きゅうりの花言葉はなぜ洒落なのか?由来を調べてみた

きゅうりの花言葉

きゅうりと言えば野菜のイメージが強いですが、かわいい花を咲かせます。

そんなきゅうりの花言葉は「洒落」です。

きゅうりの花言葉

なぜ洒落なのか?

全然、イメージが湧かないですよね。

気になったので由来を調べてみました。

由来はきゅうりの生態そのものだった

洒落という言葉の意味を、再確認しておきましょう。

・ふるまいなどがさっぱりしていて、深く執着しないさま。

・気がきいている

・気の利いた言葉で笑わせる

では、なぜきゅうりの花言葉が洒落なのか?

調査してみると、きゅうりの生態そのものが由来になっていることが分かりました。

きゅうりには雄花と雌花があります。

実がならない雄花は、早ければ1晩で落ちてしまいます。

きゅうりの花言葉

一方、雌花は花が咲いてから食べられるまでの日数がたいへん短いです。

散ってから1週間程度で実が大きくなります。

きゅうりの花言葉

さっと散って、実を残す。

さっぱりしていて、執着しない。

しかも、美味しい実を残していく気配り上手。

洒落という花言葉がピッタリだと思いませんか?

きゅうりの花はバニラの香り!?

きゅうりの花言葉

きゅうりの花の香りって嗅いだことありますか?

実は、きゅうりの雄花はバニラのような甘い香りがするんですよ。

雌花はそんなに香らないから不思議です。

甘い香りも楽しませてくれて、美味しい野菜を実らせてくれる。

確かに「気が利いている」という花言葉がぴったりです。

ただし、この香りは虫を引き寄せます。

虫が苦手な人は、雄花を見つけたらすぐ切ってしまうのがおすすめです。

きゅうりは神話に何度も出てくる

きゅうりの花言葉

きゅうりについての最も古い伝承を探ると、紀元前4000年頃のメソポタミアまで行き着きます。

この頃から盛んに栽培されていたんですって。

古くから人々の身近にあったきゅうり。

そのためなのか、神話にもたびたび登場しています。

例えば…

・スサノオはキュウリの上に降臨した

・スサノオが危機に陥ったとき、きゅうり畑で救われた

・雷に驚いたスサノオがキュウリ棚に逃げ込んだ結果、棚の柱が片目に刺さって失明し、キュウリ嫌いになった

・インドの神話では、人の一生の比喩としてきゅうりが登場

他にも色々なエピソードがあります。

神話だけでなく、俳句や民話などを含めると数え切れないぐらいです。

それほど、昔から人々のそばにあった「気の利くやつ」です。

まとめ

きゅうりの花言葉

いかがでしょうか。

きゅうりはパッと咲いてすぐ実がなる様子から洒落という花言葉になっていました。

古くから馴染むの深い植物だったので、昔の人も生態を知り尽くしていたのでしょう。

身近な植物。

調べてみると面白いものが多いですね。

>>どくだみの花言葉を調べたらドラマティックすぎて感動した

インパチェンスの花言葉の由来は?強い個性ってなんだ

インパチェンスの花言葉

インパチェンスと言うと、色鮮やかで美しい花のイメージがありますよね。

インパチェンスの花言葉を調べると「鮮やかな人」「強い個性」なんですって。

鮮やかな人というのは、花の美しさからイメージされた言葉。

これは納得できます。

では「強い個性」ってなんでしょうか?

確かに美しい花ですが、個性ならヒマワリのほうが上な気がします。

チューリップだって、他の花に比べると個性が強いですよね。

なぜ強い個性が花言葉になったのか。

どんな意味が込められているのでしょう?

調べると、インパチェンス本来の魅力が由来であることが分かりました。

野生のインパチェンスが由来だった

インパチェンス

インパチェンスの強い個性の由来とは?

