弓道の成績がよくなる音楽なんてあるの?個人的に良かった曲はこれ

弓道と音楽

当ブログでは弓道ネタをよく取り上げています。

昨日、こんな質問が届きました。

「弓道の試合当日、集中力を上げる音楽ってないですか?」

試合当日に音楽を聞く人は多いと思います。

移動中の電車の中で集中力を上げられたら嬉しいですよね。

今回は弓道と音楽についてお話します。

私がお気に入りの曲

弓道と音楽

弓道と音楽の関係性。

まずは私個人の体験談からお話したいと思います。

私が高校生や大学生の頃は、YUIの曲ばかり聞いていました。

(年がバレますね)

アップテンポの曲、スローで切ない曲も関係なく聞いていましたね。

特に好きだったのは「Tokyo」「Why me」「Good-bye days」「skyline」とか。

いい曲なので聞いてみてくださいね。

なぜYUIの曲を聞いていたのかというと、2つの理由があります。

・そもそも好きだった

・月例射会でたまたま成績が良かった

好きな音楽を聞くのが何より大事だと思います。

あと付け加えるなら成功体験です。

偶然でも良いので「この曲を聞いた後、的中率が上がった」という経験をしていると、試合当日の心の拠り所ができます。

私は練習試合の前、毎回違う曲を聞くようにしていました。

そして成績が良かった曲を覚えておきます。

これを繰り返すと、あなた専用の「勝負曲マイベスト」ができることでしょう。

錬士の人に聞いてみた

私個人の話ばかりしても何ですね。

そこで、知り合いの錬士の人たちにインタビューしてみました。

3人に聞いてみた結果、共通点があったのでまとめます。

・思い出のある曲

・ジャズ

・クラシック

錬士の方々は良いお年なので演歌が出てくるのかと思いきや、出てきませんでした。

思い出のある曲というは、80年代の歌謡曲です。

錬士の方々の世代的に青春時代と重なるのでしょう。

弓道と音楽

もちろん曲は3人ともバラバラでしたが、懐かしさがキーワードなのかもしれません。

そしてジャズとクラシック。

これは3人に共通していました。

移動中のBGMとしてはピッタリなのかもしれません。

一般的に集中力を上げると言われる音楽

さて、今度は一般的に集中力を高めると言われる音楽の話をしましょう。

一般的に集中力を高めると言われる音楽とは?

調べてみると色々あります。

・J-POP

・クラシック

・ヒーリングミュージック

・ジャズ

・テクノ

・ロック

ハッキリ言って、調べれば調べるほど混乱しました。

あれもこれも状態になってしまいます。

ただ、とある論文でこのような記述がありました。

「心地よいと感じるリズムが集中力を高める」

クラシックやジャズなど、音楽の種類よりもリズムのほうが大事。

これには納得です。

どんな曲でも、リズムが合わないと好きになれませんから。

弓道と音楽

弓道用の曲探しをするなら、分野にこだわらず心地よいリズムの曲を探すと掘り出し物が見つかるかもしれません。

せせらぎの音はイマイチ

音楽にも色々ありますが、自然の音も音楽と言えないこともないと思います。

・川のせせらぎ

・波の音

・小鳥のさえずり

・風で木が揺れる音

・焚き火の音

これらも集中力を高めると言われることがあるのですが、試合前のBGMとして聞くのは個人的にはおすすめしません。

私個人の経験ですが、試合前に自然の音系の音楽を聞いて良い成績が出たことがないです。

良い思い出がありません。

そもそも自然の音で集中力を高めるなら散歩するほうが効果的です。

歩いて体をほぐしつつ周りの音を感じるとリラックスできます。

ドローン操縦士に転職

近所の公園をグルっと一周してから出かけるとか。

試合会場から近い公園を調べておいて、会場入りする前に公園に寄ってもいいでしょう。

聞きなれない曲は試合に不向き

音楽には個人の好みの要素が大きいです。

一概にこの曲がベストとは言えません。

一つだけハッキリ言えることは「聞きなれない曲は試合当日には不向き」ということです。

弓道と音楽

聞きなれない曲は集中力を乱します。

試合当日は馴染みのある曲を聞くこと。

普段クラシックを聞かない人が試合当日にクラシックを聞いてもダメです。

あなた専用のマイベスト

弓道と音楽

いかがでしょうか。

音楽には個人の好みの要素が大きいので、一概にこれとは言えません。

ぜひ、日頃から色々な音楽を聞いてください。

その中からお気に入りを集めれば、あなた専用の勝負曲コレクションができることでしょう。

あなた専用のマイベスト。

良かったらコメントで教えて下さいね。

弓道とプレッシャー【3つの対策で勝負をかけろ】

弓道の試合は、独特の雰囲気がありますよね。

体配の一つ一つの動作が、緊張感を高めるためにあるような気さえします。

今回、このような質問が届きました。

「私はプレッシャーに弱いです。

ここぞという時に必ず外してしまいます。

どうすればプレッシャーに強くなれますか?」

プレッシャーとどう向き合えば良いのか?

