コンバインの寿命は?買い替え時を近所の農家に聞いてみた

コンバインの処分

コンバインをお使いの方は、買い替え時に悩むことが多いと思います。

完全に壊れてから更新すると農作業に支障がでる。

でも、高い買い物だから長く使いたい。

今回、私の近所のベテラン農家さんにコンバインの寿命や買い替えのタイミングについて聞いてみました。

使い方で寿命が大きく変わる

コンバインの耐用年数は、一般的には10年or1,000時間と言われます。

ただし、コンバインは使い方によって寿命が大きく変わる機械です。

一般論はあまり参考になりません。

私のご近所の農家さんは、15年使い続けました。

メンテナンス次第では十分に動きます。

ただし「得か損か」で考えると、コンバインは稼働時間500時間が一つの目安だそうです。

これには2つの理由があります。

・修理、メンテナンスの必要性が上がる

・中古販売価格が下がる

私が話を聞いた農家さんのコンバインは、確かに15年もたせました。

でもメンテナンス・修理はたくさんしています。

コンバインの寿命

特に稼働時間が700時間を超えると不具合がドンドン出てきます。

毎年小さな修理を繰り返したんですって。

修理代を合計すると…早めに売って買い替えたほうが安くついたかもしれません。

売却価格も考える必要があります。

中古販売市場では、500時間を超えると相場がガクッと下がる傾向があります。

後半に崩れる人へ

メーカーの営業担当者は、8年目ぐらい経つと「そろそろ買い替えませんか?」なんて言ってきますが、間違いではないのです。

使い方や稼働年数で中古市場での価値が大きく変わる。

営業担当者はそれが分かっているから、早めに声をかけてくるわけです。

今後の修理費用や売却価格を考慮すると、15年・20年持たせるのが得とは言い切れません。

使い方や規模にもよるので、判断が難しいところですね。

ゴムクローラの交換が買い替え時

コンバインの寿命や買い替え時を考える上で、もう一つの目安がゴムクローラーです。

走行部分は、コンバインの状態が1番表れやすい場所。

ここに不具合が起き始めるなら、買い替え時が近いと思っていいでしょう。

ゴムクローラーの交換費用は、小型のコンバインでも数十万円必要です。

さらに中の駆動系に不具合が出ているなら修理費用はドンドン増えてしまいます。

ただ、これもケースバイケースです。

例えばアスファルト上で右折や左折をすることが多いなら、本体はまだまだ元気でもクローラーは早めに劣化します。

毎年査定して寿命を判断するのが楽

コンバインは使い方や日頃の手入れ次第で、寿命が大きく変わる機械です。

なかなか一概に何時間とか、寿命はここまでと言えません。

コンバインの処分

更新のタイミングをどう判断するか悩むところですが、ご近所の農家さんから一つ簡単な方法を教えてもらいました。

「寿命が気になりだしたら、毎年買取査定をしてもらう」

今、ネットを使えば複数業者から査定してもらえるサービスがありますよね。

あれを利用して、査定してもらうのです。

査定してもらうと、2つのメリットがあります。

・コンバインの現在の市場価値が分かる

・コンバインの細かな状態が分かる

査定内容を見れば、機械の細い状態も教えてくれるし現時点での市場価値も丸分かり。

本当に売る・売らないは別として、設備更新の参考になりますよ。

ノートパソコン

ちなみに、コンバインを購入した近所の農機具店に査定してもらうのはおすすめしません。

農機具の中古販売は、業者によって力量が大きく違います。

新品を扱うのは一流でも、中古販売ではイマイチという場合もよくあります。

実際、農機具店で買取不可と言われたコンバインが数十万円で売れたことがあります。

詳しくは「コンバイン・耕運機の処分方法を知りたい人へ【損する一歩手前だった体験談】」をご覧ください。

オクラの花言葉の由来は?なぜ恋の病なのか

オクラの花言葉の由来

オクラの花って綺麗ですよね。

花言葉を調べてみると「恋の病」「恋によって身が細る」なんですって。

え、なんで?

オクラって健康的なイメージなのに、なぜこんな花言葉なのか?

由来が気になったので調査してみました。

花言葉の由来は?

オクラの花言葉の由来

オクラの花言葉の由来を調査してみると、アメリカなどの英語圏が発祥になっているようです。

もともとオクラは英語でもokraなのですが、別名があります。

その名も「レディースフィンガー」

実が女性のスラリとした指先に似ているということで、女性の指に例えられたのです。

ここから恋へとつながっていきます。

オクラの花言葉の由来

ここまでは良いですよね。

問題は「病」とか「身が細る」はどこから来たか?

これはオクラの変化が激しい生態から発想されたようです。

オクラの激しい変化とは?

オクラは綺麗な花を咲かせます。

この花、どれぐらいの期間咲くと思いますか?

