弓道で夏の暑さ対策はどうしてる?熱中症を予防するために

弓道の暑さ対策グッズ

弓道の夏は暑い!

道場が狭いと人口密度が高すぎて蒸し風呂状態。

道場の向きによっては、朝日や西日の直射日光が…

集中して練習するためにも暑さ対策は必須。

今回は暑さ対策グッズを色々と紹介したいと思います。

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弓道の成績がよくなる音楽なんてあるの?個人的に良かった曲はこれ

弓道と音楽

当ブログでは弓道ネタをよく取り上げています。

昨日、こんな質問が届きました。

「弓道の試合当日、集中力を上げる音楽ってないですか?」

試合当日に音楽を聞く人は多いと思います。

移動中の電車の中で集中力を上げられたら嬉しいですよね。

今回は弓道と音楽についてお話します。

私がお気に入りの曲

弓道と音楽

弓道と音楽の関係性。

まずは私個人の体験談からお話したいと思います。

私が高校生や大学生の頃は、YUIの曲ばかり聞いていました。

(年がバレますね)

アップテンポの曲、スローで切ない曲も関係なく聞いていましたね。

特に好きだったのは「Tokyo」「Why me」「Good-bye days」「skyline」とか。

いい曲なので聞いてみてくださいね。

なぜYUIの曲を聞いていたのかというと、2つの理由があります。

・そもそも好きだった

・月例射会でたまたま成績が良かった

好きな音楽を聞くのが何より大事だと思います。

あと付け加えるなら成功体験です。

偶然でも良いので「この曲を聞いた後、的中率が上がった」という経験をしていると、試合当日の心の拠り所ができます。

私は練習試合の前、毎回違う曲を聞くようにしていました。

そして成績が良かった曲を覚えておきます。

これを繰り返すと、あなた専用の「勝負曲マイベスト」ができることでしょう。

錬士の人に聞いてみた

私個人の話ばかりしても何ですね。

そこで、知り合いの錬士の人たちにインタビューしてみました。

3人に聞いてみた結果、共通点があったのでまとめます。

・思い出のある曲

・ジャズ

・クラシック

錬士の方々は良いお年なので演歌が出てくるのかと思いきや、出てきませんでした。

思い出のある曲というは、80年代の歌謡曲です。

錬士の方々の世代的に青春時代と重なるのでしょう。

弓道と音楽

もちろん曲は3人ともバラバラでしたが、懐かしさがキーワードなのかもしれません。

そしてジャズとクラシック。

これは3人に共通していました。

移動中のBGMとしてはピッタリなのかもしれません。

一般的に集中力を上げると言われる音楽

さて、今度は一般的に集中力を高めると言われる音楽の話をしましょう。

一般的に集中力を高めると言われる音楽とは?

調べてみると色々あります。

・J-POP

・クラシック

・ヒーリングミュージック

・ジャズ

・テクノ

・ロック

ハッキリ言って、調べれば調べるほど混乱しました。

あれもこれも状態になってしまいます。

ただ、とある論文でこのような記述がありました。

「心地よいと感じるリズムが集中力を高める」

クラシックやジャズなど、音楽の種類よりもリズムのほうが大事。

これには納得です。

どんな曲でも、リズムが合わないと好きになれませんから。

弓道と音楽

弓道用の曲探しをするなら、分野にこだわらず心地よいリズムの曲を探すと掘り出し物が見つかるかもしれません。

せせらぎの音はイマイチ

音楽にも色々ありますが、自然の音も音楽と言えないこともないと思います。

・川のせせらぎ

・波の音

・小鳥のさえずり

・風で木が揺れる音

・焚き火の音

これらも集中力を高めると言われることがあるのですが、試合前のBGMとして聞くのは個人的にはおすすめしません。

私個人の経験ですが、試合前に自然の音系の音楽を聞いて良い成績が出たことがないです。

良い思い出がありません。

そもそも自然の音で集中力を高めるなら散歩するほうが効果的です。

歩いて体をほぐしつつ周りの音を感じるとリラックスできます。

ドローン操縦士に転職

近所の公園をグルっと一周してから出かけるとか。

試合会場から近い公園を調べておいて、会場入りする前に公園に寄ってもいいでしょう。

聞きなれない曲は試合に不向き

音楽には個人の好みの要素が大きいです。

一概にこの曲がベストとは言えません。

一つだけハッキリ言えることは「聞きなれない曲は試合当日には不向き」ということです。

弓道と音楽

聞きなれない曲は集中力を乱します。

試合当日は馴染みのある曲を聞くこと。

普段クラシックを聞かない人が試合当日にクラシックを聞いてもダメです。

あなた専用のマイベスト

弓道と音楽

いかがでしょうか。

音楽には個人の好みの要素が大きいので、一概にこれとは言えません。

ぜひ、日頃から色々な音楽を聞いてください。

その中からお気に入りを集めれば、あなた専用の勝負曲コレクションができることでしょう。

あなた専用のマイベスト。

良かったらコメントで教えて下さいね。

弓道は背中で引く方法を意識すると危険!泥沼にはまらないために

弓道

このブログでは弓道の話をよくします。

昨日、読者さんからこんな質問が届きました。

「背中で引くように指摘されたのですが、どうすればいいのか分かりません。」

 

その気持ちよく分かります。

私も一時期よく指摘されて悩んでいました。

背中で引けと言う人に限って、具体的な改善方法は教えてくれないんですよね…

背中で引くにはどうしたら良いのか?

