先日、ペーパー薬剤師だったヒロさんの復職体験談をご紹介しました。
すると、似たような境遇の人からこんなご質問が…
今回は、ペーパー薬剤師向けの勉強法についてご紹介します。
勉強におすすめの本は?
まず初めに、勉強するのに役に立つ本を紹介します。
ペーパー薬剤師を卒業して調剤薬局で働くようになったヒロさんに話を聞きました。
すると「薬の知識も大事だけど、実務内容を勉強しておいたほうがいい」とのこと。
参考に、こんな本を紹介してくれました。
「ビジュアル薬剤師実務シリーズ 薬局調剤の基本」
この本の特徴は、薬局の実務の流れをまとめてあることです。
例えば
・身だしなみ
・処方せん受付の方法
・薬袋作成方法
・服薬指導
・薬歴管理法
項目をあげると他にもたくさんありますが、お客様が薬局に入ってから出ていくまでの実務内容を網羅してある本です。
散剤調剤に使う道具や手順、機械の使い方なんかも分かりますよ。
写真がたくさん使われているので、どんな業務を行っているのかイメージしやすいです。
薬局で働いたことがない人には、実務の全体像を掴む手助けになりますよ。
amazonで中古本が安く売っているので、調剤薬局に興味がある人はどうぞ。
ただし、転職サイトによっては実務内容をまとめた本を貰えることもあります。
ヒロさんの場合はファルマスタッフで、最低限必要な知識をまとめた冊子をもらったそうです。
詳しくは後ほどご紹介します。
ドラッグストアは現場が大事
ドラッグストアで働こうと思っている人へ。
ヒロさんからこんなアドバイスをいただきました。
「薬も大事だけど、ドラッグストアは売り場の把握するのが1番大事。働きたいドラッグストアには、事前に通ったほうがいいよ。」
ドラッグストアって品数が膨大ですよね。
「あの薬はどこ?」
必ずお客様から聞かれます。
薬ならまだ分かりやすい方で、化粧品や日用雑貨などもたくさんありますよね。
働き始めてから覚えようとしても、バタバタしていて難しいです。
大手チェーンのドラッグストアなら、商品の配列に共通点があります。
どんな商品がどう配置されているのか。
今のうちに意識して見ておくだけでも、働き始めてから楽になりますよ。
できれば平日の午前・午後。
休日の午前・午後。
4回ぐらいは見ておきたいところです。
レジの様子や、薬剤師さんの動きも見ておきましょう。
知っているのと知らないのとでは、大違いです。
就職は当分先でも転職サイトに登録したほうがいい
今、あなたはこんなことを考えていませんか?
「就職するのは来年だから、とりあえず本を買って読んでればいいか…」
もしそう考えているなら、もったいない。
損してますよ。
私なら、すぐに転職サイトに登録します。
なぜなら、転職サイトに登録するとメリットがたくさんあるからです。
・個別面談で勉強法を相談できる
・地元の薬局やドラッグストアの実情が分かる
・最新の薬剤師業務の情報をまとめた本がもらえる
各転職サイトによってサービスの中身は変わりますが、メリットはたくさんあります。
一人でなんとなく勉強するよりも、よほど効率的です。
転職サイトに登録したからといって、すぐ就職活動しなくても大丈夫。
当分は準備期間でも、怒られたりしないのでご安心を(笑)
ヒロさんの場合は、登録してから3ヶ月後に面接を受け始めたんですって。
それまでは準備期間。
ブランクの穴を少しでも埋めるために、サービスを利用しながら勉強を進めたそうです。
まとめ
ペーパー薬剤師の期間が長い人ほど、薬についての知識ばかり気にしがち。
実際には、実務情報のほうが優先度が高いです。
市販の本を利用する場合は、実務内容をまとめたものを探しましょう。
転職サイトに登録して、講習や参考本の情報を集めるのも手です。
積極的に利用しましょう。