「修行が足りん!」なんて抽象的な話ではなく、具体的な対処法についてお話します。

3つのプレッシャー対策

実は以前「弓道で緊張しない方法」というテーマでお話したことがあります。

この時は試合当日の気持ちのコントロール方法をご紹介しました。

今回のご質問は、もっと瞬間的なものですね。

・皆中がかかった1射

・中たれば予選通過

・この1射を外せば負ける

・これを中てれば10連中だ

このように、瞬間的に訪れる大きなプレッシャーへの対処法が問題になっているわけです。

緊張

実は今回のテーマを書くにあたって、私はとても悩みました。

私はどちらかと言うと本番に強いタイプだったので、あまり気にしたことがなかったのです。

でも、ふと思い出しました。

私の友人(近畿大会出場経験あり)に、プレッシャーへの弱さを克服した人がいたのです。

友人に協力を依頼して話し合った結果、3つのプレッシャー対策が見えてきました。

・失敗の内容を知る

・小さなプレッシャーに慣れる

・呼吸で自分を支配する

この3つを実践すればプレッシャーに負けません。

それぞれの中身について、具体的に見ていきましょう。

失敗の内容を知るとは?

プレッシャー対策で1番重要なことが、失敗の内容を知ることです。

自己分析と言い換えてもいいかもしれません。

弓道

あなたは前回、プレッシャーがかかった場面でどんな失敗をしたか覚えていますか?

外したのはどこでしょうか。

12時方向?3時方向?

自分が放った矢の軌道を覚えているでしょうか。

離れ・残心はいつもどおりでしたか?

思い返してみると、どこか違和感がありませんでしたか?

このように、プレッシャーがかかった自分の射を細かく思い出すことがとても重要です。

これができなければ、抽象的な精神論しか語れません。

人にはそれぞれクセがありますよね。

一人ひとりの射型が違うように「プレッシャーがかかった場面限定のクセ」というものもあるんですよ。

例えば…

・大事な場面では常に7時方向に外す

・12時方向に抜けてしまう

・矢飛びが乱れて3時方向に外す

プレッシャーがかかった1射を振り返ると、傾向が見えてくるものです。

「プレッシャーを感じた自分がしやすいミスは何か?」

これを知っていれば技術的な対処法が見えてきますよね。

3時方向に外すなら、手の内の小指に全神経を集中して角見を利かせることを考えればいい。

大事なことは正体不明の敵を「見える化」することです。

プレッシャーは見えませんが、自分の過去の行動なら振り返ることができます。

精神論では解決しません。

プレッシャーに打ち勝ちたいなら、具体的な見直しが必要なのです。

いつも通りと言い聞かせるのはダメ

「いつも通りやれば大丈夫だから、頑張れ!」

よくこのような言葉を耳にします。

プレッシャーに弱い人が、いつも通りにできると思いますか?

あなたがプレッシャーを感じた時、いつも通りの射を実践できたでしょうか?

「いつも通りに…」

「落ち着け…」

こんな風に自分に言い聞かせている時点で、平常心ではありません。

こんな状態で弓を持てばどうなるか。

自分に染み付いたクセが表面に出てきて、矢所が乱れるのがオチです。

プレッシャーを感じる場面と、普段の練習は違います。

本番ではどんなクセが出やすいのかを知り、本番用のチェックポイントを作ること。

プレッシャーを克服するには、この積み重ねしか方法がありません。

嫌な記憶かもしれませんが、どんな外し方をしたのか思い出してください。

小さなプレッシャーに慣れろ

失敗の内容を知ること。

これができれば、かなり的中率が変わると思います。

ただ、これだけでは不安ですよね。

そこで2つ目のプレッシャー対策です。

「小さなプレッシャーに慣れる」

普段の練習からこれができれば、プレッシャーの感じ方が変わってきます。

プレッシャー

よく緊張感を持って練習しろと言いますが、難しいですよね。

そこで私がとっておきの方法をご紹介しましょう。

1日1回、達成条件を作るのです。

カッコよく言いましたが、条件の事例を挙げると笑いますよ。

次の1射外したら、好きな子の前で寒い一発ギャグをする

他人事なら笑えますが、これは大きなプレッシャーです。

好きな子の前で、寒いギャグを披露しなければならない状況に追い込まれるんですよ!

考えただけで恐ろしい…

寒い

好きな子がいないなら、怖い先生や先輩の前でというのもありですね。

普段全く話さない知り合いの前でも良いでしょう。

もちろん決めたら必ずやるんですよ。

某漫画の青春大好き上忍がいう「自分ルール」です。

自分にプレッシャーをかける方法は自由ですが、必ず実行することが大事です。

失敗しても絶対にやらないような条件は意味がありません。

ただし「外したら腕立て伏せ100回」のような条件ではあまり効果がありません。

某バスケ漫画のように「大事なものを1つ壊す」でも良いかもしれません。

自分がプレッシャーを感じる条件を設定してください。

くだらないと思いますか?

普段からの積み重ね、3ヶ月後には大きな差になりますよ。

失敗したら分析も忘れずに。

どんなミスが出やすいのか知れば、成功率も上がることでしょう。

呼吸で自分を支配しろ

さて、これまでは本番までにする対策を2つ紹介しました。

最後の一つは、本番真っ最中にできる対策です。

3つ目対策は「呼吸」です。

弓道に限らず、呼吸が大事と言われますよね。

では、あなたが前回プレッシャーを感じた場面ではどうしていましたか?

