昨日、当ブログにこんなメッセージが届きました。
私は飽き性なので、弓道も飽きそうで心配です。」
弓道をやったことがない人から見ると、止まった的が相手の弓道は同じことの繰り返しに見えるかもしれません。
ところが、実際は違います。
飽きるどころか、夢中になる要素がいっぱいあります。
どんな人は飽きるのか?
飽きないと主張する人が多い理由とは?
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スポンサーリンク飽きる人はこんな人
まず最初に、弓道に飽きやすい人について触れておきます。
長年、色々な人を見てきました。
弓道部に入って途中でやめてしまう人の共通点は、この2点です。
・上手くなりたいと思わない
まず最初の山場は最初の3ヶ月。
ここでフェードアウトする人をチラホラ見かけます。
弓道に限った話ではないですが、何かを始めれば初心者は地道な基礎練習からスタートしますよね。
弓道も同じです。
弓の引き方を覚えるために、地味な基礎練習を繰り返します。
本物の弓を引くまで、早くて3ヶ月。
その間にやめてしまう人が30人に1人はいるのです。
正直もったいない。
せめて、初めて的にあたった時の感動を味うまで待ってくれれば…といつも思います。
あとは目標を持てない人。
弓道は上達しようと思えば、やるべきことが一杯あります。
でもそうでないなら、単に矢を飛ばすだけの作業になってしまいます。
とはいえ、これも弓道に限った話ではありませんね。
他の競技でも向上心が持てないと飽きるでしょう。
でも安心してください。
最初はちょっと試しにやってみる程度の気持ちでも、最終的に夢中になる人が大多数です。
弓道には楽しい要素がたくさんあるんですよ。
飽きない理由①熱い戦い
ここからは飽きない理由について解説していきます。
まず最初の理由は「熱い戦い」です。
弓道は静かに淡々と弓を引くイメージかもしれませんが、実際は違います。
特に高校生や大学生は、熱いですよ。
YouTubeにアップされていた試合の動画を貼っておきますね。
思った以上に賑やかでしょ?
1射1射で状況がどんどん変わるので、試合中の熱気は野球やサッカーにだって負けません。
こういった公式戦だけではなく、校内だけで競い合う「月例射会」もあります。
試合のレギュラー争いなど、結果がはっきり出るので白熱します。
さらに、男女間に有利・不利がないのも面白いポイント。
異性がライバルということも珍しくありません。
実際に弓道をやっていると、静かに弓を引くだけというイメージとは大きく違う場合が多いのです。
飽きない理由②あたる快感
2つ目の飽きない理由は「的にあたった時の快感」です。
全神経を集中して放った矢が、的に吸い込まれる瞬間。
あの音が気分爽快なんです!
「ターン!」という音が聞こえる快感は、何回経験しても変わりません。
疲れも吹っ飛びます。
飽きない理由③人間関係
3つ目の理由は人間関係です。
弓道は孤独なイメージがあるかもしれませんが、実際は全く逆です。
仲間と教えあい、競い合いながら練習するのが普通です。
練習中の道場内は、結構うるさいですよ。
お互いに教えあいながら練習するせいか、部員同士の連帯感は強いです。
一生の友だちができることもあるでしょう。
さらに、弓道では幅広い年齢層の人と関わることが多いです。
何十歳も上のおばさま、おじさまとお茶友達になることもあります。
たまに企業の幹部クラスの人がいて、いろいろとアドバイスをくれたりして楽しいです。
弓道は練習場所が限られているので、他校や年下の人と仲良くなる機会もあるでしょう。
弓道部は地味で暗いイメージがあるかもしれませんが、交友関係は広いし「リア充」が多め。
礼儀正しさとリア充が両立する。
弓道だからこそできることなのかもしれません。
YouTubeを探すと、各大学の弓道部がPR動画をアップしています。
知りたい学校の弓道部はないかもしれませんが、雰囲気が分かって楽しいですよ。
飽きない理由④上達への壁
4つ目の理由は、上達が難しいことです。
的は止まっているのに、的中率を上げるのは思っている以上に難しいですよ。
多くの人は、的中率が3割~5割でストップします。
7割以上をキープできるのは、ごく一部だけです。
安定して8割を超えれば文句なしのエース。
9割キープなら全国でもトップクラスです。
簡単には極められない。
だからこそ楽しい。
ちなみに、弓道歴が半年の人が10年やってる人に勝つこともあります。
身長140センチの女子が、190センチオーバーの男子を圧倒することも珍しくありません。
体格や経験だけで勝負が決まらないのも、弓道の面白いところです。
飽きない理由⑤ゆったりした時間
ゆったりした時間を楽しめるのも弓道の醍醐味です。
部活中(正規練習中)はワイワイと騒がしいですが、それ以外はゆったりできます。
空を眺める
風を感じながらボーッとする
純和風な空間のせいか、すごく落ち着くのです。
スローライフを楽しめる人には、なかなか優雅な時間を過ごせますよ。
弓道と関わる貴重なチャンス
いかがでしょうか。
100%飽きないとは言いませんが、決して弓道は退屈なものではありません。
むしろドキドキ・ワクワクの連続。
退屈はしないですよ。
弓道は他のスポーツと違い、社会人になってから始めるのは大変。
せっかく弓道と触れ合うチャンスがあるなら、試さないのはもったいないです。
>>大学から弓道を始めるのはありか【経験者にすぐ追いつける理由】