詳しく調べてみると、インパチェンスの野生の姿が由来になっているようです。

YouTubeで見つけたこちらの動画をご覧ください。

野生のインパチェンスを撮影したものです。

インパチェンスは日当たりの良い涼しい場所で育てると美しい花を咲かせます。

日陰にも強いです。

日本の夏は暑すぎるので、庭に植えるなら日陰のほうが育ちやすいイメージのある花ですね。

本来はこの動画のように、高原に咲く花です。

厳しい風雨にも負けず、花を咲かせることができるのです。

寒さや悪天候にも負けず、花畑を作ることができるインパチェンス。

繁殖力も高く、条件さえ整えばどんどん増えていきます。

日当たりが悪い、大きな木が生い茂った場所で繁殖することもありますよ。

悪条件でも花を咲かせる姿は、インパチェンスらしいですね。

インパチェンス

このたくましさ。

そして美しさ。

この2つが揃うインパチェンスを見ると「強い個性」という花言葉に違和感はなくなります。

少しぐらいの逆境でもめげない。

そして美しい。

インパチェンスに魅力を感じる人が多いのも納得です。

他にも「個性的」が花言葉の花はある?

花言葉に個性的という意味がある花。

インパチェンス以外にもありました。

例えばバンダという花。

バンダ

ランの仲間で、とても個性的な花を咲かせます。

大きくて美しい花を咲かせるのですが、寒さに弱いので日本ではあまり普及していません。

17℃を下回ると、弱ってしまいます。

もう一つ、個性的という花言葉を持つ花があります。

アメリカデイゴです。

アメリカデイゴ

鮮やかな赤い花が個性的ですね。

木に咲く花で、こちらも寒さに弱いのが特徴です。

個人で栽培するには冬の対策が大変。

美しい花なのですが、育てるのには手間がかかります。

気がつけば増殖することもある

インパチェンスは本来、高地で繁殖する花です。

インパチェンス

そのため、日本の夏は暑すぎるようですね。

放置しておけば勝手に増殖するインパチェンスですが、日本の南向きの庭では増殖しにくいと思います。

少し日当たりが悪い北側の庭やフェンス際などは、気がつけばインパチェンスだらけになることも…

繁殖力の高さは、どくだみといい勝負です。

どくだみとインパチェンスはどっちが強い?

白い追憶の由来

日陰に強い花といえば、どくだみですよね。

私の庭の北側で、どくだみとインパチェンスを両方植えてみました。

結果は、どくだみの圧勝です。

どくだみと懐かしさ

地下茎が伸びてしまうと、さすがのインパチェンスも分が悪いみたいです。

ほったらかしだったので、夏場の暑さで弱ってしまったのも一因かもしれません。

どくだみ対策にインパチェンスを植えるなら、マメにお世話する必要があると思います。

私はどくだみも好きなんですけどね。

どくだみの花言葉も、とってもロマンチックなんですよ。

>>どくだみの花言葉の白い追憶とは

プリントとレジュメの違いは?大学で使われる理由はこれだった

プリントとレジュメの違い

大学に進学すると、急に耳にする単語があります。

「レジュメ」

大学の講義やゼミなどで配られる資料を、こう呼ぶことが多いですよね。

でも、高校までは「プリント」って言っていました。

なぜ大学ではレジュメと呼ぶのでしょうか?

疑問に思ったあなたは、きっと優秀で鋭い感性の持ち主なのでしょう。

その疑問に答えるために、色々と調査しました。

調査結果をお話します。

プリントとレジュメの違い

まず、簡単に言葉の定義から見ていきましょう。

・プリント:印刷物全般

・レジュメ:論文やプレゼン内容の要約資料or履歴書

レジュメはフランス語の要旨・要約資料を指します。

英語圏では、履歴書という意味で使われることが多いです。

プリントとレジュメの違い

本来の言葉の意味から考えると、レジュメはかなり使い所が限定されるはずですね。

でも、大学に行くと紙の資料全般がレジュメと呼ばれています。

これには、こんな理由があったのです。

大学教授が原因だった

大学

大学生たちがレジュメという言葉を使うきっかけは教授です。

講義中、こんなセリフを聞いたことはありませんか?

「入り口前にレジュメを3種類置いています。各自取ってください」

「みんなレジュメはありますか?足りない人!」

「レジュメのグラフを見てください…」

教授がこんな風に使っているんですよね。

教授が使うから、学生たちも自然と使うようになるわけです。

ではなぜ教授はレジュメという言葉を好んで使うのでしょうか?

