私はバッグを手に持つのが嫌で、ポケットに財布を入れっぱなしにすることがよくあります。
でも夏は大変です。
油断すると、財布が汗臭くなってしまうんですよね。
染み付いた臭いは、2段階で対策すればとれますよ。
用意するもの
まず、今回用意するものを紹介しましょう。
こちらです。
・ティッシュ
・布用消臭スプレー
除菌シートは、ノンアルコールタイプが絶対条件。
財布が革製品の場合、アルコール除菌すると表面の油分を分解して革が傷みやすくなります。
そしてティッシュと消臭スプレーです。
ファブリーズなど、布用消臭スプレーなら何でもOK。
用意できたらさっそく実践です!
2段階の臭い対策とは
今回紹介するのは、2段階の臭い対策です。
どういうことなのか簡単にご説明します。
臭いが染み付いた財布って、どんな状態になっているのかご存知ですか?
あなたの財布は今こうなっています。
・雑菌が出した臭い物質が付着
臭い=雑菌というイメージがあるかもしれません。
正確に言えば、雑菌orカビ+臭い物質が増加している状態です。
つまり2段階消臭とは「除菌→臭い物質除去」の作業です。
片方だけの対策では臭いはとれません。
内側を徹底的に除菌・消臭
まず初めに、財布の中身を空っぽにしてください。
面倒に思うかもしれませんが、これをしないと汗臭さは消えません。
たっぷり汗を吸った財布は、内側で雑菌が繁殖しています。
外側だけ拭いてもダメなんです。
除菌シートで内側をくまなく拭き取りましょう。
その後、5分ほど乾燥させます。
これだけでOKです。
外側は?と思う人もいるかもしれません。
外側については、乾いた布で軽く拭く程度で大丈夫。
臭いの原因は表面ではなく内側に集中しているので、外側は軽くでOKです。
この時点で臭いは減りますが、一時的なものです。
臭い物質を除去しないといけません。
消臭スプレーは直接吹きかけてもダメ
次に布用の消臭スプレーです。
これも内側から使用します。
外側に使ってしまうと、色ムラの原因になる可能性があります。
それはそれで「味になる」という見方もありますが…
消臭スプレーは直接吹きかけるのではありません。
それでは臭いはあまりとれないと思います。
消臭スプレーが力を発揮するためには、ある程度染み込ませる必要があるのです。
消臭スプレーは染み込んだときに臭い物質を取り込み、蒸発するときに一緒に除去してくれるもの。
表面がわずかに湿る程度では効果が薄いです。
そこで利用するのがティッシュ。
ティッシュに消臭スプレーを染み込ませて、財布に入れてしまいましょう。
5分から10分程度入れたら、ティッシュを取り除いて乾燥させます。
これで臭いはかなり取れるはず。
もしそれでもダメなら、奥の手を使います。
とっておきの奥の手
2段階消臭はこれで終了なのですが、これでも臭いが取れない場合もあるでしょう。
その場合には、さらに奥の手を使います。
必殺、丸洗い地獄です(笑)
台所用洗剤を薄めた水に財布を5分ほど漬け込んで、もみ洗いして陰干しします。
カビが原因の臭い以外なら、これで除去できるはずです。
財布が革製品だった場合、多少の色落ちは覚悟してください。
私は過去に2度やってみましたが、色落ちするもの・しないもの…両方ありました。
色落ちと言ってもわずかですけどね。
臭いよりはよっぽどマシです。
革製の財布を洗っても、傷みはそれほどでないはずです。
洗った後に革用クリームやハンドクリームで油分を足せばOK。
使用には問題ありません。
カビが生えたら諦める
ここまでやっても臭いがとれないことがあります。
その場合、臭いの発生源はカビの可能性大!
カビが原因だった場合は…残念ながら諦めるのがおすすめです。
これには3つ理由があります。
・胞子が財布やポケットに付着している
・カビキラーなどは財布が変色する
カビは少々のことでは完全に除去できません。
仮に除去できたとしても、カビは常に胞子をとばしているはず。
すぐ繁殖を始めることでしょう。
カビ除去スプレーを財布に染み込ませればカビは撃退できるかもしれません。
でも、使うのはNGです。
カビ除去スプレーには漂白剤が入っています。
ほぼ100%変色します。
布製でも革製でも同じこと。
二度と使う気にはなれないでしょう。
ポケットに入れずに手ぶらで持ち運べる
最後に、一つ予防法を紹介します。
財布を汗から守る1番の予防法は、ポケットに入れないことです。
でもわざわざバッグを持ち歩くのは嫌ですよね。
手ぶらが1番です。
私も荷物は持ちたくないタイプなのですが、最近良い物を見つけました。
ウエストバッグです。
アウトドア感100%のウエストポーチはダサいけど、こういうウエストバッグならお洒落ですよね。
邪魔そうに見えるかもしれませんが体の真横か、斜め後ろに装着すれば全然気になりません。
むしろ、ポケットに入れたら圧迫感のほうが気になります。
特に夏、ポケットがスッキリすると快適さが全然違いますよ。