久しぶりにゴム弓を買いました。
曽根弓具店の「練習の達人(ユーミン)」というゴム弓です。
弓返りするゴム弓という触れ込みですが、実際どうなのか?
気になる方のために買ってみて気づいたことをまとめました。
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スポンサーリンクゴム弓の特徴や付属品を確認
まずはゴム弓の特徴を見ていきましょう。
「練習の達人」は、弓・ゴム・口割りを示す用のゴム紐の3つで構成されています。
口割り用のゴム紐が付いているのは少し珍しいですね。
よく初心者は、肘を下ろしたり、回すのを意識しすぎて口割りより下までゴム弓を引いてしまうことがあります。
私もそうだったのですが、口割りが分かっていないと本物の弓に持ち替えたとき苦労するんですよね。
そういうミスを防げるのはありがたいことです。
あとは、使い方の説明書とスポンジが付いていました。
スポンジは顔や腕を払っても痛くないようにするためのものでしょう。
では、あらためてゴム弓を詳しく見ていきます。
弓の部分ですが、形状はかなり本物の弓に近いです。
握り革もしっかりしています。
本物の弓では籐になる部分にも握り革が巻かれていて、ひっくり返しても使えます。
弓の角(外竹や内竹)を意識して練習したいときには、ひっくり返して練習するといい感じです。
手の内を練習できるが注意点もある
では実際に、弓返りの練習はできるのか?
結論から言うとできます。
特に腕や顔を打ってしまう人には良い練習になります。
腕を払っても本物の弓ほど痛くはないし、角見を意識しながらじっくりと手の内と向き合うにはぴったりです。
ただし、このゴム弓できれいに回すのはちょっと難しいかもしれません。
かなり意識して回す必要を感じました。
あと、私は手が小さいので、握りの大きさはS(標準)でもちょっと太く感じました。
今、楽天を調べてみると「練習の達人(ユーミン)」ではなく、「練習の達人 F-061」のほうには握りの太さに「小」と「大」があるようです。
手の小さい人は「小」を選びましょう。
ゴム弓の強さはどうか?
「練習の達人」には、ゴムの太さが「太・中・細」の3種類用意されています。
太いほうが強いということですね。
私は「中」を選んだのですが、なかなかしっかりとした手応えを感じます。
計測器具で測っていないので主観になりますが、10kgの弓よりは確実に強い。12kg近くはあるのではないでしょうか。
初心者にはちょっと厳しい強さかもしれません。
まだ本物の弓を引いたことがない方や、12kg以下の弓を引いている人は「細」を選ぶのがおすすめです。
筋トレ目的の人には合わない部分もある
弓道に必要な筋力をつけるためにゴム弓を探している方もいると思います。
この「練習の達人」はしっかりとした強さがあるので、筋トレ目的としても活躍してくれるでしょう。
ただし、注意点もあります。
握り部分が本物の弓に近いということは、虎口にも本物の弓と同じぐらい負荷がかかるということです。
部活などでたくさん練習している人の中には、虎口の皮膚がボロボロになっていたり、痛みがある人もいると思います。
そういう人がこのゴム弓を引くと、かなりキツいですよ。あなたの手の状態は大丈夫ですか?
自宅で効率よく上達するために
ゴム弓は自分の基礎を固めるために不可欠な道具です。
でも、間違った知識や思い込みを持ったまま練習すると、かえって上達が遠のきます。
今伸び悩んでいる方や何が正しいのか分からない方は「弓道を自宅で練習【家でできるメニュー】」という記事もぜひ御覧ください。