弓道を続けていると、悩みは尽きません。
特に悩むとドツボにはまるのが手の内です。
今回、このようなご質問をいただきました。
手の内の改善は射型を直すより難しいかもしれません。
でも、少しずつ改善することはできますよ。
当ブログではアフィリエイト広告を利用しています
弓道を続けていると、悩みは尽きません。
特に悩むとドツボにはまるのが手の内です。
今回、このようなご質問をいただきました。
手の内の改善は射型を直すより難しいかもしれません。
でも、少しずつ改善することはできますよ。
ゆがけは弓以上に大切な道具です。
「かけがえのないもの」の由来になったと言われるほど、射手のパフォーマンスに直結する道具。
そんな大切なゆがけ。
ふと気づくと、カビが生えてきた…
ショックですよね。
今回は、カビが生えた時の対処法と再発防止についてお話します。
まず結論から言います。
ゆがけのカビ落としには、歯ブラシが1番です。
私も色々と試行錯誤したのですが、見た目と再発率の低さで言えば歯ブラシがダントツでした。
歯ブラシでゴシゴシこすり落とす。
原始的ですが、再発防止や被害拡大を防ぐ意味でも有効な方法です。
カビは湿気と栄養さえあれば、どんどん増殖します。
タオルで拭き取るぐらいでは、根深いカビを除去しきれません。
ゆがけが傷むのが心配かもしれませんが、それぐらいしなければ見た目が変わりません。
頑固なカビ汚れには、紙やすりを使うのも有効です。
やり過ぎはゆがけを傷めるので、ゆっくり慎重に削ってください。
カビ対策と言えば、消毒用エタノールです。
私も試してみたことがあるのですが、初期のカビなら有効ですね。
布を消毒用エタノールに浸して、こすりつけるように拭くととれることがあります。
ただし、時間が経過したカビには効果がありません。
根深いカビは、歯ブラシや紙やすりで削るしかないのです。
「カビ退治なら、カビキラーでしょ」
カビキラー・カビ取りハイター…お風呂用のカビ取りグッズを使えば、なんとかなりそうですよね。
でも、絶対にやめてください。
確かにカビは退治できるかもしれません。
でも、ゆがけが大きく変色する可能性が高いです。
変色するとカビより目立つし、汚く見えます。
一度変色してしまうと元に戻せません。
カビキラーなど、塩素系漂白剤が入った商品を使うのはNGです。
ゆがけに生えたカビは歯ブラシなどで落とす。
これで終わりではありません。
カビはしぶといので、見えなくても生きています。
さらに、カビで手強いのが胞子です。
カビは増殖するとき、胞子を飛ばします。
胞子が付着している場所は、条件が整えばすぐに増殖しカビ汚れになりますよ。
注意したいのが、保管用の袋です。
ゆがけにカビが生えたなら、保管用の袋の中にもカビや胞子が付着しています。
せっかく手入れしても、そんな袋を使い続けたら…
ご想像どおり、ちょっとした湿気でもカビが増殖するようになりますよ。
ゆがけにカビが一度でも生えたなら、袋は捨ててください。
新品の袋で保管しましょう。
カビ対策で忘れてはいけないのが、下がけです。
ゆがけにカビが生えたなら、下がけにもカビが付着しています。
洗濯である程度は落ちるのですが、万全を期すなら新品に交換するのがおすすめ。
それから、ちゃんと毎日交換していますか?
冬でも毎日交換しないと、カビは死滅しませんよ。
夏場なら、3時間おきに交換してもいいぐらいです。
下がけは汗や皮脂をたっぷり吸っています。
カビにとっては天国のような場所でしょう。
特に臭いが気になる人は、コマメな交換を忘れずに。
ゆがけを保管する際、乾燥剤を使っている人も多いと思います。
乾燥剤、コマメに交換していますか?
乾燥剤は無限に湿気を吸い取るわけではありません。
交換しないと、全くの無意味になってしまいますよ。
特にお菓子の袋などに入っている小さな乾燥剤。
夏場なら2日も使えば湿気を吸い取ることができなくなります。
乾燥剤を使うなら、靴用の乾燥剤がおすすめです。
大容量で、湿気をグングン吸い取ってくれます。
百均に行けば、靴用の乾燥剤が売っています。
5個セットで百円とか、種類も豊富で使いやすいですよ。
あなたはニキビや肌荒れで悩んでいませんか?
