弓道で初矢が中らない!1本目を外す人は狙いを自覚して

昨日、弓道関係の記事を読んだ人から質問が届きました。

「私は初矢を外す確率が高いです。

どうにかなりませんか?」

初矢とは、1射目のことですね。

自覚はなくても1本目の的中率が低い人は大勢います。

今回も精神論なし。

1本目を外してしまう謎について掘り下げたいと思います。

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修正グセを自覚して

弓道の初矢が中らない

初矢の的中率が低い人には、2つの原因が考えられます。

・前の矢の情報から修正して狙っている

・的ではなく景色に狙いを合わせている

どういうことなのか?

詳しくお話していきたいと思います。

初矢の的中率が低い人の多くは、狙いのセッティングが甘い傾向があります。

よくあるパターンが、これ。

「会に入ったら自然と狙いがつく」

「狙いは特に意識していない」

狙いについて質問すると、アバウトな答えが目立ちます。

よくて「半月です」ぐらいです。

左右はともかく、上下まで厳密に「ここに合わせています」などと説明できる人のほうが少ないのではないでしょうか。

弓道と初矢

実はこれが、初矢の的中率に大きな影響を与えているのです。

というのも、狙いを厳密に決めていない人は、どうしても直前に放った矢の情報に影響を受けます。

無意識に狙いを修正して、弓を引いてしまうのです。

「自分はそんなことしていない」

もしあなたがそう思うなら、ぜひ試してほしいことがあります。

毎日の的前練習で、最初の1本だけ記録することです。

最初の1射には色々な情報が詰まっています。

細かく記録をつけると、面白いことが分かるかもしれませんよ。

景色で狙いをつけると本番で外す

弓道

狙いの研究が不足している人は、景色の影響を強く受けてしまいます。

これも初矢の的中率低下につながっているかもしれません。

感覚的に狙いをつけている人の中には、幕や地面を参考に狙いをつけている人がいるのです。

たまにですけどね。

弓道と初矢

的の中心ではなく、的の周囲の視覚情報もひっくるめて狙いを定めてしまう。

特に目が悪い人はやりがちです。

試合と練習場所が同じなら、それでもいいでしょう。

でも、ほとんどの場合は慣れない道場で試合を行いますよね。

的の周囲の情報もふまえて狙いをつけている人は、普段と見える景色が違うと上手に合わせられません。

試合で的中率がガクッと下がる人は、これが原因かもしれませんよ。

弓道と初矢

以前「弓道で試合になると中らない人【錯覚を起こして狙いがズレる?】」という話をしました。

私達は的だけを見ているのではありません。

安土や幕の色、左右の広さ、矢道の傾斜なども目に入ります。

知らない間に、あなたも惑わされているとしたら…もったいないと思いませんか。

的を4分割して狙えるか

弓道

あなたが狙いをきっちりつけているか、簡単に自己診断する方法を紹介します。

単に的を狙うのではなく、もっと狙いを絞るのです。

的を図のように4分割しましょう。

弓道の狙いの定め方

そして、5箇所の赤丸に狙いを定めて練習してみてください。

1射ごとに違う赤丸を狙うのがベスト。

狙いがアバウトな人は、戸惑うはずです。

戸惑うということは、狙いが厳密ではない証拠。

他には金的を使うのも手ですね。

3つぐらいの金的を色々な高さに設置して、1射ごとに狙う的を変えてみるとか。

「ふざけるな」って怒る人もいるかもしれませんが、とても練習になりますよ。

弓道の練習には、こういうゲーム要素を取り入れてもいいと思うのですが…

怒られても私のせいにしないでくださいね(笑)

ゴム弓で狙いをイメージ

弓道と握力

いきなり的前練習で狙いを厳密につけるのは難しいかもしれません。

そこでおすすめなのが、ゴム弓練習。

ゴム弓+定規を使って狙いをつけるイメージを養うことができます。

ゴム弓と定規で練習

定規を弓に見立てます。

そして、いつものようにゴム弓を引きつつ、定規のメモリを使って狙いを定めます。

ドアの縁や部屋の角などに狙いを合わせると、分かりやすいかもしれません。

あくまでもイメージ練習です。

厳密に正しい狙いを覚えられるわけではありませんが、狙いを定めること自体に違和感がある人には有効な練習です。

あて射と狙いを研究するのは違う

弓道の記録ノート

いかがでしょうか。

弓道では「あて射」という言葉が独り歩きしてしまって、狙いについて軽く考える人が多いです。

狙いを研究することは、あて射に走ることではありません。

むしろ真正面から自分の射を見つめ直すきっかけになります。

今までなんとなく実践していたことを、きっちり一つずつ確認すること。

弓道の上達には、こういう地道な作業が一番効きます。

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