弓道で永遠のテーマが会です。
会について悩み始めるとキリがないですね。
今回、このブログを読んでくださった方からこんな質問が届きました。
先生には会でキチッとはまったら縮まないと言われますが、いまいち分かりません。
どうすれば良いのでしょうか?」
会を持つと縮んでしまう…
私もよく言われました。
今回は、会がなぜ縮むのか?
どうすれば改善できるのか?
抽象的にならないように、具体的にお話したいと思います。
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弓道で永遠のテーマが会です。
会について悩み始めるとキリがないですね。
今回、このブログを読んでくださった方からこんな質問が届きました。
先生には会でキチッとはまったら縮まないと言われますが、いまいち分かりません。
どうすれば良いのでしょうか?」
会を持つと縮んでしまう…
私もよく言われました。
今回は、会がなぜ縮むのか?
どうすれば改善できるのか?
抽象的にならないように、具体的にお話したいと思います。
自分は一生懸命練習してる!
なのに、全く上達しない…
その気持ち、とてもよく分かります。
自分の半分も練習していない人が自分より中たる。
試合でいつも負ける。
悔しくて練習量を増やしても、結果がついてこないんですよね。
私もそうでした。
今回はそんな人のために、私自身の経験から上達するためのコツをお話したいと思います。
このブログでは弓道の話を何度かしています。
以前「弓道で耳を払う原因」という話をしました。
すると、こんな質問が届きました。
今回は、眼鏡男子&女子のために対策について掘り下げたいと思います。
離れた後、弦が眼鏡にあたる…
この原因は耳を払うのと同じです。
手の内です。
手の内といっても漠然としていますね。
より正確に言うなら、小指です。
小指が緩むから、弦が離れてから眼鏡にあたるのです。
例え前離れしても、手の内がしっかりしていて弓を捻る力が働けば眼鏡にあたりません。
離れた瞬間から、弦は体から離れていくからです。
手の内は弓を斜めから握りますよね。
眼鏡が吹き飛ぶ人は、この状態が射法八節の中で解除されているのです。
弓に捻り(回転)の力を与えるのは小指です。
私は上押しよりも小指のほうが優先順位は上だと思います。
ベタ押しでも、小指が締まっていれば眼鏡は飛びません。
上押しができていても、小指が緩めば眼鏡・耳・腕を払うことでしょう。
このことは「腕を打つ原因」という回でもお話ししています。
小指の締めは、意識すると難しいですよ。
一瞬でも気を抜けば、弓に加わった捻りの力は分散します。
手の内を作ってから離れるまで、小指を緩める暇はありません。
最後まで意識することが唯一の解決方法です。
手の内を意識しない人はいません。
そして手の内をセッティングした直後は、ほとんどの人が綺麗な手の内を作っています。
差が出るのは次の動作に行く瞬間です。
次の動作に移る際に、手の内のことが頭から抜けていませんか?
打ち起こし
大三
引き分け
離れ
思い出してください。
あなたは、打ち起こし・大三のときに手の内を意識するでしょうか。
肩や肘ばかり意識していませんか?
引き分けのときは手の内のことなんて考えもしないのではないでしょうか。
肩が上がらないようにとか、肘を回すことばかり考えているうちはダメですよ。
小指の締めができているか、できていないか。
眼鏡を吹き飛ばさずに、簡単にチェックする方法があります。
素引きのときに、大三まで行ったら弓を戻してください。
弦が左手首に近づいていませんか?
引き分けから戻した場合はどうでしょうか。
弦が最初の正三角形をキープできないなら、小指が緩んだ証拠。
眼鏡を飛ばしてしまう人は、どこかで小指が緩む瞬間があるはずです。
まずは自分の弱点を探しましょう。
手の内で小指を締めると、弓には強い捻りの力が加わります。
弓が元に戻ろうと反発するのが、ハッキリ感じるはずです。
あなたは引き分けや会のとき、弓の回転しようとする力を感じていますか?
小指を最後まで締め続ければ、強く感じます。
私も、初めてできたときはビックリしました。
以前は虎の口で、真っ直ぐ力を受け止めるだけでした。
小指を締め続けると、それとは別に捻りに反発しようとする力を感じるのです。
「弓ってこんなにも回転しようとするものなんだ」
あの時の驚きは、今でもハッキリと覚えています。
これまでの話を聞いても、素直に納得できない人がいるかもしれません。
「私は、小指を緩めたりしていない」
根拠のない自信で断言してしまう時期ってあるんですよね。
私もありました…
弓道を始めて2年目ぐらいの頃、なぜか自信満々の時期がありました。
その頃は、せいぜい7割ぐらいしか中らないレベルだったんですが(笑)
小指ができているかどうか半信半疑の人は、矢所を思い出してください。
前に外していませんか?
2時、3時、4時、5時方向に外す人。
あなたは、まだまだ小指の締めが甘いです。
私は小指の締めを意識するようになったから、前に外した記憶がありません。
それぐらい、ハッキリと矢所が変わります。
前に外す人は、調子のいい日と悪い日で的中率が大きく違うのではないでしょうか。
皆中や3中を連発する日もあれば、1中や残念を平気で出してしまう日もあるはず。
小指の締めが甘いうちは、いつまでも不安定なままですよ。
いかがでしょうか。
今回は、眼鏡が吹き飛ぶ原因は手の内の小指にあるという話をしました。
「手が小さい人の手の内のコツ」という回でも触れましたが、小指の締めは的中率にも直結します。
的中率が5割以下の人が、7割に上がることもありますよ。
私自身、離れの瞬間まで小指を意識するようになってから、3中以上がバンバンでるようになりました。
皆中を連続で出せるようになったのも、それからです。
手の内を作ったら、小指は最後まで締める。
最初は小指だけに集中するぐらいで良いですよ。
1つ1つ、焦らずにレベルアップしてくださいね。