ゆがけのカビは、美容にとっても天敵です。
ゆがけにカビが生えると、使うたびにあなたの手にもカビが付着します。
手を洗えばすぐ落ちるので、そこまで神経質になる必要はないのですが…
問題なのが顔をよく触る人です。
あなたは顔を触っていませんか?
おでこ、目、ほっぺ、あご…
自分でも気づかないうちに、顔を触っていることがよくあります。
手で顔を触る時、手についたカビやばい菌も顔に付着してしまうんです。
すると、どうなるか?
お肌の表面の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れて、肌荒れしやすい状態になるんですよ。
ゆがけのカビは、見た目や臭いだけの問題ではないんです。
あなたの肌荒れにも直結する問題です。
ゆがけを外した後は、すぐ手を洗うこと。
そして、顔を触る回数を極力減らすこと。
肌荒れで悩んでいる人は、意識してくださいね。
弓道を練習していると、痛みを感じることがあります。
今回は、左手首の痛みがテーマです。
一生懸命練習していると、左手首が痛くなることがあります。
放置すると、痛みで暴発させてしまう人も…
弓道で左手首が痛い。
このとき、あなたの手首には何が起きているのでしょうか?
この激痛の正体は腱鞘炎です。
疲労が蓄積することで手首に炎症が起こり、痛みを引き起こします。
初期のころは、弓道さえしなければ痛くありません。
慢性化してしまうと、弓道以外の日常動作にも影響が出てきます。
重症化すると指が動かしにくくなり、コップを持つのも苦労するほどです。
炎症というのは、厄介です。
左手首に痛みを感じたら、まず休むこと。
軽い腱鞘炎でも2週間は休む必要があります。
部活をしていると2週間というのは長く感じますよね。
でも、ここで我慢せず慢性化させると大変です。
一度慢性化してしまうと、定期的に病院に通って注射してもらう必要があります。
「手首さえ万全なら、もっと活躍できただろうに…」
私は過去に、そんな人をたくさん見てきました。
休むことができず、実力を伸ばせなかった人は大勢います。
あなたも、そんな一人になりたいですか?
病院にも行かず、できるだけ練習も休みたくない人はどうすれば良いのでしょうか?
痛みの改善や予防法をまとめた動画を見つけましたので貼っておきますね。
この動画を真似すれば、ある程度は改善するかもしれません。
ただし、炎症はすぐにはとれません。
必ず体を休ませる期間も必要です。
ある程度休んだ後、再発を予防するために行うのがベスト。
無理しても、良いことはありません。
炎症が軽度なら、練習後にアイシングするだけでもかなり効果があります。
2つ目の対策は、サポーターです。
手首用のサポーターは、再発予防に最適です。
手首用のサポーターには、中に金属のプレートが入っています。
このプレートが、手首を支えて負担を減らしてくれるのです。
最初は邪魔に感じるかもしれません。
私も使たことがありますが、3日ぐらいで慣れました。
手首用のサポーターには「スポーツ用」と「一般用」があります。
スポーツ用のほうが通気性が良く、ズレにくいです。
どうしても弓道を休めないなら、せめてサポーターだけはつけましょう。
「左手首の痛みなんて、大したことない!」
熱心な人ほど、腱鞘炎を甘く見ています。
でも、疲労の蓄積・炎症をナメていると後悔します。
慢性化・重症化すると、治療期間がドンドン長くなります。
完全に休養しても半年くらいかかるケースも多いです。
軽症なら湿布や注射で治療もできますが、最終的には手術するしかなくなります。
手術をすれば、握力が元に戻るまで時間がかかります。
高校生や大学生の人は、治る頃には引退が迫っているかもしれません。
手首が治るまで休むといっても、家でゴロゴロしているのはもったいないですよね。
せっかくの充電期間。
有効に利用したいです。
部活に顔を出すなら、基礎体力づくりと観察がおすすめ。
特に観察は大事です。
先生・先輩・友達の射をみて、良いところを探しましょう。
悪いところを探すのではなく、良いところですよ。
どうしても欠点にばかり目がいくのですが、見るべきは長所です。
例えば癖が強い射でも中たる人っていますよね。
中たる人には、理由が必ずあります。
それが分かれば、あなたの的中率アップにつながるかもしれません。
人の欠点ばかり見ていると、「人から学ぶ」という意識がどこかに行ってしまいます。
もったいない。
「人を見下せば停滞し、尊敬すれば成長する」
弓道は見ることも立派な稽古。
実際に弓を引かなくても、やることはたくさんありますよ。