弓道をしていると悩みが尽きません。
弓道の悩みの中で多いのが、
離れの瞬間に「まばたき」をしてしまうこと。
今回は瞬きの癖を直す方法についてお話します。
ただし、紹介する内容は
先生や先輩に見られると怒られる可能性大!
こっそりやりましょう(笑)
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スポンサーリンク弓道で瞬きがやめられない理由
瞬きをしてしまうのはなぜか?
答えは「反射」です。
本能と言っても良いでしょう。
弓道をしている人は、
腕や顔を払ったことが一度はあるはず。
弓道で「痛み」を伴う経験をすると
体が無意識のうちに緊張します。
防御態勢をとってしまうのです。
早気の直し方にも共通するのですが、
まずは染み付いた体の反射行動を消す必要があります。
瞬き克服練習①目を閉じて開く
「瞬きしないようにしよう」
これは意志の強さではどうにもなりません。
熱いものを触ったら手がビクッとなるように、
脊髄反射で行われるものです。
瞬きをしないようにするためには、
まず「離れても危険はない」と体に学習させる必要があります。
オーソドックスな方法としては、
会に入って狙いをつけたら
目をつぶることです。
そして離れの瞬間に目を開く。
最初から閉じていれば、
反射で目を閉じてしまうことはありません。
ただしこの方法は、
ある程度しっかりとした射型ができていないと
狙いが大きくズレる可能性があります。
瞬き克服練習②口をパクパクする
瞬きをする癖は、
弓道歴が長くなると自然と消えることが多いです。
なぜかというと、
上達すれば痛みを感じた経験を忘れていきます。
無意識に刷り込まれた危機意識を
和らげることができるのです。
逆に言えば、離れる瞬間に瞬きをする人は
離れるまでに緊張感が高まっています。
「別に緊張してないし、ドキドキしてない」
そう思う人は、
会の状態で口をパクパクできるでしょうか?
大きく口を開けたまま
離れることはできるでしょうか?
実際にやってみると、
顔の筋肉に力が入っていたことに気づくはず。
口をパクパクしたまま離れようとすると
集中できないですか?
「集中力」も緊張状態の一種。
自然体のまま離れることができれば
試合で緊張していても
いつもの実力が発揮できるでしょう。
試合になると中らない人は
他にも色々と要因があるのですが…
詳しくは「試合で中らない人へ」を
ご覧ください。
瞬き克服練習③眉毛を上下に動かし続ける
口をパクパクする以外にも
瞬きを克服する練習方法はあります。
今度は眉毛を上下に動かし続けた状態で
残身までもっていきましょう。
口をパクパクしながら眉毛を動かしてもいいですが、
他人から見ると変な人なので
おすすめしません(笑)
会の状態で顔がこわばっていると
眉毛を上下に動かすのは難しいですよ。
逆に言えば、
眉毛を動かしたり口をパクパクできるなら
かなり自然体に近い状態をキープできています。
心の動きは顔の筋肉にすぐ伝わります。
顔の筋肉の状態を客観的に把握できれば
弓道以外の場面でも
自分の心をコントロールすることができますよ。
瞬き克服練習④おしゃべりしながら離れる
喋りながら離れる。
弓道をしている人は真面目な人が多いので、
1番怒られそうな練習方法ですね。
ただし、私はこれが1番効果が高いと思っています。
この練習方法も顔の筋肉の緊張をほぐすのが狙いですが、
友達まで怒られる可能性があるのが難点です…
一人で練習するなら、
鼻歌を歌いながら残身まで行うのも効果的。
この練習方法、
瞬き以外の悪い癖の修正にも応用できます。
例えば早気とかビクだけでなく、
反り胴が直る人もいますよ。
弓道の癖の多くが、
「無意識の緊張で筋肉がこわばっている」か
「正しいと思っている動作が間違っている」ことが原因です。
鼻歌交じりで弓を引けば
注意力が散漫になりますよね。
普段やろうとしていることが飛んだ結果、
良い方向に修正できることもあります。
何が悪いかわからないけど調子が下がり続ける…
そんなときにやってみると
新しい気づきがあるかもしれません。
本番に弱い人は顔を動かせ
今回は瞬きをしないようにする練習方法で
顔を動かすことを紹介しました。
集中したり緊張すると
顔の筋肉がこわばります。
あなたが試合で普段の力が出せないのなら、
控えているときに顔をほぐしましょう。
人の心と身体は相互に影響しあっています。
体の筋肉の緊張がほぐれれば
心の緊張もほぐれます。
緊張することは悪いことではありませんが、
必要以上の力みは
矢の乱れにつながるでしょう。
試合になると弱い人には
他にも色々な要因があります。
色々と試してみて
自分をベストの状態にもっていく方法は
常に研究していきましょう。