人はプレッシャーを感じると、呼吸が浅く・速くなりがちです。

そこで大事なのは吐くことを意識すること。

意識的に、ゆっくり深く息を吐く。

吸うのは意識しなくても大丈夫です。

特に取懸のときに息をゆっくり長く吐くと良いですよ。

取懸け

気休め程度だと思ったら大間違い。

呼吸を深く・ゆっくりすると体の動きが全く変わります。

少なくとも、心の中で「焦るな、落ち着いて…」なんて思うよりは効果があります。

今度試してみてくださいね。

見直しこそ上達への道

いかがでしょうか。

今回3つの対策を紹介しましたが、1番大事なのは失敗の内容を知ることです。

「見直し力を鍛えること」

私はこれこそが弓道上達のコツだと思います。

失敗の内容を知るのも見直し力の一つです。

見直し力を鍛えれば、プレッシャーを感じた自分のクセが分かります。

「プレッシャーに強くなりたい」という抽象的な次元で悩んでも解決しません。

課題が出てきたら、可能な限り具体的な見直しポイントを見つけること。

抽象的な言葉で説明されることが多い弓道では、その作業を続けた人が伸びるのではないでしょうか。

>>弓道が上達しない人へ!コツよりも見直しが大事とは?

弓道と食事の関係【こんな人は試合で損しているかも】

弓道と食事

弓道の公式試合は、1日かかることが多いですよね。

集中力を持続するのは大変です。

ところで、試合当日の昼食はどうしていますか?

私自身の経験や周りの人を観察していると、食事と的中率には関係性があるように思います。

今回は、食事に焦点をあててお話します。

食事と的中率の関係に注目したきっかけ

昼食と午後の的中率には、関係性があります。

統計をとったわけではありませんが、断言できます。

というのも、私が試合当日の食事で大失敗したことがあるからです。

私が高校生の頃です。

うちの弓道部では、部内で毎月1回「月例射会」を行っていました。

高校生

身内だけの非公式戦ですが、当時人数は50人を超えていました。

なかなか白熱していましたよ。

弓道部の道場は狭くて、同時に5人立つとギリギリです。

12射するのですが、校内戦といっても1日がかりでした。

そんな月例射会の昼休憩。

そこで調子に乗った私が、大失敗してしまったのです。

ちょっと恥ずかしいのですが、失敗エピソードをご紹介します。

牛丼大盛りで大失敗した私

あれは、私が高校2年生の頃でした。

その日の午前中が終わった時点で、私の成績は8射7中。

当時の私の的中率は良くて7割ぐらい。

8射7中なんて滅多にありません。

まさに絶好調!

とても気分が良かったのを覚えています。

このまま最後までできたら良かったのですが、残念ながら次の出番は昼休憩後です。

お昼ごはんを食べなければいけません。

当時の私は少食でした。

普段、お昼ごはんは菓子パン1個か2個食べるぐらい。

それで十分戦えたのです。

ところがその日は絶好調。

浮かれていたんでしょうね…

高校の近くにある牛丼屋まで行って、牛丼大盛りを食べたのです。

牛丼

「さあ、残り4射。

最悪でも3中して、12射10中にしないとな。」

ところがです。

いざ自分の番が回ってくると、何かが違う…

午前中、あれだけ高精度を誇っていた自分の射はどこへやら。

矢所が乱れます。

結果は4射0中。

トータルで12射7中です。

終わってみれば平凡な成績。

とてもガッカリしました。

ガッカリ

弓道は満腹でも空腹でもダメ

この失敗のあと、私は試合当日の昼食に気を使うようになりました。

そこで色々と試して気づいたことがあります。

まず、昼食で満腹まで食べるとダメです。

私の場合、的中率が4割ぐらいダウンすることが分かりました。

全ての人に当てはまる保証はありませんが、満腹状態は思った以上に的中率を下げます。

逆に、昼食を抜いたらどうか?

試してみましたが、これもダメです。

空腹の状態では、的中率は2割減ぐらい。

満腹状態よりはマシですが、プラスにはなりませんでした。

食事抜きで試合に出るのはおすすめしません。

色々な人を見てきましたが、結構この法則は良い線行っている気がします。

あなたはどうでしょうか。

早食いの人は的中率ダウン

弓道と食事の関係性。

食事の量以外にも、気づいたことがあります。

食べるのが早い人。

昼食後の的中率下がっていませんか?

弓道

色々な人を観察して気づいたのですが、食べるのが早い人ほど後半に失速しがちです。

皆中、皆中、残念とか。

「なんでだー!」って叫んでる人は、早食い率が高めでした。

普段から人より食べるのが早い人。

試合当日のお昼ごはんだけは、よく噛んでゆっくり食べてくださいね。

少食の人はペースが崩れない

弓道の的中率を下げないためには、お昼ごはんは「腹6分目」をおすすめします。

私自身の経験上「まだまだ物足りないけど空腹ではない」状態が1番的中率が良かったです。

弓道

的中率が安定している人を見ていると、ほとんどの人がお昼は少食です。

どか食いして安定している人は見たことがありません。

試合当日は、普段のお昼ごはんより少なめにしましょう。

自分の番が終わってから、こっそり間食すれば良いんです(笑)

個人的にベストだった昼食

では、具体的にはどんな昼食がベストなのか?

