私は自宅で仕事をしています。
毎日12時間座りっぱなしだと、お尻や腰が痛い…
円座クッションは欠かせません。
ところで、クッションは経費として認められるのでしょうか?
気になったので調査しました。
原則は経費にできる
まず結論から言います。
クッションは経費にすることが可能です。
「仕事に必要である」
そう認められるものであれば、経費とすることができます。
デスクワークをするときに使用すると説明できるなら大丈夫です。
逆に言えば「仕事で使うとは考えられない」と判断されると経費にできません。
後ほど、認められない事例をご紹介します。
仕訳の勘定科目は?
クッションの勘定科目は、消耗品費です。
仕事用のクッションは、高いものではありませんよね。
文房具と同じように、消耗品費として処理するだけで大丈夫です。
認められない事例①数が合わない
原則として、仕事で使うためのものは経費にできます。
でも、なんでもかんでもOKではないんです。
例えばこんな事例。
・一人で事業を行っている
・クッションを4つ購入した
おかしいですよね。
一人で事業を行っているのに、4つもクッションを買う。
もし私が調査を担当する職員なら…
「プライベート用?家族の分かも」
こう思うことでしょう。
疑惑を払拭するには、なぜ4つもクッションが必要か説明できなければいけません。
認められない事例②必要がない
次に、こんな事例も認められないでしょう。
・仕事は外で立ちっぱなし
このように、ほとんど座ることがない仕事の場合。
これも怪しいですね。
「ほとんど立ちっぱなしなのに、なんでクッションがいるの?」
こうツッコまれた場合、なんと答えるでしょうか?
説明できなければ、プライベート用と判断されかねません。
認められない事例③値段が高すぎる
次にこんな場合はどうでしょうか?
・クッション代:200万円
極端な例ですね。
事業の全経費が300万円。
そのうちの200万円がクッション代だとしたら…
「こんな高級なクッションはいらないだろう」
誰でもそう思います。
極端な例ですが、あまりに高級なクッションだと疑われて当然です。
仕事に使うものである。
そして、一般的な価値観で妥当な金額であること。
この2つをクリアできなければいけません。
個人事業主の経費の大原則
クッションに限った話ではありませんが、経費として認められるのは仕事に必要なものだけです。
・プライベートで使うもの
・事業内容と関係ないもの
・事業規模と比べて高額すぎるもの
経費にプライベートで使うものが混ざっていると、あなたの会計全体の信用が低下します。
プライベート用と仕事用はきっちり分けましょう。
曖昧な物品は「なぜ仕事に必要か」を説明できるかどうかがポイント。
説明が苦しいものは計上しないようにしましょうね。