台風一過。
爽やかな空を見て、サイクリングに出かけたくなります。
でもちょっと待った!
台風直後のサイクリングには、危険がいっぱい。
思わぬ怪我を防ぐためには予習が大事。
どんな危険性があるのか、まとめてみました。
道路に残った水で転倒
台風後のリスクと言えば、やっぱり水です。
台風が通過しても道路に水が残っている場合があります。
浅い水たまりに見えても要注意。
自転車で通ると、めちゃくちゃ滑りやすくなっている場合があります。
水深は浅くても、底に泥や落ち葉などの堆積物があればスリップします。
特にロードバイクは滑りやすいです。
毎年、油断して怪我をする人が多いので気をつけてくださいね。
増水時の泥でオフロード化
2つ目のリスクは、泥です。
台風で一時的に道路が冠水していた場合、水が引いたあとに泥が残ります。
この湿った泥が見た目以上に厄介。
ちょっとしたオフロード状態になってしまいます。
特にカーブに泥がたまっていると危険。
いきなり滑って大クラッシュです。
さらに、一時的に冠水した道路には小石などが落ちています。
濡れた小石は乾いている時よりもタイヤにひっつきやすいので、パンクのリスクが高まります。
水が引いたから安心とは限りません。
予定ルートに冠水してそうな場所があったら、避けるべきです。
落ち葉でスリップ
路肩に堆積した落ち葉で転倒。
これもよくあるパターンです。
湿った落ち葉はよく滑ります。
さらに、溝が隠れて見えなくなってることもあるので油断大敵。
意外と見落としがちなのが、松の葉。
無視しがちだけど、湿った松の葉はよく滑ります。
特に気をつけてほしいのが、カーブと坂。
私の友人は落ち葉で滑って転倒、さらに後続の車と接触するという事故を起こしました。
まさに危機一髪です。
幸い命は助かりましたが、肩の脱臼&鎖骨・手首の骨折などで大変な思いをしました。
落ち葉は台風後だけでありませんが、台風後は濡れ落ち葉が激増します。
要注意です。
倒木や小石でパンク
台風後の道路は、どこかに倒木があると思ったほうがいいでしょう。
車が通れなくなるような倒木なら素早く除去されていますが、路肩に倒木が放置されていることも多いです。
自転車や歩行者しか通らない道路なら、3日ぐらい放置されていることもあります。
予定していたコースを通れないかもしれません。
道に散らばった小さな木の枝も危険。
踏めば転倒する可能性があるし、パンクの原因になることもあります。
木が倒れている現場には、小石が散らかっていることが多いです。
倒木を見かけたら、パンクしやすいゾーンの合図。
速度を落として走りましょう。
ビニール傘などの落下物
台風のあとには色々なものが落ちています。
特に多いのが、ビニール傘の残骸。
これも見落とすと踏んで転倒したり、パンクにつながるので注意してください。
さらに、大きな落下物の周囲には小さくて尖った落下物があるかもしれません。
特に看板が落下した現場の周囲には、ボルトなども落ちているはず。
大きな物に気を取られて、余計なものを踏まないように慎重に通りましょう。
大きめの道だけ通ろう
いかがでしょうか。
台風後には道路に様々な物が落ちています。
河川敷や細い山道など、交通量が少ない道路はすぐ復旧しません。
台風の後は1週間ぐらい避けたほうがいいでしょう。
台風後のサイクリングは、車が通る大きな道を中心に。
水や落下物を見かけたら無理せず降りて、安全第一で走ってくださいね。