個人的にベストだった食事を2つ紹介します。

・おにぎり1個+味噌汁

・菓子パン1個+チョコレート

かなり少ないですよね。

でも、私の場合はこれぐらいにしないと的中率が下がることが多かったのです。

ちなみに味噌汁は、コンビニでお湯をもらったりスープポット(保温ランチジャー)で持参しました。

スープジャー

面倒なときは、菓子パン1個とチョコレートを少々。

チョコパワーは弓道でも通用しますよ。

あなたのベストな昼食を探せ

いかがでしょうか。

試合当日の昼食と的中率。

研究してみると面白いかもしれませんね。

昼食の具体例を紹介しましたが、これはあくまでも「my best」です。

あなたの適正量は違うかもしれません。

昼食後すぐ練習する日があれば、試してみてください。

普段から、どれぐらい食べたらどう変化するのか意識すること。

そうすれば「your best」が見つかることでしょう。

頭の中は、常に弓道弓道!

>>弓道で集中力を高める方法は?昔の武士の話がすごい

弓道で集中力を高める方法は?昔の武士の話がすごい

弓道

弓道は集中力が大事だとよく言われます。

「己との戦いだ」

こんな風に言われたことありませんか?

みんな簡単に言いますが、実際どうすればいいのでしょうね。

悩んでいる人のために、私なりの解決方法をご紹介します。

「集中」を勘違いしていると言われた

私は日置流印西派摂津系です。

高校生だった当時、師範によく怒られました。

弓道で無心

「お前は集中という意味を勘違いしている」

当時の私は、一心不乱に的に向かうことが集中だと思っていました。

でも、師範から「ある昔話」を聞いて考え方が変わったのです。

集中力アップで自滅した武士の話

ロウソクの一点凝視法って知っていますか?

昔から行われていた集中力アップの方法です。

己の心の内と向きあうことができるので、世界中で行われていました。

ロウソク

方法は実にシンプル。

ただひたすら、ジッとロウソクを見つめる。

その昔、この方法を徹底的に実践した武士がいたそうです。

師範から聞いた話の概要をザックリまとめると…

「江戸時代中期、ある若い武士がいました。

その武士の弓の腕前は一級品。

練習では、ほぼ百発百中だったそうな。

弓道と武士

ところが、勝負ごとになると全くダメ。

勝負がかかった最後の1射を、必ず外してしまう。

若い武士は悩みました。

己の弱さをどう克服すればよいのかと…

そこで、目をつけたのがロウソクの一点凝視法。

己の弱さを見つけ、退治したい。

来る日も来る日も凝視し続けたのです。

ロウソクと弓道

ロウソクの炎を見つめる生活を続けるうちに、武士にある変化が起こりました。

考えることは弓のことばかり。

仕事中も上の空。

弓道に魂を捧げているかのようでした。

そして、弓の練習方法も変化しました。

夜中、ロウソクの炎を的にして行うようになったのです。

そんな生活が半年ほど続いたある日。

集中力アップの成果を試す機会がやってきました。

仲間とのお遊びの射会。

負け続けていた勝負の場です。

武士には絶対の自信がありました。

集中力を会得した自分が負けるはずがないと…

ところが、ここで異変に気づきました。

昼間だというのに、的がよく見えない。

どこを狙えばいいのか分からない。

弓道と就活

結局、勝負は惨敗。

そこで武士は初めて気づいたのです。

自分の目に異常が起きていることを…

ロウソクの炎を長時間見つめる生活のせいで、視力が低下していたのです。

武士は集中力に執着するあまり、健康な目を失ったのです。」

この昔話の教訓

この話が実話か創作か。

本当のところは分かりません。

ですが、この昔話には重要な教訓が含まれています。

「集中力」と聞いて、あなたはどんなイメージをしていますか?

周囲のことが目に入らず、自分と的だけを意識する。

これが集中でしょうか?

弓道と集中力

では「緊張で周りが見えなくなる」状態との違いは?

この昔話の教訓は、まさにこの点です。

集中力は、自分の殻に閉じこもることではない。

師範が私に伝えたかったのは、このことだったのだと思います。

そもそも何に集中するの?

的しか目に入らない状態が集中だと思っていた当時の自分。

それは違うというのが、師範の教えでした。

「猪突猛進と集中は違う。

自分を見失い、周りが見えていないのは集中ではない。」

的

まさに目からウロコ。

私の弓道人生のターニングポイントだったかもしれません。

では、正しい集中って何なの?

私はこう解釈しました。

「五感を研ぎ澄まし、自分も含めて周囲の状態を客観的に見ること。」

・足先から頭のてっぺんまでの状態

・弓の動き

・前後の人の動き。

・風

・的の周囲

・応援している人達

集中力が増すと、自分を含めて周囲の状況を客観的に見れるようになります。

弓道と集中力

集中していない人ほど、1つのことしか見えていません。

「応援してる人たちの視線が気になる」

「他校の応援の声が気になる」

「まぶしい」

「手が震える…どうしよう」

1つの物事に意識を引きずられて、客観的に見えていない。

弓道の集中力は、周囲の状態を冷静にキャッチすること。

シャットアウトして自分の殻に閉じこもろうとするのは逆効果です。

集中したいときこそ、周囲をくまなく観察する。

そして、その中にいる自分の状態も観察する。

こういう意識が必要だと思います。

試合直前に一人でジッとする人は弱い

ちょっと抽象的な話が多いですね。

ここで、もっと具体的な話をしたいと思います。

集中力を手軽に高める方法。

実は、科学的に実証されているんですよ。

方法は2つ。

・仲間と会話する

・軽い有酸素運動をする

弓道と友達

理由は、Youtubeのこの動画を見ればわかると思います。

ドーパミンの分泌が集中力に関係しているそうです。

共感できますか?

