弓道をやめたいと思ったら【辛い状態脱出体験談】

弓道を続けていると、憂鬱になることがあります。

「練習すればするほど中らない。」

「自分は誰よりも練習しているのに…」

「適当にやっているアイツに負けるなんておかしい!」

「早気のせいでまともに射つことも難しい…」

こんな悔しい思いをすることがありますよね。

私もそうでした。

今このブログを見ている人は、そんな辛さを味わっている人だと思います。

でも、本当はやめたいんじゃなくて、早気を治したり、中たるようなって楽しく弓道をしたいんです。

今回は、そんな人の参考になるか分かりませんが、私の体験談をお話したいと思います。

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練習しすぎで故障

私が弓道を始めたのが高校生のとき。

弓道部に入って的前に立つようになると、あっという間にハマりました。

弓道

毎日誰よりも練習して、部活の後も、部活がない日も地元の弓道場で練習しました。

弦は3週間で切れてしまうし、掛けは1年でボロボロになって買い換えるくらいの練習量です。

1年生の冬には、的中率6割程度、会は2秒~3秒くらい。

早気の足音が近づいていました。

でもこの頃は危機感がなかったので夢中で練習していました。

弓道の矢

ところが年末の練習で、私は右肩を故障してしまいます。

冬休みが終われば治っているだろうと思っていたのですが、新年の射会でも肩は治らず。

友達の練習を見学する日々が2月末まで続きました。

復帰して的中率8割達成したが…

3月に復帰した私は「後輩が入部してくるまでに以前のレベルに戻そう」と練習しました。

弓道

でも、4月の時点では4割程度の的中率が精一杯。

それでもめげずに練習して、2年生の8月には的中率8割を達成。

練習では10連中以上を連発していたし、この頃の私は一番浮かれていました(笑)

弓道

でも、その頃には会は1秒が限界。

いよいよ、早気が牙をむき始めます。

悪化する早気

夏・秋の公式戦が終わると、私の早気はいよいよ手に負えない状態になりました。

口割りにおろすのが難しくなってきて、掃き矢を連発して矢がボロボロ!

練習すればするほど的中率が下がる。

どうすればいいのか分からない。

気温が下がるにつれて、私の意欲もどんどん下がっていきました。

大学受験で半年お休み

結局、私は高校の弓道部を引退するまで、早気を克服できませんでした。

「やめたい」と思いながら、やっぱり弓道が好きでやめられない。

ずっと苦しい状態のまま、引退を迎えました。

弓道

引退の時期がやってきて、寂しいようなホッとしたような複雑な気持ちだったのを覚えています。

大学受験もあるし、大学入学まで弓道は完全にお休みしました。

早気&中らないのに楽しくなった

大学の合格が無事決まった私は、悩んでいました。

弓道を続けるかどうするか…

「早気が治ってたら良いなあ」なんて甘いことを考えながら、地元の弓道場に久しぶりに顔を出しました。

弓道の矢

久しぶりにやってみると、自分の射のひどさに呆然!

早気は変わらず昔のまま。

でも、練習して積み上げたものは全部忘れてる。

苦労して治した悪い癖が全部復活していました(泣)

まさに早気&中らない状態。

でも、ここまでひどいと開き直れたんです。

「とりあえず、1年かけて早気を治そう」って。

高校のときは

「早く的中率を上げなきゃ」

「早気を今すぐ治したい」

「こんなに努力しているのになんでダメなんだ」

こんなことばかり考えてイライラしていました。

開き直ってみると「コツコツ治そう」と前向きになれたんです。

kyudou112605

大学入学直前から夏までの私は「早気&中らない」状態。

弓道人生で一番情けない時期でしたが、高校のときよりも弓道を楽しんでいました。

努力と的中率と楽しさ

辛い・やめたいと思っていた時期は、「努力=的中率が上がる」と思っていました。

弓道

一番努力している人が一番中たるべきだ!

練習していないヤツが中たるのはおかしい!

「こうあるべきだ!」と勝手な自分の思い込みで頭が一杯になってたんです。

泣く女の子

本当に子どもそのものでした。

今でも試合で負けるのは悔しいです。

でも「悔しさ」と「辛さ」は違います。

悔しいという気持ちは、「勝てるように頑張るぞ」という前向きな気持ちにつながります。

辛いと感じるのは、「こんなはずではない。おかしい」と自分や周りを否定しているからです。

部活で弓道をしていると、試合がどんどん迫ってきます。

「早くなんとかしないと」と思って焦りますよね。

弓道

「まずは、昨日よりも1歩前に進むこと。」

これだけ考えると、また弓道が面白くなってきます。

「昨日よりも矢一本分、口割りに近づけるぞ」とか、

「とりあえず的まで届くようにするには、何が足りないかな?」

こんなレベルでいいんです。

今、やめたい・辛いと思っている人は、自分の中で「こうあるべきだ」と思い込んでいることが一杯あるはず。

早気だから辛いんじゃない。

中らないから辛いんじゃない。

「こうあるべき」という思い込みが、自分を辛くしているんです。

痛い

いきなり弓道の達人にはなれません。

で「弓道を楽しむ達人」にはすぐになれます。

今の私は、「努力=楽しさが増す」だと思っています。

「努力=結果」という思い込み。

そこから脱出できれば、もっと弓道人生が豊かになりますよ。

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