上京したい!
東京で働いてみたい!
でも、いざ上京しようと色々と調べると不安が増すばかりではありませんか?
今回は、面接の不安に焦点をあてたいと思います。
地方から東京に転職する場合、必ず聞かれるのがこちらの質問。
「なぜ地元ではなく、東京が良いのですか?」
この質問にどう答えるべきなのか、ポイントを解説します。
採用担当者に聞いた質問の狙い
そもそも、面接官はなぜこの質問をするのでしょうか。
私の知り合いに、東京で採用事務を担当をしている人(仮名:イシイさん)がいます。
なぜこの質問をするのかインタビューしてみました。
すると、企業側の思いというか、狙いが分かってきました。
・計画的に行動できる人かチェック
・地元でトラブルを起こしていないか確認
イシイさんの話では、この3つのポイントを確認するために質問をするんですって。
狙いがわかれば、対策もできる。
この3つのポイントを外さずに、あなたらしい理由をどう作ればいいのでしょうか。
採用担当者の印象に残った具体例
上京理由のポイントを解説する前に、採用担当者イシイさんの印象に残っている上京理由を1つご紹介します。
当時は上京するには資金も経験も足りなかったため、地元で就職しました。
地元で働くことの意義ややりがいを学ぶことができたのはいい経験だったと思います。
ただ、経験を積めば積むほど、ビジネスの中心地で働いてみたいという思いが強くなりました。
プライベートを充実させたいという憧れもあります。
それと同時に、競争の激しい環境で自分の力をどこまで伸ばせるのか試してみたいという思いも持っています。
上京の準備を整えるのに5年かかりました。
経験してきたこと、準備してきたことを発揮して御社に貢献したいと思います。」
さて、なぜこの理由が採用担当者イシイさんの印象に残ったのでしょうか?
3つのポイントについて解説します。
ポイント①本音と建前を混ぜる
コミュニケーション能力とは何か?
ここでは不快感を与えずに、スムーズに会話ができる能力としておきます。
東京で働きたい理由を話す場合は、必ず本音と建前を混ぜること。
建前だけでもダメ。
本音だけでもダメです。
面接官は何百人もの人を相手に面接をしてきたプロです。
建前だけの理由を説明しても、心に響きません。
建前だけの話は、聞いていて不快に感じるもの。
印象にも全然残りません。
先ほど紹介した事例には、本音と建前がきちんと入っていました。
「高校生の頃から、東京での生活に憧れを感じていました。」
「プライベートを充実させたいという憧れもあります。」
「競争の激しい環境で自分の力をどこまで伸ばせるのか試してみたい」
建前だけでは何の印象も残りませんが、本音を混ぜると「あなたらしさ」を出すことができます。
ポイント②上京までの過程や将来設計を盛り込む
思いつきではなく、計画的に行動していることをアピールするためにはどうすればいいか?
盛り込むべきなのは、上京を決意するまでの過程や将来設計です。
先ほどの事例では、過程や将来設計についてこんな風に触れていました。
「当時は上京するには資金も経験も足りなかった」
「上京の準備を整えるのに5年かかりました。」
「ビジネスの中心地で働いてみたい」
「競争の激しい環境で自分の力をどこまで伸ばせるのか試してみたい」
準備をして上京してきたこと、東京でどうしたいのか。
簡単にですが、触れていますよね。
最初に理由を話す際には、簡単に触れるだけで良いのです。
初めから深く掘り下げる必要はありません。
面接は、面接官との会話です。
面接官がもっと詳しく聞きたいと思えば質問がくるでしょう。
十分だと思えば、次の話題に流れます。
一方的に長々と話すのはよくありません。
簡潔に説明できればOKです。
ポイント③地元でのトラブルを疑われないために
最後のポイントは、地元でトラブルを起こしていないかという点。
先ほどの事例では、このように話しています。
「上京の準備を整えるのに5年かかりました。」
この2点を盛り込むことで、面接官は安心します。
トラブルを起こして、突発的に逃げてきたわけではないと感じられるからです。
もちろん、これだけで判断されるわけではありません。
最終的には面接全体を通じて判断されるわけですが、計画的に上京してきたと説明することは大事です。
まだ不安が消えない人へ
今回、面接時の上京理由について焦点をあてました。
あなたらしい上京理由、作れそうですか?
まだ不安を感じている人へ。
その不安は、自力で上京しようとする限り解消しないかもしれません。
そんな人のために、上京を助けてくれる支援サービスがあるのをご存知でしょうか?
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