私は「なるほどな」と思いました。

初皆中が有酸素運動後だったからです。

私の初皆中も有酸素運動後だった

弓道

私が高校2年生のころ、試合前はいつもピリピリしていました。

「集中したいから、一人にしてくれ」

偉そうに、仲間を遠ざけていたんです。

今思うと、ちょっと中二病が入っていて恥ずかしい…

でも当時は真剣です。

「一人にならないと集中できない」と思っていました。

ところが、その考えが大きく変わる出来事がありました。

その日は、学校内の月例射会。

お昼ごはんを外に食べに行ったら、混んでいて予想以上に時間がかかったのです。

慌てて自転車で戻ると、開始ギリギリ。

10分は休憩できたのですが、足はパンパン。

ようやく息が整ってきた頃に、自分の番がまわってきました。

「こんな状態じゃ絶対ムリだ…」

絶望的な気持ちでした。

弓道と集中力

ところが、結果はなんと皆中!

今までずっと皆中できず悩んでいたのに、あっさりできてしまいました。

もしかすると、自転車で有酸素運動効果が出たのかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか。

弓道で集中したいときは、一人孤独に殻に閉じこもるのは絶対にNG。

・軽く走る

・体操する

・踊る

・仲間と話す

体を動かし、周りとコミュニケーションをとるのが1番の近道です。

そして、本番では自分と周囲を客観的に観察すること。

そうすれば、冷静に対処できるようになります。

でも、客観的に観察ってどうやるのでしょうか?

実は簡単な方法が1つあります。

詳しくは「弓道で緊張しない方法」にまとめています。

良ければそちらもご覧ください。

弓道で皆中するコツは?できない人とできる人の考え方の違い

弓道

「皆中」っていい響きですよねえ。

試合中に初めて4射皆中したこと、今でもよく覚えています。

実力が上がってくると、何度もチャンスが巡ってきます。

○○○…

残りの1本、なぜか中らない。

もうあと一歩が出ない人と、すんなり皆中できる人の差ってなんだと思いますか?

皆中できない人の考え方

私は長い間「皆中できない人」でした。

ところが、あることを始めてから皆中できるようになりました。

考え方と練習方法を変えたのです。

練習方法は最後にご紹介するとして、まず考え方をお伝えします。

弓道

私が皆中できない頃は、最後の1射をこのように考えていました。

「さっきと同じようにすれば大丈夫」

「今日は調子がいいんだから絶対大丈夫」

「落ち着け…落ち着け…」

必死に平静を保とうとしていましたが…

これでは上手くいきません。

皆中できる人の話を聞くと、大きく分けて2パターンに分類できます。

あなたも、この2つのどちらかを取り入れればいいのです。

皆中できる人の考え方

皆中できる人には、考え方に2つの傾向があります。

「的中したことに感謝の気持ちを持つ人」

連中してるときに自分がどんなミスをするのか把握している」

一つ目は、よく言われる「人格であてる」というやつです。

弓道できることに感謝し、的中した時に「ありがたい」と思える人。

これを体得できれば、弓道に限らず豊かに暮らせるでしょうね。

ただこの考え方は、弓道を通じて一生追い求めるものではないでしょうか。

肝心なのは2つ目の考え方。

誰でも、癖や傾向があります。

普段から意識していると思いますが…

「絶好調のときの自分の傾向」を説明できますか?

弓道

よく皆中している人は「絶好調のときはこんなミスをしやすい…気をつけよう」と考えています。

毎日の練習では、自分の悪いところを直そうと意識していますよね。

この考え方は「外した後の立て直し」には効果絶大です。

でも、絶好調状態を維持するという点ではどうでしょう?

的中、的中、的中…

絶好調の自分は、いつもと違うのです。

出やすい癖やミスも、普段と違うはず。

このことに気づけたなら、皆中連発までもう一息です。

練習で皆中できる人になる方法

それでは、具体的にどうするのか?

私が皆中できるようになった練習方法を1つご紹介します。

その方法は…

・3連中以上した回数を記録

・連中が途切れた1射の矢所をメモ

まず大前提として、試合で皆中するには練習中にたくさん連中できないとダメです。

練習中に3連中以上したら、回数をメモしておきましょう。

しょっちゅう3連中するようになれば、基準を4連中や5連中に変えてもOK。

「今日は3連中が10回、最高は8連中か…」

こんな感じでメモします。

ただし、これだけでは自己満足。

試合で皆中するには一押し足りません。

そこで大事なのが連中が途切れた1射の分析。

連中が途切れた最後の1射には、あなたの癖が凝縮されています。

その矢所を知るということは…

「絶好調状態の自分がしやすいミス」を知るということ。

いつも9時に外しやすい人が、連中した後は12時に外しやすいこともあります。

なぜか連中後だけ3時に外す…なんて人もいるかもしれません。

絶好調状態の自分は、普段の自分とは別物。

練習中から意識すれば、ある程度対策を立てられます。

「心が弱い」なんて言う前に、日頃から皆中する準備をしておく。

練習中の姿勢1つで、試合で出せる実力が大きく変わります。

 
>>公式試合になると中らない人はこちらもご覧ください

弓道で1本目が中らない人へ【1射目や大前が好きになる方法】

弓道

私は弓道で試合に出る時「大前をさせてほしい」と必ず言ってきました。

自分のペースを作れる大前が大好きなのです。

なぜこんな話をするかというと、このブログを見てくださった人からこんな質問をいただいたからです。

試合になると1本目が中りません。なぜ?皆中したいです。

今回は、1本目の的中率を向上させる方法を考えてみたいと思います。

「無心になれ」なんて誰が言った?

