先日、友人がドローン操縦士に転職した話をしました。
すると、このブログの読者さんからこんな質問が届きました。
年収がどれぐらいか。
確かに気になりますよね。
さっそくドローン操縦士の友人にインタビューしてきました。
貴重な話が聞けましたよ。
1年目:派遣時代
友人はドローン操縦士に転職した当初は、派遣社員扱いでした。
ドローン操縦士はまだ発展途上の職業。
資格などより、実績と人脈が重視されるのが現状です。
当然、最初はみんな未経験。
実績なんてありませんよね。
友人は、手っ取り早く実績を作るために派遣でドローンの仕事に携わりました。
派遣社員時代の年収は、約240万円。
友人はここで給料以上のものを得ました。
・人脈
・お客様のニーズ
派遣社員としてドローンを操りながら、次のステップへの準備を着々と進めたのです。
派遣先では必ず個人の名刺を配ったそうです。
「来年からはフリーになるので、御用があれば安くしますよ。」
ちゃっかり売り込みをしていたそうです。
「派遣期間中はちゃんと会社を通して仕事をしていた」と本人は主張しています(笑)
どんなニーズがあるのかは現場に出れば分かります。
こうして、着々と次のステップへの準備を進めました。
2年目:正社員+フリーカメラマン
派遣期間が残り2ヶ月となった頃。
友人は次のステップへの準備を本格化させました。
2年目には正社員+フリーの2本柱で仕事をしていたそうです。
ちなみに、年収は…
フリーの報酬:約300万円
派遣期間中に準備したことが実を結び、正社員で安定した給料を獲得。
さらには個人指名の依頼も入るようになりました。
この状態になるまでに準備したことは2つ。
②フリーで依頼を受け付けるブログ作成
①については、前回解説した通りです。
友人は、ドローン系業務専門の転職サイトを利用しました。
求人情報を集めつつ、フリーで活動する準備を始めます。
と言っても、難しいことではありません。
ブログにこんなことを書いたのです。
②どんな仕事をしたのか一覧表にまとめる
③個別の仕事の概要を紹介
派遣期間中に行った仕事について「見える化」する。
やったことはそれだけなんですって。
例えば、何月何日に道路の高架下の点検業務で何時間撮影したか。
簡単にまとめたそうです。
あとは派遣時代にコツコツ続けた人脈獲得作戦。
これが良かったのかもしれません。
3年目:年収倍増中!?
友人は今年でドローン操縦士3年目。
実は、すごい稼いでいるんですよ。
なんと、5月末時点で去年の年収に並んだそうです。
このペースなら、年収は去年の倍以上ですね。
正社員としての給料は変わっていないので、フリーで行う仕事が伸びているらしいです。
「今までで1番楽しかった操縦士の仕事は?」
友人に聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。
「某女子大のプロモーション動画撮影が楽しかったなあ。
3日間で8万円だったけど、女子大生に囲まれて最高だった!」
なんと!
こんな美味しい仕事もあるのですね。
インフラの点検業務だけではないんです。
コツコツと丁寧に仕事をすれば、美味しい仕事も入ってくるのか…
羨ましいですねえ。
ドローン操縦士に転職したい人へ
いかがでしょうか。
今回、友人の年収の推移をご紹介しました。
派遣社員や正社員の給料は、特別高くはありません。
普通の仕事と同じぐらいのことが多いようです。
ドローン操縦士の労働市場は生まれたばかり。
まだまだ確立した地位があるとは言えません。
その分、チャンスも大きいです。
個人指名の仕事が増えれば、年収はグッと上がることでしょう。
+
仕事の窓口を広げる
汗を流した分だけ成果も見込める。
夢のある仕事だと言うことがよく分かりました。