私が実践して、指摘されなくなった方法について解説します。

背中で引くは結果論

今回、このご質問にどう答えれば良いのか悩みました。

弓道の本を読むと抽象的な表現が多いですよね。

具体的な方法論や練習方法は解説されていないので、実践できない人が大多数です。

それもそのはず。

背中で引くというのは「結果的に」そうなるものだからです。

意識してやるものではありません。

射法八節を一つ一つ実践すると、自然とその状態になるというのが真実だと思います。

私から言わせれば「背中で引け」というアドバイスは「ちゃんと引け」と言うのと同じ。

非常にアバウトでフワフワした言葉です。

断言します。

引き分けで背中を意識しても上達しません。

背中で引けと指摘されなくなるためには、もっと別のところを改善するべきなのです。

意識して背中で引こうとしてはダメ

背中で引けと言うと、だいたいこんな言葉がセットでついてきます。

「肩甲骨を意識しろ(開け・絞れ・動かせ)」

 

これを素直に実践してはダメです。

人の体はそんなに器用ではありません。

肩甲骨や背筋を意識して動かそうとすると、必ず副作用が生まれます。

副作用とは何か?

答えは反り腰です。

弓道をしている女性

背中を意識して引くと、腰が前に出ておへそが上を向く不安定な体勢になりやすいのです。

背中が反った状態で引くと「背中で引いている気分」が強まります。

自然体よりも背中の筋肉の動きを感じやすいので、勘違いしてしまうのです。

ゴム弓で良いので、わざと思い切り背中が反った状態で引いてみてください。

背中を使い胸が開いているような気がするはずです。

これを繰り返すと、自然な胴造りの状態を棒立ちだと勘違いしてしまいます。

真っ直ぐ立っているつもりなのに胴造りが歪んでしまうのです。

一度間違った感覚を覚えてしまうと、正すのは大変です。

大きな違和感と戦うことになります。

そもそも指摘される理由とは?

そもそも、なぜあなたは背中で引けと言われるのでしょうか。

原因をご存知ですか?

背中で引けと指摘されやすいのはこんな人です。

・射が小さい

 

・肩が上がって詰まりやすい

・会が縮みやすい

・離れが引っかかる(弦音が悪い)

 

このような人は、上級者でも背中で引けと言われやすくなります。

逆に言えば、下手くそでも大きく引いている人は背中で引けと言われることは少ないはず。

射が小さく窮屈に見える人を見ると、指導者はこう思います。

「手で力んで引くから窮屈になるんだ」

「背中で大きく引けば良い」

本来、アドバイスするなら射が窮屈になる原因を具体的に除去しなければなりません。

ところが指導していると「背中で引け」が具体的なアドバイスであるかのように感じてしまうことがあります。

それでつい口に出してしまうんです。

弓道と鼻割り・目割り

弓道はこういう「具体的っぽくて抽象的なアドバイス」がたくさんあります。

「手先で力むな」とか「引っ張るな」とか…言われてもどうすればいいのか分からないフレーズが多いのです。

今後、あなたが「背中で引け」と指摘されたら「射が窮屈に見えるぞ」と言われたと変換して理解しましょう。

その上で「治すにはどんな練習をすればいいですか」と質問するのが1番良いと思います。

具体的なアドバイスを指導者から引き出すのも、弓道の上達に欠かせないスキルです。

私はこれで言われなくなった

弓道

私自身も高校生の頃、背中で引けと言われた時期がありました。

背中を意識して練習してもダメ。

モヤモヤしながら引いていました。

そんなある時、私の2つ上の先輩(国体出場経験あり)が実演を交えて指導してくれる機会がありました。

その人の射を見てみると、引き幅がとても大きくて驚きました。

全然引っ張ってないのに、大きく引いているのです。

私は「背中で引くってこういうことか!」と思い、その先輩にコツを尋ねました。

そこで指導されたのは、引き分け開始時の右手の使い方。

アドバイスはシンプルでした。

「引き分け開始すぐに右手を下げるな・顔に近づけるな」

つまり、無理なく大きく引くための練習だったのです。

「背中なんて意識してもどうしようもないよ」

先輩にそう言われたときには驚きました。

弓道

このことがきっかけで大きく引けるようになった私は、いつの間にか「背中で引け」と言われなくなりました。

大きく引けるようになると、手先の力みや離れの引っかかりも改善。

複雑に感じていた弓道が、とてもシンプルなものに感じるようになったのです。

背中を意識するとスランプ一直線

いかがでしょうか。

背中で引けと言われたら、他人から見ると射が窮屈に見える状態です。

背中を意識して引くのではなく、大きくゆったり引く練習を実践してください。

大きく引く方法を詳しく知りたい人は「大きく引くコツ【射が小さいと言われる人へ】」をご覧ください。