この手の話をすると、必ず「余計なことを考えるからだ。無心になれ」なんて言う人が出てきます。

これほど役に立たないアドバイスが他にあるでしょうか。

いや、ない(笑)

弓道で無心

すみません。

昔、偉そうなのに実力がない先輩に言われたことを思い出してしまいました…

弓道は精神論でごまかす人が多すぎます。

では具体的にどうすればいいのか?

私はこう思いました。

「試合で大前が好きな人の考え方を知るのが近道」

試合で大前になるのが好きな人は、1本目の的中率に自信があるはず。

(実際の的中率が良いかは別)

その人の考え方を学べば、自信がつくと思いませんか?

ここで私の考えを書き連ねてもいいのですが、今回はもう少し客観的な情報をお伝えしようと思います。

ポジティブな考え方は練習で作れる

スポーツ心理学という言葉をご存知ですか?

スポーツ心理学は知らなくても「メンタルトレーニング」なら聞いたことがありますよね。

「1本目が中らない」という悩みも、心理的なもの。

解決するにはどうすればいいのでしょう?

実はこれ、スポーツ心理学でいうところの「特性」と「状態」で説明できるんです。

特性とは、その人の考え方の傾向。

考え方の癖と言ってもいいかもしれません。

状態とは、ある時点での心のあり方と言えばいいでしょうか。

緊張、イライラ、気分が良い…常に移り変わる心を指します。

緊張

人の行動は、特性と状態によって変化します。

そしてこの特性は、訓練すれば変えることができます。

「1本目が中らない」と思っている人は、最初の1射をネガティブに考えています。

まず、その考え方の癖を変えてあげればいいのです。

1本目を中てる対策①

今のあなたは1本目に対して「不安」「外しそう」と思っています。

これを変えるにはどうすればいいのでしょうか?

まずやってほしいのが、思い出すこと。

1本目が中らないと言っても、弓道人生で1度くらいは中ったことがあるでしょう?

例え試合でなくても、練習中ならどうでしょうか。

練習中も、必ず1射目は外しますか?

そんなことありませんよね。

練習中も含めれば、必ず中ったことがあるはずです。

(ないなら、単なる実力不足)

弓道と成功体験

この「思い出す」という行動は、スポーツ心理学でとても重要なことだと考えられています。

本番に弱い人は、過去の失敗を思い出す傾向があります。

逆に本番に強い人は成功体験を思い出すことが多いのです。

失敗体験を思い出すことが多い人も、意識して成功体験を思い出す練習をすることで心理状態が変わってきます。

あなたは試合の直前、成功体験を思い出してワクワクしたことがありましたか?

たぶんないと思います。

過去に1本目が中った記憶を呼び起こすだけでも、プレッシャーから開放されます。

試合の直前こそ、成功体験を思い出す。

これなら、今すぐにでもできますよね。

最初は違和感があるかもしれません。

もし成功体験を思い出せない人は「成功体験ノート」を作ってもいいかも。

弓道で上手くいったことをメモしていくのです。

・練習中に矢飛びが綺麗な射があった。

・3連中できた

・気になる人が見ている前で中った

こんな風に、小さな良かったを毎日書くといいですよ。

考え方の癖は直せます。

メンタルを改善したいなら、ぜひ試してみてください。

1本目を中てる対策②

もう1つ挑戦してほしいことがあります。

それは、1本目の快感を見つけること。

今はピンとこないかも知れません。

私自身の気持ちを言うとするならば…

「新品のノートに初めて書き込む瞬間」の気持ちに似ています。

弓道の試合は、自分が行動しなれば状況が動きませんよね。

この手で矢を射ることで、初めて試合が始まるのです。

まるで自分だけの作品を作り上げるような、ワクワクした気持ちになります。

ちょっと分かりにくいですか。

例えば、新品の的に中てた瞬間って気分がいいでしょ?

その感覚に近い…かも。

失敗の可能性を考えても良いことはありません。

不安や緊張を感じたら、良かったことを思い出す。

試合中の楽しみを見つける。

これはネガティブな性格でも意識すればできます。

メンタルトレーニングも弓道の練習の一つと思って、取り組むことをおすすめします。

>>弓道の試合前の準備体操はこちら

弓道で緊張しない方法【試験や面接・プレゼンでも使われるテクニック】

的

先日「弓道で試合になると中らない人」という記事を読んでくださった人から質問が届きました。

緊張で中たらなくなります。

手汗で滑る・全身が震える・頭が真っ白。

どうしたらいいですか?

今回は、緊張する心をどうコントロールするかご紹介します。

自分で自分を実況中継してみよう

「落ち着け…落ち着け…」

こんなことを言ってもムダだということは、よくご存知だと思います。

それで落ち着けるなら苦労はしません。

緊張

ではどうすればいいか?

心理学でよく言われる緊張をほぐす方法は「実況すること」です。

難しい言葉で言うと自分を客観視すること。

今、自分がどんな状態になっているのか表現するのです。

自分を実況するってどういうこと?

