子供が背中を痒がる!冬のかゆみの応急処置とは

小学生

以前「子どもの乾燥肌はお風呂が大事」という話をご紹介しました。

すると、このようなコメントが届きました。

子供が毎年冬になると背中を痒がります。

見た目は荒れていないのですが、痒みが強いようです。

背中が痒いと、不眠になりがち。

なんとかしてあげたいですよね。

保湿のあとの応急処置

冬の痒みのほとんどは乾燥肌が原因です。

すでに、何かの保湿はしていると思います。

それでも痒がる場合は、応急処置で対応しましょう。

簡単で確実なのは冷やすこと。

濡らしたタオルで背中を冷やしましょう。

おでこに優しい今治タオル

冬なら常温の水道水で十分です。

氷水を用意する必要はありません。

冷やしたまま寝たいなら、保冷剤をタオルで巻きましょう。

背中の痒み対策の注意点①

背中を冷やして痒み対策をする場合は、注意点が2つあります。

1つは広い範囲を冷やしすぎないこと。

背中全体を冷やす必要はありません。

部分的に冷やすだけで十分です。

ハンドタオルやハンカチで、特に痒みが強い部分を冷やします。

体全体を冷やすと、体温が下がりすぎます。

冷やすのをやめた途端に、体温が急上昇して痒みが強くなる場合があります。

背中の痒み対策の注意点②

応急処置の注意点の2つ目。

冷やした後は、お風呂やストーブで体を温めてはいけません。

ストーブ

急激に冷やし、急激に温める…

これでは痒みが倍増してしまいます。

応急処置を行うのは、お風呂に入った後。

これさえ守れば、痒みはスーッと引くはずです。

背中の痒みを予防するために

毎年冬になると背中が痒くなる子は、乾燥対策が不十分です。

特にお風呂上がりが要注意。

お風呂上がりの過ごし方で予防できることが多いのです。

詳細については「子どもの乾燥肌はお風呂が大事」をご覧ください。

自転車で手が痒くなる理由【痺れるほどにダメージを受けている】

自転車で手がかゆい

以前、手のひらのかゆみ対策についてお話しました。

すると、本日こんなご質問をいただきました。

自転車に乗った後は必ず手が痒くなります。なぜでしょうか?

今回は自転車と手のかゆみについてお話します。

手のひらのかゆみの原因は振動と摩擦

自転車に長距離乗っていると、

手や腕にも負担がかかります。

ある程度体重を支えているだけでなく、

常に自転車からの振動を受けているからです。

自転車から手に伝わる振動は意外と大きくて、

自転車用の手袋はしばらく使っているこんな状態になります。

自転車用の手袋

振動に耐えるためにハンドルを強く握れば握るほど、

手の皮膚にかかる負担が増大していきます。

手汗でさらに皮膚に負担がかかる

素手で自転車に乗っている人は、

振動だけが原因ではありません。

手の汗も原因になってしまうんです。

汗で濡れた手はかゆみの原因になる

手の汗は、本来滑り止めのために分泌されるものです。

滑らなくなるということは、

手のひらの皮膚に強い摩擦力がかかるということ。

手のひらが汗で濡れていると、

乾いた状態よりも強くダメージを受けることになります。

夏でも手袋をしたほうがいい

長時間自転車に乗らない人は、

自転車用の手袋なんて持ってないですよね。

それでも、自転車に乗るときは手袋をすることをおすすめします。

安い軍手でもいいです。

手のひらにかゆみを感じるほどダメージを受けていると、

皮脂をうまく分泌できなくなって

手のひらに湿疹ができてしまう可能性があります。

こうなってしまうと、冬には自転車に乗っていなくてもかゆくなります。

この状態まで悪化した場合は自然に治りません。

以前紹介した手のひらのかゆみ対策のように、

保湿などのケアをしてあげる必要が出てきます。

自転車用の手袋の快適さを知ると癖になるんですけど、

安物の軍手でもつけないよりはマシです。

手のかゆみが慢性化する前に、

手のひらを保護してあげましょう。

 



 

化粧水で首がかゆくなる原因【汗とアレルギーの関係】

首

化粧水を首まで塗るとかゆくなることがあります。

特に夏場、汗をかきやすい時期に多くなるこの症状。

首の皮膚の特徴が原因だったのです。

首の皮膚の特徴

首の皮膚には、顔や体の皮膚とは違った特徴があるんです。

一番の違いは汗腺の数。

太い血管が通っている首には汗腺が顔の2倍もあります。

そして、首の皮膚は他の部分と比べると薄く、

刺激に弱く、たるみやすい性質を持っています。

化粧水を塗ると首だけかゆくなる原因

汗腺が多くて刺激に弱い薄い皮膚。

これこそが、首がかゆくなる原因です。

敏感肌

化粧水を塗ることも肌にとっては刺激の一つ。

正常な状態の皮膚であればアレルギー反応がでることはないのですが…

服がこすれたり、紫外線、クセで掻いてしまうなど、刺激をいっぱい受けてしまいます。

それだけでなく、汗に含まれるアンモニアによる刺激も加わります。

常に複数の刺激にさらされる首の皮膚は、

ちょっとした刺激でバランスを崩してしまうんです。

痒くならない化粧水の選び方

肌の保湿にかかせない化粧水。

単に保湿をするだけでは肌のバリア機能は強くなりません。

ではどうすればいいのか?

助っ人を呼べばいいのです。

美肌菌という言葉を聞いたことはありますか?

私たちのお肌には善玉菌、悪玉菌、カビ、ダニ…

見えないものがたくさん住んでいます。

腸内細菌

菌には保湿成分を作ってくれる通称美肌菌と呼ばれるものもいます。

もちろん、悪さをする菌もいます。

お肌が健康的な人は体質だけでなく、美肌菌の勢力が強いことが分かっています。

すぐに首がかゆくなる人は、美肌菌が減っているかもしれません。

首は汗をかきやすい部分なので、カビが生えている可能性も!?

首にカビなんて生えるわけがないと思いますか?

実際、世の中には顔カビで悩んでいる人がたくさんいるんですよ。

詳細が気になる人は「顔カビと顔ダニの症状の違い」をご覧ください。