弓道で太っている人は中らない?【原因は重心にあり】

このブログでは弓道についてあれこれ解説していますが、

今日はこんなご質問をいただきました。

弓道と体型は関係ありますか?10kgほど太ってからあたらなくなりました。

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弓道は太っている人は不利なのか

弓道の的中表

弓道って老若男女ができる競技です。

私は最初「太っていても関係ないよ」と思ったんですが…

よく考えてみたら、弓道の上級者で太っている人をあまり見たことがありません。

弓道は学生が多いということもあります。

ただ、社会人で五段、錬士以上の人たちを思い浮かべても痩せている人が多いです。

ちょっと関係がありそうな気がしたので調べてみました。

ヒントはスポーツ医学にあり

弓道の教本などを読み返しても、こんな話題は触れていません。

念のためアーチェリーについても調べてみましたが、見つかりませんでした。

そこで、人体について詳しいスポーツ医学関係の本を調べてみると、

これだ!と思う記述を見つけたんです。

「太っている人はかかと体重の姿勢になりやすい」

人は俊敏に動くとき、つま先体重になります。

このとき、ふくらはぎ上部、太ももの後ろ、お尻の筋肉を使って体重を支えます。

ところがあまり運動をしない人は、かかと体重になっていることが多いです。

かかと体重で猫背気味にすると、下半身の筋肉をあまり使わないので楽に感じます。

弓道の弓と足

かかと体重にすると骨盤が開いて内臓が下がり気味になり、

お腹がぽっこりしてきます。

筋肉を使わず代謝が減るので、太りやすくなるんです。

よく電車などで、浅く腰掛けて足を大きく開いている男性を見かけませんか?

浅く腰掛けて足を開く座り方

あの座り方も、かかと体重で下半身の筋肉を弱らせる原因。

試しに足をぴったり閉じて座ってみてください。

結構疲れるんですよ。

普段、かかと体重で立っている人が、

弓道で胴造りのときだけ重心を前に移そうとしたら…

不安定な胴造りになりやすいと思いませんか?

実際に太っている人を観察してみた

弓道の弓を中古で買う

実際に太っている人は胴造りが不安定なのか?

何人か太っている人の射を観察したんですが、

打ち起こしの際に重心がブレている人が多かったです。

そして、姿勢が反り気味の人が多いように感じました。

やはり、重心がかかとに戻ってしまうのでしょう。

ただ、重心については注意すれば直ります。

意識して引いてもらったら、的中率が上がりました。

太り気味の人は、重心がブレやすいということを肝に銘じて

練習に取り組めば解決できそうです。

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