弓道と実況

実況すると言っても、あまりピンと来ないかもしれませんね。

私がいつも心の中でやる実況を書いてみます。

「さあ、とうとう試合当日がやってきました。

道場を包み込むこの空気。

弓道独特の厳粛さをまとっています。」

的

「おっと!(自分の名前)選手、早くも顔の筋肉が硬直してきた。」

「手も小刻みに震え、緊張を隠せません。」

「これはどうした?無意味に羽根を撫で始めた。」

「これも自分を落ち着かせる儀式なのでしょうか。」

弓道の矢

「さあ、いよいよ控えに呼ばれました。」

「名前を呼ばれただけでビクつく(自分の名前)選手!」

「それでも待ったなし!」

「いよいよ決戦の場に足を踏み入れます。」

「(自分の名前)選手の前後には、頼もしい仲間がいます。」

「普段はのんきな仲間たちも、凛々しい表情をしています。」

「さあ、(自分の名前)選手!」

「この状態でどこまで力を出せるのか見ものです!」

実況が無理なら自分をからかうのもアリ

実況していると、不思議と落ち着いてくるんですよ。

実際にやった人しか分からないので、試してみてください。

「実況はハードルが高そう…」

こう思った人はもう1つ方法があります。

それは自分をからかうことです。

これも客観視の1つの方法ですが、実況よりは簡単かもしれません。

例えば…

「あれ?(自分の名前)選手、もう緊張し始めたの?」

「緊張するのも楽しいものだ…ぐらい、ウソでも言ってみな」

とか

「(自分の名前)選手、手が震えてるぞ」

「昨日までの威勢の良さはどうした」

などなど…

緊張している自分をからかって楽しむ。

やってみると、意外と心が落ち着くものです。

体の緊張もほぐせ

心が緊張すると、体が硬直します。

体が緊張状態になると、心はさらに緊張します。

緊張をほぐすには、心だけでなく体もほぐす必要があります。

体をほぐすのは意外と簡単。

何回かジャンプするだけでいいのです。

弓道とジャンプ

小さくピョンピョン飛ぶと、脳が姿勢制御に集中し始めます。

体の力が抜けて、少しリラックスできるんですって。

まあ射場に入ってしまうと難しいですが、結構使えますよ。

例えば試合前日、眠る前にピョンピョンすれば寝付きがよくなります。

試合当日の朝、緊張で食欲がないならジャンプしましょう。

元気が湧いてきます。

手汗だけでも止めたい人へ

弓道で的中率を1番落とすのは手汗かもしれません。

「手が滑りそう」と思うだけで余計な力が入ります。

取懸け

体質的に手汗が多い人は早めに対策をとりましょう。

私が試してよかったものについては「弓道の手汗対策グッズ」をご覧ください。

早気のまま試合で中てる【応急処置篇】

的

今までは早気を改善する方法を紹介していました。

今回は「早気のままで」試合で活躍する方法をご紹介します。

こんなことを言うと怒られそうですが、試合が今週あるのに「早気を直せ」と言われても無理です。

弓道の矢所

私の経験から言うと、早気を直すには最低4ヶ月かかります。

高校生や大学生の部活で弓道をしている人は、試合に出られないし引退までに間に合わない人も出てくるでしょう。

早気なりに、早気の戦い方があります。

早気が試合で中らない理由

的

そもそも早気がなぜ試合になると中らないのか。

理由は簡単。

試合になると早気レベルが上がるからです^^;

弓道

いつも会が1秒ならゼロ秒。

普段からゼロ秒なら、口割りまでおりないこともあります。

試合のとき、本能は離れようとするのに理性では練習中のタイミングで離れようとします。

本能と理性でタイミングのズレが起きて、離れがこわばって不自然な形になってしまいます。

逆に言うと、本能と理性のズレをなくせば、練習中と同じくらい中たるということです。

口割りまでおりる人

的

試合でも、口割りまでは下ろせる。

でも、会がゼロ秒という人。

この人は、早気の中でも十分に戦えます。

このレベルの人は、鼻まで引き分けたときから会のつもりで引けば問題ありません。

鼻までおろした時点で会のつもりで狙いを定め、いつ離れてもいいように準備をします。

離れは、本能に全てを任せましょう。

手先の力みをなくせば、むしろ練習中よりも美しい矢飛びになります(経験者談)

口割りまでおりない人は

的

さて問題は、口割りまでおりない人。

私も一番ひどいときは、口割りまでおりませんでした。

早気を克服した今でも、あの時の辛さを忘れることはありません。

この段階ではまともな射ができないことが多い。

それでも次の試合だけは中てたいと言うのなら…

方法がないわけではありません。

弓道

この段階の人は、口割りではなく「鼻割り」までおろして、離れることを考えましょう。

目までおろした時からすでに会のつもりで、心の準備をします。

そして、鼻までおろしたら本能に任せましょう。

私の経験上、鼻までおろせば狙いを定めることは可能です。

目の高さでは無理です。

なぜこんなことが言えるかと言うと、私が実際に試したからです(笑)

