以前「会話が苦手な友人が接客なしの薬剤師」に転職したことをお話しました。
すると、当ブログを読んだ方からこんなコメントをいただきました。
実は友人も、就職1年目で転職しています。
どうやって転職したのか。
工夫した点をインタビューしてきました。
友人は転職理由を工夫した
友人は当初、ドラッグストアに勤務していました。
友人は内気で会話が苦手。
上手く接客ができないので、1年目に転職を決意したのです。
転職するにあたって、友人が悩んだのが「転職理由をどう説明するか」です。
「接客したくないから」なんて言ってたら、印象が悪すぎですよね。
私が面接官だったとしたら、職場の空気が悪くなりそうだから絶対採用したくないです…
就職1年目で転職する人は、必ず面接で転職理由を聞かれます。
(志望動機とは別で)
ここからが友人のすごいところ。
「転職理由を上手く説明できれば、絶対に採用される」
弱点を、武器に変える工夫をしたのです。
まあ、転職サイトの担当者のサポートがあったからできたらしいんですけどね(笑)
後ろ向きから前向きに変換するべし
まず友人が取り組んだのは、後ろ向きな理由を前向きに変換すること。
ウソをついてもボロが出ます。
真実の中で、前向きな理由へと変えようとしたのです。
そもそも友人の理想は、黙々と研究をするような仕事。
そこで、転職理由をこうやって変換しました。
↓
・社会人経験のために、あえて苦手な接客業を選んだが、研究職への思いを抑えきれず転職を決意した
いかがでしょうか。
どちらも「接客業は嫌だ」と言ってるのは同じです。
でも、かなり前向きな発言になったと思いませんか?
ポイントは、自分の弱点を認めることです。
人と会話するのは苦手だけど、克服する努力は惜しまない。
そんな姿勢を面接の中でアピールすることで、乗り切ったのです。
スキルのアピールは絶対にNG
もし、あなたが薬剤師1年目で転職しようと考えているなら「絶対にしてはいけない」ことがあります。
それは業務経験のアピールです。
例えば「半年間、○○業務を担当したので知識はあります」とか。
はっきり言って、社会人経験をアピールするなら3年でも足りないぐらいです。
1年目のあなたがアピールできるのは「やる気」「意欲」だけです。
友人の場合も意欲をアピールしました。
もし友人が「接客業を経験したのでコミュニケーション能力には自信があります」なんて言っていたら採用されなかったでしょう。
「今の職場はこういう理由で選んだ。働いているうちに、違う思いに気づいた」
このような流れに持っていけば、前向きな転職理由を説明できるようになると思います。
意欲を面接官に伝えるために
「この会社で働きたい」
あなたが本当にそう思っていても、面接官に伝わらない可能性がありますよね。
意欲は目に見えないものです。
どうやってアピールすれば良いのでしょうか。
ポイントは2つ。
・調べる過程も含めて説明する
採用担当者が見ているのは「あなたが長く働いてくれるのか」という点です。
本気で働きたいなら、会社について調べますよね。
「手間暇をかけて、こんなに調べたんです」という事実をアピールすることが、あなたの意欲アピールにつながります。
情報収集で企業ホームページを見るのは初歩です。
ネットで収集した情報でも、アピールすることはできますよ。
単に「御社はこんな商品を販売していますよね」はNG。
誰でも1分で調べられる情報を言っても、アピールにはなりません。
そうではなくて「御社の発行している冊子で、商品開発の担当者エピソードを読みました。品質管理へのプロ意識に共感しました。」など、調査過程+内容で説明しましょう。
大事なのは手間暇かけて情報を集めているかどうか。
時にはお店に出向いたり、その会社が発行している冊子を読むのもありです。
深いところまでしっかり調べたというエピソードそのものが、あなたの意欲として伝わります。
転職サイトのサポートは予想以上
いかがでしょうか。
今、あなたは現在の職場が嫌で仕方ないのかもしれません。
その「嫌だ」という気持ち、上手に利用すればものすごいエネルギーに変わります。
1年目で転職するには壁がたくさんあります。
自分ひとりだけでは、躊躇してしまう気持ちもよく分かります。
私の友人も、最初から上手く行ったわけではありません。
転職サイトの個別サポートがあったから転職できたと言っていました。
友人の体験談については「薬剤師で接客なしの求人は?【会話が苦手な友人の体験談】」をご覧ください。