BRIDGESTONEの自転車、エアルトとアルベルト。
どちらもベルトドライブ搭載の最新自転車ですが、何が違うのでしょうか?
今回はS型・27インチ同士で5つのポイントに注目して比較してみました。
フローティングベルト・カーボンベルトの違い
まず一つ目の違いです。
やはり、ベルトドライブの違いが一番の注目ポイントだと思います。
アルベルト:フローティングベルトドライブ
同じベルトドライブですが、素材が違うので乗り心地がかなり違います。
「ペダルの踏み心地」と言うほうが正確かもしれません。
カーボンベルトドライブは踏み込むとダイレクトに力が伝わる感じ。
フローティングベルトドライブのほうは、ソフトな踏み心地。
カーボンベルトドライブのほうが、踏み込んだ力の伝導効率が高いです。
毎日遅刻ギリギリの人は、エアルトのほうが走りやすいかも!?
フローティングベルトドライブも悪くないんですけどね。
柔らかい踏み心地に慣れると、普通の金属チェーン自転車には戻れないという話も聞きます。
軽快にガンガンこいで乗る人はエアルト。
ゆったり乗る人はアルベルト。
そんなイメージで良いと思います。
前カゴの網目が全然違う
自転車選びで大事なポイントの一つが、前カゴ。
エアルトとアルベルトでは前カゴの網目デザインが違います。
アルベルト:下のほうは細い網目
エアルトの前カゴは、バッグを入れるのを想定して大きめの網目。
網目が大きい分、葉っぱや汚れが溜まりにくいというメリットもあります。
スーパーの袋を前カゴに入れることが多い人は、アルベルトのほうが使いやすいかもしれません。
下のほうは側面も細い網目なので、小さいものを入れても安心して運べます。
コンビニでお菓子を衝動買いしても、前カゴにポイッと入れてOK。
普段の使い方に合わせて選びましょう。
ライトの違いも見逃せない
3つ目の違いはライトです。
このようなライトを使っています。
アルベルト:シングルパワー点灯虫 残光機能あり
3灯だからシングルより3倍明るいかというと、そこまでは感じません。
シングルパワー点灯虫も十分明るいので、乗っている人から見るとあまり違いはないように感じます。
2つのライトの違いは、残光機能です。
残光機能とは、自転車が停車中でもしばらくLEDが点滅する機能です。
アルベルトのシングルパワー点灯虫は残光機能付き。
エアルトの3灯チップは残光機能なしです。
安全性から言えば、残光機能ありのほうがいいと思います。
例えば暗い交差点で信号待ちしてるときとか。
ライトが消えると、他の車から見えにくくなりますから。
どちらのライトも、オートライトでメンテナンス要らず。
ペダルも重くなりません。
フレームの形が意外と違う!
4つ目の注目ポイントは、フレームの形です。
パッと見は似ているのですが、こんな違いがあります。
アルベルト:ワイヤー内蔵のフレーム
エアルト2018は一般的な自転車と同じで、フレームの外をワイヤーが通っています。
画像で赤丸の部分に注目してください。
一方のアルベルトはワイヤーがフレームに入り込む形になっています。
ワイヤー内蔵フレームは、見た目がスッキリします。
ワイヤーが見えない方がゴチャゴチャ感がなくなりますね。
ただし、内蔵する分フレーム自体が太くなります。
エアルトとアルベルトを見比べると、アルベルトのフレームのほうが太いですよね。
これをどう感じるか。
機能的に差はほとんどないので、好みの問題です。
細身のフレームが良いと感じるか、ワイヤーがゴチャゴチャしてないほうが良いと感じるか…
見た目だけの問題なので、どちらが優秀ということはありません。
重さが違う
5つ目の違いは重さです。
両者を比較してみると…
アルベルト:19.5kg
同じ27インチS型で比べると、エアルトのほうが若干軽いです。
実際に乗り比べてみても、やはりエアルトのほうが軽い走り心地です。
重さだけでなく、ベルトドライブの感触の違いも影響が大きいですが…
アルベルトが特別重いということではありません。
乗り比べると分かるというぐらいの差です。
結局どちらがおすすめ?
ここからは完全に私の主観ですが、エアルトのほうが乗っていて気持ちいいです。
アルベルトのソフトな乗り心地も良いのですが、エアルトのほうが足の力がよく伝わる感じがします。
感覚的にですけどね。
グッと踏み込んだときに、しっかり手応えが返ってくるほうが加速してる感じがして安心できるのです。
アルベルトの乗り心地が悪いわけではないのですが…
普段、一生懸命こいで乗る人はエアルトのほうが好みだと思います。
いつもゆったり走ることが多い人なら、アルベルトのソフトな感じは気にいるでしょう。