オクラの花言葉の由来

1日持たないんですって。

ほとんどの場合、その日のうちにしぼみます。

だいたい、夜から早朝にかけて咲いて夕方にはしぼむことが多いそうです。

オクラの花言葉の由来

さらに、私たちが食べている実の部分。

ここも変化が激しいです。

オクラの身は花がしぼんだ後、急速に発達します。

開花後、1週間ぐらいで食べられるようになるそうです。

私たちが普段食べている実は若く未熟な状態です。

1週間をすぎると、すぐ大きく・固くなって熟してしまいます。

こうなると、見た目は茶色くなり食べられません。

木質化というそうです。

オクラの花言葉の由来

ちょっと前まで青々としていたのに、数日で茶色く枯れたような外見に…

まるで病にでもかかったようです。

(実際は熟して種を作ってる)

数日のうちに表情がガラッと変わる。

まるで恋の病にかかった乙女のようだ!

…発想の飛躍が日本人離れしていますが、概ねこんな感じらしいです。

この他、寒さに弱くて枯れやすいことから、恋の病という発想が生まれたと言われています。

オクラの日本語名って知ってる?

オクラと人類の歴史はとても古いです。

少なくとも、紀元前にはエジプトで食べられていたという記録が残っています。

ところが、日本人との歴史は浅いです。

江戸時代には入ってきたのですが、あくまでも観賞用でした。

当時の日本人にとっては、オカラのヌメリが嫌だったみたいです。

「アメリカネリ」や「陸蓮根(おかれんこん)」という日本語の名前も決定していたのですが、定着しませんでした。

日本で今のように一般に食べられるようになったのは、1970年代からです。

高度経済成長や大阪万博などで、国際化が一気に進んだ時代ですね。

一般に広まる頃には、日本語名は忘れられて英語名が定着しました。

野菜と花言葉

いかがでしょうか。

オクラの花言葉は、実の見た目や成長の仕方が由来です。

変化の激しさはまさに「恋の病」のイメージにピッタリということですね。

見た目が由来という意味では、ごぼうもそうです。

ごぼうの花言葉は「いじめないで」なのですが、由来を知るとなるほどと思いますよ。

詳しくは「ごぼうの花言葉は何故いじめないでなのか」をご覧ください。

取懸に違和感がある人へ【弓道の違和感を解決した体験談】

取懸の違和感

当ブログでは、弓道の体験談を掲載することがよくあります。

昨日、こんなご質問が届きました。

「最近、取懸が気持ち悪いです。

ずっと違和感があって、モジモジしてしまいます。

暴発などはありません。」

この気持ち、よく分かります。

私も一時期ずっとそうでした。

何か違和感があって、なかなか次の動作に移れないんですよね。

今回は違和感の正体を私の体験談からお話します。

違和感の正体は中指にあり

取懸に違和感がある。

これは本人だけが感じることで、周りの人が見ても分かりません。

形が正しくても、本人は気持ち悪く感じている場合があります。

取懸に関して言うと、違和感の原因は中指です。

より正確に言うなら中指の力みが原因です。

取懸けの違和感の原因

中指で親指を下方向に押し付けるように力んでいる人は、違和感が出てきます。

たまに取懸でモジモジしている人がいますが、これが原因でしょう。

しっくりこないので、何度かやり直してしまうのです。

言うまでもなく、中指に力を入れる必要はありません。

中指で弦を持っているわけではないのですから…

でも、分かっていてもできないのが弓道の難しいところですよね。

中指の力みを解消するにはどうしたらいいと思いますか?

小指を意識すれば解消する

取懸で意識して欲しいのが、小指です。

手の内の小指ではありませんよ、右手の小指です。

取懸をするとき、中指を親指にセットする前に小指をギュッと締めてください。

そうすると中指に力が入りにくくなります

取懸の違和感

小指は全力で締めなくてもいいですよ。

軽く意識するだけでも大丈夫です。

不思議なもので、こうするだけで違和感がとれるのです。

逆に言えば中指を意識すればするほど違和感が増していきます。

私がこのことに気づいたのは、体配中のことでした。

1射目よりも2射目のほうが取懸の違和感が強かったのです。

なぜだろうと思い、たどり着いた結論が右手の小指でした。

1射目は薬指と小指で矢を持っていますよね(取り矢)。

2射目は何も持ちません。

取り矢をするとき、無意識に小指を使うことで中指の力みがとれた。

違和感の強弱の違いは、この差だったのです。

中指が力むとデメリットいっぱい

弓道と中指の力み

違和感の原因は中指だと言いました。

中指に力みがあると、違和感だけでなく様々なデメリットが生まれます。

例えば前離れ。

以前「前離れの直し方」をお話したとき、右手の親指の使い方について触れました。

中指が力むと、連動して親指にも余計な力が入ります。

こうなると前離れを誘発してしまいます。

この他、右手の手首の形が反りやすくなる(弓掛けの甲側にシワができる)など、射型全体に影響が出てしまいます。

取懸の違和感は無視できません。

弓道で感じる違和感の正体

いかがでしょうか。

今回は取懸の違和感についてお話ししました。

違和感があるというのは、大事なことです。

原因を見つけて解消できればワンランク上のレベルに到達できます。

そう考えると、違和感は上達のチャンスと言ってもいいぐらいです。

弓道で違和感が出た場合、どこかに余計な力が集中しているはずです。

まずは全身に意識を向けて、不必要に力んでいる場所はないかチェックしましょう。

弓道の上達で大事なのは「見直し力」です。

自分の思い込みに気づき、どう修正するか。

これができるようになると弓道はもっと面白くなりますよ♪

>>弓道が上達しない人へ!コツよりも見直しが大事