衣替えで久しぶりに着る服で、かゆくなったことはありませんか?
ひどいときには虫刺されや湿疹ができたり…
本当に不快ですよね。
今回は、衣替えで1年ぶりに着る服を快適に着るための3つの方法を紹介します。
久しぶりの服でかゆくなる3つの原因
対策の前に、まずは原因を再確認しましょう。
敵を知れば対策が見えてきます。
久しぶりに着る服がかゆくなる主な原因は3つです。
・カビ
・服を食べる虫
想像するだけでも気持ち悪いですよねえ。
直接あなたを刺したりしなくても、触れ続けるだけでアレルギー反応が起こる場合もあります。
ところで、服を食べる虫って見たことありますか?
実は1種類だけではないのです。
1mmぐらいの小さいものから、結構大きいものまで種類は様々。
youtubeにこんな動画がアップされていたので、貼っておきますね。
厄介なことに、ダニ・カビ・虫対策は洗濯だけでは完全ではありません。
死骸なら洗濯でとれますが、生きていれば繊維にしがみついて残ってしまいます。
カビは洗濯しても落ちないし…
かゆくならないためには、洗濯以外の対策が必須です。
対策①アイロンと掃除機
それでは、さっそく対策を紹介していきます。
ダニ・カビ・虫に共通する弱点は熱です。
熱を加えてやりましょう。
短時間でできる対策といえば、アイロンです。
アイロンの熱は低温設定でも80℃~120℃あるので効果絶大。
これを使わない手はありません。
温度やスチームを使うかどうかは、服の素材によります。
熱に弱い素材の場合は、あて布が必要なことも。
服のタグの指示に従ってアイロンを使ってくださいね。
アイロンがけは裏→表という順番がおすすめです。
ダニ・虫・カビは湿気がこもりやすい服の内側にいることが多いので、服を裏返して行いましょう。
それ以外は普通のアイロンがけと同じです。
気をつけるとしたら、いつもよりゆっくり目にかけるぐらいでしょうか。
服を傷めない程度に、じっくりやりましょう。
これで退治は完了ですが、まだ安心するのは早いです。
潜んでいたダニや虫の死骸を取り除かないと、アレルギー反応が起きてしまう可能性があります。
アイロンがけが終わったら、掃除機で吸って作業完了。
コロコロでもOKです。
これだけやれば、かゆくなる確率はかなり下がります。
対策②天日干しとコロコロ
2つ目の対策は天日干しです。
一度にまとめてたくさんの服を処理したい人向けでしょうか。
ただし、注意点があります。
天日干しは万能ではありません。
ダニや虫は、日が当たらない服の内側や裏側に逃げてしまいます。
完全に退治するのは難しいと思います。
天日干しで対策するなら、黒いゴミ袋に入れて直射日光に当てるほうがいいでしょう。
車の中に放置でもいいかもしれません。
いずれにしても、天日干しは手間がかかります。
天日干し後は、コロコロか掃除機で服を綺麗にしてくださいね。
対策③煮沸消毒後に洗濯
最後の対策は、煮沸消毒+洗濯です。
熱湯に服を入れて10分ぐらい浸け置きすればOK。
ダニも虫もカビも確実に退治できて短時間で済む方法です。
ただし、服の素材によっては縮んだり色落ちしてしまうのが欠点。
そこだけ注意してください。
煮沸消毒と言っても、沸騰したお湯でなくても効果があります。
70℃ぐらいを保つことができれば、服の素材への影響は最小限で済むでしょう。
痒くならない予防法は?
いかがでしょうか。
今回は対策について紹介しました。
でも、そもそもダニ・カビ・虫を繁殖させなければこんな対策しなくていいですよね。
予防したいと思いませんか?
防虫剤だけではダメです。
ダニや虫を防げても、カビが繁殖したらかゆくなります。
衣服の保存で1番重要なのは湿気対策。
湿気さえ防げば、ダニ・虫・カビの繁殖をかなり予防できるはずです。
クローゼット・押入れの湿気対策なら、小さい除湿機が便利ですよ。
3~4千円程度で買えるし、狭い空間の除湿力は思った以上です。
小さい除湿機なら消費電力はごくわずか。
シリカゲルの使い捨て除湿剤を買うより、経済的だと思います。