答えは簡単。

教授たちが「研究者」だからです。

講義を行う教授たちは、それぞれ専門分野を持っています。

研究成果を論文にまとめたり、学会などでプレゼンする機会がたくさんあります。

プレゼン

自分の研究成果を発表する際、毎回全員に論文を印刷して配るわけにはいかないですよね。

荷物になるし、時間も限られています。

そこで必ず作るのがレジュメです。

本来の意味での「研究成果を要約した資料」を作成し、配布するわけです。

教授たちにとっては、学生向けの講義もプレゼンの一種。

自分の専門分野について、要点をまとめて伝えてる場という意味では同じなのです。

小学校、中学校、高校の先生とは授業に対する意識が全く違います。

先生

高校までの先生が作るものは、授業に理解度を高めるための「プリント」。

大学教授が講義で配るのは、研究成果の要旨を切り取った「レジュメ」。

このような意識や立場の違いから、大学教授たちは自然とレジュメという言葉を多用します。

社会人がレジュメと言わない2つの理由

デスクワーク

大学生活中は毎日のように聞いていたレジュメという言葉。

社会人になると、ほとんど使わないというのはご存知でしょうか?

これには、2つの理由があります。

・中卒、高卒には聞き慣れない言葉

・履歴書との混同を避けるため

社会人の学歴は様々です。

中卒の人もいれば、大卒の人もいます。

役員クラスの人でも中卒や高卒の人は大勢います。

聞き慣れていない人にとっては、レジュメという言葉は違和感が残ります。

仕事中

さらに、英語圏ではレジュメという言葉は「履歴書」「職務経歴書」を意味します。

企業の公文書が英語の場合もあるし、英語圏の企業と取引しているところもたくさんありますよね。

どちらの意味で言っているのか、分かりにくいことがあるんです。

分からない人

意味を混同しやすい言葉を、あえて使う必要はありません。

社会人は何と呼ぶの?

では、社会人は何と呼ぶのでしょうか?

多くの場合は、単に資料と呼びます。

会議資料、プレゼン資料などと呼ぶのが一般的です。

ビジネスの現場で何か紙を配る時には、紙の左上や右上に資料番号を記入します。

「資料1」「参考資料1」などですね。

資料

ビジネスの現場では、多くの事柄を話し合います。

単に「レジュメを見てください」と言っても「どれだよ?」と思われてしまうのです。

「資料1をご覧ください」と言えば、明確です。

会議

このように、単に「レジュメ」と呼ぶ機会はほとんどありません。

大卒の人しかいない企業だったとしても、自然とレジュメという言葉を使わなくなっていきます。

レジュメというと相手が不快になる!?

レジュメという言葉。

何気なく使っていると思いますが、不快な思いをしている人がいることはご存知でしょうか?

私が町内会100人にアンケートした結果、10人に1人は「不快だ」と言っていました。

ちょっと偏った調査ですが(笑)

「なんで資料って言わないの?」

「なんか、鼻につく」

こんな印象を持つ人もいるのです。

レジュメに限った話ではありませんが、カタカナ語を使いすぎると相手を不快にさせることがあります。

カタカナ

人間は、会話中人聞き慣れていない言葉の割合が増えると不快に感じるもの。

あなたは大丈夫でしょうか?

最近では「コンプライアンス」「アジェンダ」「コンセンサス」など、カタカナ語を使う人が増えました。

使うのは自由ですが、相手に伝わっているでしょうか?

自分が話す言葉が本当に相手に伝わっているか。

これを見抜くのも、就活でよく求められる「コミュニケーション能力」の一つです。

カタカナ語を使うのが悪いのではありません。

相手がどう感じているのか察することができないのが問題ということですね。

大学生活は順調ですか?

いかがでしょうか。

大学生活以外ではレジュメという言葉はあまり使われません。

そのことだけ、頭の片隅に置いていただければ幸いです。

ところで、あなたはファッションセンスに自信がありますか?

この前、女子大生と話をしていた中で「男子のファッションはダサい人が多すぎ」という話題が出ました。

ギクッとした人。

詳細は「男子大学生の服は何着必要か」をご覧ください。