棒矢を的前で射つとどうなる?昔のゾッとした体験談

昨日、駅前を歩いていたら高校生っぽい弓道部集団とすれ違いました。

そのとき、こんな会話が聞こえてきました。

「棒矢って的前で射つとどうなる?」

…実は私、高校生の頃(10年前)に試したことがあるのです。

そしてゾッとする体験をしました。

今回は、バカな真似をする人が増えないように私の体験談をお話したいと思います。

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中から大前に的中

当時、私の高校の弓道部では日曜日が休みでした。

その日の私は、何か忘れ物でもしたのでしょうか。

休みの日にわざわざ学校に出向き、一人で練習を始めたのです。

最初は、道場を独り占めできて嬉しかったですねえ。

だけど一人で黙々と練習すると、案外つまらないものです。

途中で集中力が切れてしまい、つい普段はできないことを試してみたくなりました。

「棒矢を的に向かって射つとどうなるだろう」

やめときゃいいのに、やってしまったんですね。

恥ずかしい話です。

棒矢を的前で射つのは初めてでしたが「真っ直ぐ飛ばすのは難しい」ということだけは知っていました。

「大前」や「落ち」は避けて、「中」に的を設置して実験したのです。

まずは緊張の1射目。

棒矢はフラフラと揺れながら、大前に的中。

棒矢を的前で射つとどうなる

中の的を狙ったのに、大前まで飛んでいってしまいました。

…やっぱり難しい。

2射目は右隣(二的)の6時方向へ。

「次こそは!」

調子に乗った私が射った3射目。

これが、予想外の動きをしてしまいます。

あわや大惨事

調子に乗ると天罰が下ります。

弓道をナメていた私も例外ではなかったようです。

3射目を行ったとき、あり得ない光景が目に飛び込んできました。

矢が飛び出してすぐに大きく曲がり始めたのです。

私から見ると、ほぼ直角に右に曲がったように見えました。

棒矢を的前で射つとどうなる

大きく右カーブを描き飛ぶ棒矢!

なんと射場と外を仕切るフェンスを超えて飛び出してしまったのです。

大慌てで棒矢を探しに行くと、矢が飛んだ先には私の荷物があったのです。

嫌な予感!

ゆっくり近づいていくと…私のウォークマンの液晶画面が見事に割れていました。

ウォークマン

高校生にとってはウォークマンは高い買い物です。

メチャクチャ落ち込みました…

そして同時に怖くなりました。

もし人がいたら…

誰もいなかったから大事にはなりませんでしたが、今思い出してもゾッとします。

ようやく自分のやっている事の意味を理解した私は、二度と弓道でふざけることはなくなりました。

棒矢が真っ直ぐ飛ばない理由

ところで、なぜ棒矢は真っ直ぐ飛ばないのか知っていますか?

理由は羽根です。

矢って、思った以上に複雑な動きをしているんですよ。

Youtubeに分かりやすい動画があったので紹介します。

弓道のスロー映像、なかなか面白い動画ですよね。

ご覧の通り、最初は矢がクネクネしています。

これは弦の反動が矢に伝わった衝撃で、矢が一時的に変形しているのです。

これはどんな達人でも同じです。

あなたの矢も、離れた直後はクネクネしているんですよ。

でも途中から矢が回転し始めると、姿勢が安定しています。

回転することで矢に1方向に向かう力の流れができて安定するのです。

羽根がなければ、矢は姿勢を制御できません。

棒矢の動きに合わせて曲がって飛びます。

風の影響もモロに受けてしまうので、まさにコントロール不能・運任せです。

サッカーボール

野球のナックルボールや、サッカーの無回転シュートなども似たような原理ですね。

回転を失うと、物は安定して飛ばないのです。

武器だと忘れていませんか?

いかがでしょうか。

好奇心で試してみたくなる気持ちは分かります。

こんな私が言うのもなんですが、絶対にやめてください。

ものが壊れるだけならマシです。

もしかすると、人を傷つけてしまうかもしれません。

弓道と危険

弓矢は武器です。

決してそのことを忘れてはいけません。

何か事故が起これば、廃部や道場閉鎖などもありえます。

そうなったら、仲間になんとお詫びしますか?

弓道では安全の確保が第一。

それを破れば二度と弓道ができなくなるかもしれない…ということは忘れずに。

>>弓道にピッタリな熱中症対策を見つけた

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