ネムノキは梅雨頃に美しい花を咲かせ、見るものを楽しませてくれます。
そんなネムノキの花言葉は「歓喜」「夢想」「安らぎ」です。
なぜ、このような花言葉がつけられているのでしょうか?
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スポンサーリンク夢想・安らぎはネムノキの姿が由来
ネムノキの葉は、夜になると閉じて垂れ下がり眠っているように見えます。
花言葉の夢想や安らぎは、この姿が由来となっています。
Youtubeを探してみると、この様子を撮影した動画がありました。
貼っておきますね。
歓喜の由来は中国の伝説
花言葉の歓喜については、中国の伝説が由来だと言われています。
その昔、常日頃から不機嫌がちな夫に妻や子どもは悩まされてきたそうです。
あるときネムの花を入れたお酒を振る舞うと、これまでの不機嫌がウソのように機嫌が良くなり家族みんなが喜んで仲良く暮らすことができたといいます。
古くから日本人に親しまれてきた
ネムノキは夜に葉と葉が閉じている様子が夫婦が仲良く寝ている姿に例えられ、夫婦円満や家族の仲睦まじい様子の象徴として世界各地の詩や民謡で登場しています。
古くから日本人に親しまれ、万葉集にも、ネムノキが登場します。
「昼は咲き 夜は恋ひ寝(ぬ)る 合歓(ねぶ)の花
君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ」
巻8の1461 紀 郎女
この歌では、ネムノキが恋心を象徴する言葉として情緒豊かに表現されています。
現在でも、ネムノキは俳句で夏の季語として使われ、日本人の生活に寄り添い続けています。
日本人の生活に寄り添うという点ではどくだみの花言葉も趣があってロマンがあります。ぜひご覧ください。
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