私の早気が一番ひどかった時期は、鼻までおろすのが限界。

それでも、試合で8割的中したこともありました。

物見

そして、鼻までおりなくなった時、私の的中率はゼロまで落ちたのです…

そこから、早気を克服するまで4ヶ月かかりました。

詳しくはこちらの記事で書きましたが、離れずに戻す練習を4ヶ月徹底して続けた結果、早気を克服できたんです。

毎日弓を引くのに離れない日々は辛かったですが、会をもって中ったときの感動は、初あたり以上だったのを覚えています。

応急処置は1度きりの諸刃の剣

早気が試合で戦うためには、いつもよりも早めに準備をして離れのタイミングは本能に任せる。

決して会を持とうとか、口割りまでおろそうなんて考えません。

弓道をしている女性

でも、こんなことをすればどうなるか…

早気の人なら分かりますよね。

早気は悪化します。

行くところまで行ってしまえば、早気と真正面から向き合うしかありません。

今回のお話は、あくまで次の試合1度きりの応急処置です。

早気を最終的に克服するには、こちらの記事で書いた練習を繰り返すしかありません。

早気を克服するなら、中途半端が一番ダメ。

口割りまでおりない人でも、4ヶ月あれば直ります。

この4ヶ月、離れをしない練習を徹底できるかどうかが、早気を克服する唯一の方法だと思います。

弓道で試合になると中らない【緊張ではなく錯覚で狙いがズレる?】

弓道をしている人のなかには「試合になると練習の半分も中らない…」という人もいます。

弓道関係者にこの話をすると、こんなダメ出しをされるでしょう。

「練習も試合だと思ってやりなさい」

「メンタルが弱い。緊張してもいつも通りできるように体に覚え込ませろ」

でも、皆中が3中になるくらいならともかく、的中率が半分まで下がるっていうのは明らかにおかしいと思いませんか?

精神論に逃げずに、何か他の理由がないか研究してみました。

試合で狙いがズレる人が多い!

弓道の試合を観戦していて気づいたことがあります。

的の上下に外している人が多いことです。

これは何か原因がありそうだと思って色々調べると、試合中、錯覚を起こして狙いがずれている可能性に行き当たりました。

・狙いの付け方、

・普段練習している場所ではない

この2つによって狙いが狂う人がいるのです。

人の視覚は景色で感じ方が変わる

人の視覚は周りの状況で簡単に錯覚を起こします。

弓道でも、その錯覚が起こる状況があります。

例えば、こちらの絵。

錯覚の絵

この絵では、黄色のほうが近くに感じますよね。

弓道では、安土の色が練習している道場と試合会場で違いますよね。

普段、薄い茶色っぽい安土で練習している人が、本番で真っ黒の安土を見た時、遠く感じます。

さらには、安土の色と的の色の差による錯覚もあります。

この絵を見てください。

錯覚の絵

白い人のほうが手前にいるように見えますよね。

真っ黒の安土に、真っ白の的があると、的が実際よりも近く・大きく感じてしまいます。

他にも、芝が伸びていると的が低く見えるし、芝目によっては正しい立ち位置に立つとずれている気がすることもあります。

的

安土にあたる日光の量によっても距離感が変わります。

狙いを厳密につけているか?

弓道では「あて射」を嫌うので、狙いについてあれこれ語ると色々言われるかもしれません。

でも、錯覚で的中率が下がるのはもったいないです。

狙いで気をつけるのが、上下の狙いです。

狙いでは、満月・半月・有明などについては教わりますが、高さの合わせ方、きっちりしてますか?

特に注意が必要なのが、高さを無意識に合わせている人。

「会に入ったら自然と狙いは合います」と言う人ほど、錯覚を起こした場合修正が効きません。

(真っ暗闇でも正確に狙いをつけられるレベルであれば別ですが)

思い当たる人は、過去の自分の記録をみてください。

的の上下に外すことが多いんじゃないですか?

狙いを見直すことと、あて射に走ることはイコールじゃありません。

むしろ、きっちり狙いを定めないで、無意識に一射ごとに微調整するほうが、あて射ですよね。

試合の一ヶ月前くらいになったら、高さを厳密に定めてください。

籐の何本目の高さに合わせるとか、それくらい厳密にやってもいいと思います。

弓道の試合前のアップ方法【的中率が上がる準備体操】

弓道と正座

弓道は他のスポーツと違って、ウォーミングアップをしなければ体がほぐれません。

特に試合前は緊張していますので、緊張でこわばった筋肉のまま弓を引くと的中率が下がってしまいます

背中・肩まわりのウォーミングアップで的中率アップ

弓道では、肩・背中・二の腕など体の後ろ側の筋肉をよく使います。

試合前はこれらの筋肉をほぐすのが効果的。

Youtubeに良いウォーミングアップの動画があったのでご紹介します。

このウォーミングアップは練習の前も有効です。

ウォーミングアップを毎日続けると弓道に必要な筋肉の強化につながります。

試合で力まない方法

自分の順番が近づいてくると、緊張感が高まりますよねえ。

リラックスリラックス…

深呼吸深呼吸…

こう言い聞かせても肩や手に力が入ってしまうもの。

そんなときは、背筋を伸ばした状態でお腹を思い切り凹ませてみてください

息を吐きながらお腹を凹ませて、その状態を30秒ほどキープするんです。

お腹に力を入れると、手先や肩の力みが自然ととれます。

余計な力みがなくなれば、緊張していてもいつものように弓を引くことができますよ。

 
>>もっと緊張をほぐす方法を知りたい人にコツをこっそり教えます