レシートの消えた文字の復活法【感熱紙の薄くなった文字を読める状態に戻す】

個人事業主の人って、日々のレシートの保管や仕訳作業をサボりがちですよねえ。

後からまとめて仕訳する人も多いと思います。

ふと気づくと、レシートの文字が消えかけてる!

これは一大事。

消えかけていたとしても、諦めるのはまだ早いです。

税務調査に耐えうる状態まで持っていく方法をご紹介します。

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原本の復活は不可能だが大丈夫

まず結論から言います。

感熱紙のレシートは、一度文字が消えたら復活させることは不可能です。

「なんだよ!」と思った人、ちょっと待って下さい。

完全に消えたのではなく「消えかけている」状態ならなんとかなります。

使うのはコピーです。

感熱紙のレシートを復活

原本のレシートと一緒に読める状態のコピーを保管しておけば、原本の文字が消えていても経費として認められます。

「消えかけのレシート(原本)から、どうにか読める状態のコピーを作る」

これが今回の目標です。

ちなみに、レシートの文字が消えることはよくあること。

レシートが何枚か溜まったらコピーして保存する癖をつけてくださいね。

プリンタのコピー機能が使える

消えかけのレシートから、どうにか読める状態のコピーを作る。

どうすればいいのでしょうか?

家にコピー機能(スキャナ機能)があるプリンタがあればできることがあります。

こちらの電気代の明細をご覧ください。

原本はこの通り、大部分の文字が消えていますよね。

消えたレシートの文字を復活

これを、家のプリンタでコピーすればここまで読める状態に持っていけました。

感熱紙のレシートが消えた場合の対処法

あとは原本とコピーを一緒に保管しておけばOKです。

モノクロモードでコピーを

文字が消えかけているレシートをコピーするには、コツがあります。

・モノクロモードを使う

・コントラスト(濃淡)を最大にする

カラーモードでコピーしようとすると、薄い字を拾ってくれないことが多いです。

まずはモノクロモードにしましょう。

その上で、1番濃くなるように設定すれば準備OK。

これでコピーすれば、かなり読める状態まで持っていけることでしょう。

スキャンして画像処理

読める状態のコピーを作れなかった場合は、次の作業に移ります。

先ほどは単なるコピー機能を使いましたが、今度はスキャナー機能を使います。

スキャンして画像をパソコンに取り込んだ上で、色の濃淡などをいじると読める状態になることがあります。

E200HA-8350G

画像処理ソフトを持っていない人は、フリーソフトのPictBearやGimpを使ってみてください。

彩度調整などをいじることで、色を濃くすることが可能です。

FAXで色を最大限に濃くしてみる

レシートをコピーする場合、FAXのコピー機能も意外と使えます。

faxでレシートを復活

FAXは白と黒しかないし、手書きを読み込むことを前提にしているのが理由でしょうか。

機種にもよりますが、かなり薄い文字でも読み込んでコピーできることが多いですよ。

FAXでコピーする場合も、色は1番濃くなるように設定してくださいね。

コンビニのコピー機で復活する場合もあり

コンビニのコピー機を使う方法もあります。

これも機種によって相性があるので、絶対ではありませんが…

白黒モードで色を最大限濃くしてみると、綺麗にコピーできたことがありました。

最後の手段として試してみてください。

レシート以外で経費に計上できる資料とは

あらゆる手をつくしたが、どうしても読める状態のコピーができない…

ガッカリしてしまうところですが、諦めないで!

経費に計上することは可能です。

他に裏付けとなる資料を探しましょう。

例えば、取引先とのメールをチェック。

支払内容が分かるものがあれば資料にできます。

金額の記載がない納品書なども、支払いの裏付け資料になります。

最後は出金伝票ですね。

出金伝票を作って、文字が消えてしまったレシートと一緒に保管しておきましょう。

支払先や日付など、きっちり書いてあれば出金伝票もレシートに匹敵する資料として扱ってもらえます。

レシートを減らす工夫が大事

いかがでしょうか。

一般的なレシートは、文字が消えて当たり前と思っておいたほうが無難です。

まめにコピーする癖をつけてくださいね。

特にレシートを受け取ってから、しばらく財布に入れっぱなしにする人は要注意。

紫外線・湿気・高い気温は天敵です。

真夏に財布に挟んで、ズボンのポケットにつっこんだら…

ヘタしたら1ヶ月も持たないでしょう。

コピーも大事ですが、レシートをもらう場面を減らす工夫も大事です。

カード決済に変えられるものは変えてください。

例えば、ガソリン代や高速道路代。

これらは車の中にレシートを放置して消えてしまうことがよくあります。

最近では個人事業主でも作れるETCカードやガソリンカードもあるので、経理の事務を効率化するために作っておくのがおすすめです。

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