私は自宅で仕事をしています。
毎日12時間ぐらいパソコンやスマホとにらめっこ。
pc用メガネは欠かせません。
ところで、pc用メガネは経費として認められるのでしょうか?
気になったので調査しました。
原則は経費にできる
まず結論から言います。
pc用メガネは経費にすることが可能です。
「仕事に必要である」
そう認められるものであれば、経費とすることが可能です。
パソコン作業が中心の人であれば、ほぼ問題なく経費に計上できるでしょう。
逆に言えば「仕事で使うとは考えられない」と判断されると経費にできません。
後ほど、認められない事例をご紹介します。
仕訳の勘定科目は?
pc用メガネの勘定科目は、消耗品費です。
仕事用のpc用メガネは、そんなに高いものではありませんよね。
文房具と同じように、消耗品費として処理するだけで大丈夫です。
認められない事例①数が合わない
原則として、仕事で使うためのものは経費にできます。
でも、なんでもかんでもOKではないんです。
例えばこんな事例。
・一人で事業を行っている
・pc用メガネを5つ購入した
おかしいですよね。
一人で事業を行っているのに、5つもpc用メガネを買う。
「曜日ごとに使うものを変えています」
こんなのは言い訳にもなりません。
もし私が調査を担当する職員なら…
「プライベート用?家族の分?」と思うことでしょう。
疑惑を払拭するには、なぜ5つもpc用メガネが必要か説明できなければいけません。
認められない事例②必要がない
次に、こんな事例も認められないでしょう。
・デスクワークは会計ソフトを使う時だけ
このように、ほとんどパソコンに触らない仕事の場合。
これも怪しいですね。
「ほとんどパソコン使わないのに、pc用メガネがいるの?」
こうツッコまれた場合、なんと答えるでしょうか?
この点が説明できなければ、プライベート用と判断されかねません。
じゃあデスクワークが1時間だったら?
2時間だったら?
一概に「何時間以上」と言うことはできません。
重要なのは、仕事の効率アップにつながることを説明できるかどうかです。
認められない事例③値段が高すぎる
次にこんな場合はどうでしょうか?
・pc用メガネ代:10万円
極端な例ですね。
事業の全経費が200万円。
そのうちの10万円がpc用メガネ代だとしたら…
「こんな高級なpc用メガネはいらないだろう」
誰でもそう思います。
極端な例ですが、あまりに高級なpc用メガネだと疑われて当然です。
ではいくらが妥当なのか?
これも、はっきりとした基準はありません。
一般的なメーカーのものなら、大丈夫でしょう。
・一般的な価値観で妥当な金額
・仕事の効率アップにつながる
この2つをクリアできなければいけません。
普通のメガネもOKなの?
「pc用メガネが良いなら、普通のメガネもOK?」
そう考えたくなりますが、難しいと思います。
というのも、普通のメガネはプライベートでも使います。
たとえ廃業したとしても、メガネは使いますよね。
何か特別な理由を説明できない限り、普通のメガネを計上するのは避けましょう。
経費にできる自信がない人へ
「pc用メガネは欲しいけど、経費に計上する自信がなくなった…」
そんな場合は、100均のpc用メガネで十分です。
仕事に必要だと自信を持って言えない人は、必要性が低いということ。
たまに使うぐらいなら、100均で十分。
100均のpc用メガネでNGが出ることはほぼないです。
「なんとなく欲しい」ぐらいなら、100均で我慢しましょう。
個人事業主の経費の大原則
pc用メガネに限った話ではありませんが、経費として認められるのは仕事に必要なものだけです。
・プライベートで使うもの
・事業内容と関係ないもの
・事業規模と比べて高額すぎるもの
こういったものは認められません。
経費にプライベートで使うものが混ざっていると、あなたの会計全体の信用が低下します。
プライベート用と仕事用はきっちり分けましょう。
曖昧な物品は「なぜ仕事に必要か」を説明できるかどうかがポイント。
説明が苦しいものは計上しないように。
ガソリン代の管理は大丈夫?
いかがでしょうか。
今回はpc用メガネについてお話しました。
経費については、色々と迷うことが多いと思います。
ところで、ガソリン代の管理は大丈夫ですか?
ガソリン代は、仕事とプライベート用が混ざりやすいもの。
単に按分するだけでなく「管理を徹底している」とアピールできたほうが安心です。
仕事とプライベートをきっちり分けているとアピールするために、仕事用のガソリンカードを使うのも手です。
利用明細が残るので、会計処理も明確になります。
レシートだけでゴチャゴチャ管理するより楽ですよ。
詳細は「個人事業主のガソリンカード【審査なしで入れる】」をご覧ください。