです。
通販をよく利用する人は、古いものは捨てましょう。
化粧水が劣化するってどういうこと?
「化粧水は古くなると劣化する。」
具体的に、化粧水の中で何が起きるかご存知ですか?
化粧水の劣化は、大きく分けて3つの原因が考えられます。
・カビ
・雑菌
一つ目の酸化。
これについては、そこまで怖がる必要はありません。
化粧水は抗酸化作用を重視した商品が多いです。
お肌を守るための機能ですが、化粧水の品質維持にも役立ちます。
怖いのは、カビと雑菌です。
美容に良い成分は、カビや雑菌の栄養源にもなります。
やはり注意したいのは、防腐剤なしの化粧水。
・化学添加物なし
・オーガニック
・天然成分100%
こういった単語で宣伝されている化粧水は、雑菌やカビにとっても天国。
もし、あなたの化粧水にカビや雑菌が繁殖していたら…
肌を守るつもりで、カビや雑菌を顔に塗りつけることになりますよね。
劣化した化粧水の見極め方
化粧水が劣化がしているのか?大丈夫なのか?
見極める方法は、とても難しいです。
見た目は大きな変化が起こらないことが多いです。
成分が分離して、色が変わった場合は100%アウト。
捨てましょう。
あとは臭いの変化でしょうか。
ただし、臭いで見極めるのも正直難しいです。
変な臭いにはならず、微妙な変化しかしない場合が多いです。
新品と比べてみて、初めて違いに気づくこともよくあります。
安全に使うには、開封後の期間で決めるのが1番です。
カビ・雑菌が繁殖した化粧水を使うとどうなる?
仮に化粧水にカビや雑菌が増殖していた場合どうなるでしょうか?
もしあなたの肌の防御機能が高いなら、何も起きません。
私たちの肌には、常に外からの雑菌がやってきています。
対応できる範囲内であれば、何も症状は起きないのです。
問題はニキビができやすい人です。
もともとニキビや肌荒れが起きやすい人は、さらに症状が悪化することがあります。
週に1個ニキビができる人なら、倍に増えることもあります。
発生したニキビも、治るのが遅くなったり、跡が残りやすくなります。
さらに注意したいのがカビです。
カビの胞子が大量に顔につくと、ひどい炎症が起きる場合もあります。
暑くなると肌荒れがひどくなる人は、顔カビが原因かもしれません。
心当たりがある人は「顔カビ・顔ダニの症状の違い」をご覧ください。