当ブログに、こんな質問が届きました。
個人的には痩せないと言いたいところですが、根拠が不十分ですね。
そこで、根拠をお示しするために消費カロリー等を調査。
分かったことをお伝えします。
本ページはプロモーションが含まれています
スポンサーリンク弓道の1時間あたり消費カロリーは?
さっそく消費カロリーについて調べてみました。
調査結果はこちら。
かなり数字に幅がありますよね。
実はこれ、はっきり出せないのには理由があります。
今回出した数字は、スポーツ科学に精通している知人に協力を依頼したものです。
弓道の消費カロリーを改めて算出していただきました。
ところが…!
弓道は1時間、休みなく弓を引くわけではありません。
体配(矢を放つまでの礼儀作法)
順番待ち
矢取り
指導を受ける時間
弓道の練習中は、会話をしたり立ち止まる時間が結構あります。
常に弓を引き続けるわけではないので、他のスポーツよりも消費カロリーを割り出しにくいそうです。
そのあたりの曖昧さから、130~200kcalという幅のある数字が出てしまったのです。
ちなみにアーチェリーも同程度だそうです。
実は今回この記事を書くにあたり、専門機関の論文や色々なダイエットサイトをチェックしました。
でも根拠がしっかりした答えはほとんどありません。
アーチェリーについての論文はありましたが、弓道に関しては見当たらないのです。
弓道は科学的解析をするには不向きなのかもしれませんね。
なお、学生弓道に限ればもう少し消費カロリーは増えると思います。
今回出した数字は、ランニングや筋トレなどを考慮に入れていません。
巻藁練習や的前練習だけを想定した数字です。
他の運動と比べてみた
さて、弓道の消費カロリーは分かりました。
問題は痩せると言えるのかどうか。
他の運動と比べてみましょう。
ジョギング(30分):145~250kcal
サウナ(1時間):150~180kcal
弓道の消費カロリーは、残念ながら多いとは言えません。
30分のジョギングにも負けてしまうぐらいです。
個人的には、ちょっと納得できませんが。
ウォーキングと同程度か負けるぐらいって…嘘でしょ!?
まあ弓道の練習を1時間でやめることは少ないし、息切れするぐらい激しく動くわけではないのは理解しています。
集中力を使うので精神的な疲れの印象が強いのでしょう。
ちなみに最後にサウナを紹介したのは、個人的に驚いたからです。
でもよく考えたら、あんな暑いサウナに1時間も入ったら倒れそうですね。
痩せたいとしてもサウナに頼るのはやめときます。
200kcalって食べ物でどれぐらい?
ところで、消費カロリー200kcalって食べ物に換算するとどれぐらいなのでしょう。
ちょうど200kcalぐらいの食べ物を集めてみました。
おまんじゅう1個
エビフライ1本
コーラ 500ml
ご飯 茶碗1杯
食パン 1枚
きのこの山 小袋で3袋
うーん、食べ物で表現すると思ったよりも少ない。
ポテトSサイズ1つ分のカロリーがあれば、弓道の練習を1時間できるわけです。
人間の体って、省エネ設計なんですねえ。
弓道の練習を1時間やっても、ちょっとしたお菓子を食べたらチャラになります。
あれ?
でも弓道を3時間練習すれば、きのこの山を小袋で9袋も食べて良いのか…
いやいや、消費した分食べてたら永遠に痩せないですね。
雑巾がけで消費カロリーも好感度もアップ!
弓道の練習をする前に、毎回道場の掃除をしている人に朗報です。
雑巾がけって、結構なカロリーを消費しますよ。
雑巾がけ10分:30~40kcal
雑巾がけに限らず、掃除は結構なカロリーを消費します。
家でも道場でもマメに掃除すると良いでしょう。
姿勢を正すと消費カロリーアップ!?
もうひとつ朗報があります。
背筋を伸ばすだけでも消費カロリーがアップするという研究結果が出ているそうです。
猫背で座る→背筋を伸ばして座る…30分で4.3kcalの差。
猫背で座る→背筋を伸ばして立つ…30分で27kcalの差。
30分で比べると微々たる差です。
でもこれが毎日、数時間ずつ積み重なったら…1年後にはすごい差になるはずです。
弓を持っていない瞬間も、姿勢を正す。
これを実践できれば、弓道でもダイエット効果を期待できるかもしれません。
短期のダイエット向きではないけど
いかがでしょうか。
弓道は決して消費カロリーが多いとは言えません。
ただし、姿勢を正す習慣を身につけるという点では他のスポーツより有利です。
正しい姿勢が習慣になれば、一生役に立ちます。
短期間のダイエットには不向きですが、長期的な視点で見ればありですね。