「ずっと横向きで寝ると顔が歪むよ」
こんなこと言われたら気になりますよね。
実はこれ、半分誤解です。
横寝をしても、歪む人と歪まない人がいます。
この差ってなんだと思いますか?
そもそも顔の歪みの原因とは
まず、そもそも論から入ります。
顔ってなんで歪むのでしょう?
顔の歪みを生む原因は顔と首の筋肉です。
私たちの頭蓋骨って想像以上に複雑です。
22個の骨が使われていて、筋肉でつないでいます。
そして顔の筋肉だけで30個もあるんです。
表情筋とか、たまに聞きますよね。
骨は筋肉にひっついて動きます。
骨折でもしない限り、骨だけが歪むことはありません。
例えばよく言われる噛み合わせ。
ずっと片方で噛んでいると、筋肉のバランスが崩れます。
筋肉のバランスが崩れると骨も連動してズレるので、顔が歪むのです。
顔の歪みは首の筋肉のバランスが崩れても起こります。
首の筋肉は顔の筋肉と連動しています。
首の片側だけが硬直していたりすると、顔の歪みにつながってしまうのです。
こんな横寝をすると歪みやすい
横向き寝で顔が歪む人と歪まない人。
これは寝るときの姿勢の差です。
片側の筋肉だけに負荷がかかる状態が続くと、筋肉が硬直しバランスが崩れやすい。
たとえば、こんな人は要注意。
体は真横に向いているのに、顔は「うつ伏せ気味」だったりしませんか?
無自覚で首をねじって寝ている人は多いのです。
他には、枕が高すぎたり低すぎたりして、首が傾いている人も要注意。
試しに、普段の寝る体勢をとってみてください。
そして、首の角度を変えずに起き上がってみましょう。
首が傾いていたり、斜めを向いたりしていませんか?
真っ直ぐにならない人は、首をねじって寝ています。
今度は逆に、座ったまま姿勢を正してください。
そして、首の角度を変えずに横寝してみましょう。
枕が低すぎれば顔が浮いてしまうし、高すぎれば突っかえます。
枕で不自然な体勢を改善しよう
いかがでしたでしょうか?
普段のあなたの横寝の姿勢は、首が傾いていたと思います。
実は横向きで寝ている人の7割が、首に不自然な負荷をかけて寝ています。
正しい姿勢でないために、首の片方の筋肉が硬直し顔の筋肉に影響が出てしまうのです。
ではどうすれば良いのか?
まずは枕の高さを調節するのが基本です。
タオルを下に置いて、高さを変えて応急処置をしましょう。
ただし、枕は高さだけでなく反発力も重要です。
仰向けを前提として作られた枕には、横寝に向かないものもあります。
放置すれば腰痛や腕の痺れにつながる可能性も…
横向き寝に良い枕とは何か?
詳細については「横向きで寝るとアバラが痛い【寝心地よくする方法】」で詳しく解説しています。