最近、サバ缶やイワシ缶が大人気ですね。
どちらも栄養豊富ですが、どんな違いがあるかご存知でしょうか?
今回は「毎日食べるならどっちがいいか」という視点で違いを解説します。
本ページはプロモーションが含まれています
スポンサーリンクEPA・DHAの違いを確認
サバ缶・イワシ缶で注目の栄養素と言えば、EPAとDHAですよね。
まずは2つの量を比べてみましょう。
今回の表はサバ味噌煮缶とイワシ味噌煮缶で100gあたりの含有量を集計しています。
サバ缶 | イワシ缶 | |
---|---|---|
EPA | 945mg | 1427mg |
DHA | 1564mg | 1793mg |
100グラムあたりでサバ味噌煮缶とイワシ味噌煮缶を比べると、イワシのほうが含有量が多いです。
ということは、イワシ缶を食べるほうが良い…と言いたいところですが、ちょっと待った!
まず、EPAやDHAに関しては1日の推奨摂取量が決まっています。
1日の推奨摂取量(EPAとDHAの合計)=1000mg
サバ缶でもイワシ缶でも、1缶食べれば十分にクリアできる数字です。
そしてあと2つ、イワシ缶がおすすめとは言い切れない理由があります。
イワシ缶は量が少なめ問題
サバ缶とイワシ缶。
もし毎日食べるなら、私はサバ缶をおすすめします。
理由は2つです。
・サバ缶のほうが量が多め
・種類が豊富
スーパーでよく見かけるサバ缶とイワシ缶を比べると、量に違いがあります。
サバ缶は190グラム前後の商品が中心。
一方のイワシ缶は100グラム前後の商品が中心なので、サバ缶と同じ量を摂ろうと思うと2つ買う必要が出てきます。
もちろん、200グラム前後のイワシ缶もあります。
でも大きめのスーパー以外では見かけることが少ないのが現状です。
もうひとつ残念なのは、イワシ缶は商品の種類が少ない点。
小さいスーパーではイワシ蒲焼の缶詰のみということがよくあります。
水煮缶どころか、そもそも店によってはイワシ缶がないことも…
郊外にお住まいの場合、サバ缶しか選択肢がない人も多いのが現状です。
通販で購入する方が良いかもしれませんね。
最近はイワシ缶の流通量が増えているという話も聞きます。
今後イワシ缶の人気が高まれば、量や種類、価格差で逆転する日が来るかもしれません。
その他の栄養素の比較表
EPAやDHA以外の栄養素も気になりますよね。
主要なものを一覧表にまとめてみました。
なお、今回もサバ味噌煮缶とイワシ味噌煮缶で、100グラムあたりの栄養成分を抽出しています。
サバ缶 | イワシ缶 | |
---|---|---|
カルシウム | 152mg | 219mg |
リン | 241mg | 277mg |
カリウム | 285mg | 309mg |
タンパク質 | 15.1g | 16.4g |
脂質 | 12.9g | 13.5g |
炭水化物 | 8.6g | 8.2g |
ナトリウム | 509mg | 456mg |
サバ缶、イワシ缶ともにカルシウムが豊富なのは流石ですね。
日本人はカルシウムが不足しがちなので、缶詰で手軽に補えるのは嬉しいポイントです。
数字を見るとイワシ缶のほうが栄養価が高いように見えますが、差は微々たるものです。
栄養面だけを考えるなら、あえてイワシ缶にこだわる必要はありません。
手に入りやすさや味の好みで選んでOKです。
ダイエットには不向きな面もある
サバ缶やイワシ缶をダイエット目的で食べたい人もいると思います。
確かにダイエット中の栄養バランスを整えてくれる点では優秀な食材です。
でもダイエットに不向きな点もいくつかあります。
・カロリーが多め
・塩分多めで白米を食べたくなる
まずは気になるカロリー。
サバ缶もイワシ缶も、200グラムで350~500kcal前後の商品が多いです。
ちょっと高めですね。
カロリーを気にするなら水煮缶がベスト。
味付きの缶詰になるとカロリーが上がってしまいます。
塩分が多めな点も、ダイエットには逆風です。
白米をいっぱい食べたくなるので、人によっては逆効果になるかもしれません。
もうひとつ付け加えると、EPAの脂肪燃焼効果は運動したときに発揮されます。
食べて寝るだけでは痩せないので注意してくださいね。
カレーにサバ缶を入れると美味い
いかがでしょうか。
サバ缶もイワシ缶も、栄養面はとても優秀です。
栄養面で大きな差はないので、味の好みで選ぶことをおすすめします。
特にイワシ缶は癖が強いものが多いので、無理に食べないでくださいね。
サバ缶でも大丈夫ですよ。
たくさん食べても健康効果は上がらないので、1日1缶を守りましょう。
ちなみに、私のおすすめはカレーにサバを入れること。
カレーのコクが増して美味しいですよ。