弓道と手の乾燥対策【お金をかけずに快適にする方法】

取懸け

弓道家にとって冬は試練の季節です。

防寒性ゼロの道場の中で、震えながら練習しないといけません。

以前、弓道の防寒対策をお話しました。

でも冬は寒さだけではありません。

手の乾燥対策も重要です。

手のコンディションが悪化すると、思った以上に射に影響が出ます。

100均のヒアルロン酸がおすすめ

手の保湿にも色々あります。

手専用の保湿クリームが1番いいですが、ちょっと高め。

ワセリンはベタつきが気になるし、握り皮が汚れやすくなります。

安く済ませたいなら100均の出番です。

100均のコスメグッズ、じっくり見たことありますか?

私がおすすめするのは、ダイソーのヒアルロン酸です。

ダイソーのヒアルロン酸

2種類あります。

弓道の練習直前につけるなら「スーパーヒアルロン酸」がおすすめ。

スーパーヒアルロン酸のほうが角質層になじみやすいので、ベタつきが早くなくなります。

原液を直接手に垂らして馴染ませればOK。

最初に手を水で濡らして、原液を2滴垂らせば両手をカバーできます。

もちろん化粧水に混ぜてもいいですよ。

コスパ重視ならamazonで

毎日練習の前に使うと、ダイソーのヒアルロン酸はすぐなくなります。

コスパを考えると、amazonで買うほうがいいと思います。

例えば「SOC スキンローション ヒアルロン酸」

弓道と手の乾燥対策

470円~600円ぐらいで買えるのですが、大容量です。

500ml入っています。

弓道と手の乾燥対策

手に塗ると5分ぐらいベタつきますが、効果はバッチリ。

ついでに顔も保湿すれば、美肌弓道家の誕生です(笑)

 

最強は尿素入りハンドクリーム

ケチケチせず効果を重視したい!

そんな人は、尿素入りハンドクリームが1番です。

以前「弓道で虎口が痛い」という話の中で、手の内の皮めくれ対策を話しました。

そこで紹介したハンドクリームは良かったですよ。

ベタつきもないし、すべすべ。

ずっと触っていたくなる仕上がりです。

上級者は、手を大事にします。

個人的な感想ですが、的中率8割以上の人の手はみんな綺麗でした。

手のケア方法を調べているあなたも、隠れた才能があるのかもしれませんね。

手の内のケア方法は他にも色々あります。

詳細は「弓道で虎口が痛い【手の内の皮むけ・ヒリヒリ対策】」をご覧ください。

弓道で足が滑る!予防するには足踏みの勘違いを直そう

弓道

弓道をやっていると、足が滑って困ったことはありませんか?

格式の高い道場ほど床が滑りやすい気がします。

気のせいかもしれませんが(笑)

でも、足が滑るのを道場のせいにするのは半人前です。

今回は、足が滑りやすい人の共通点についてお話します。

胴造りが甘いという前に

「足が滑るんです…」

先生や先輩に相談したら「胴造りが甘いからだ」と言われた人いませんか?

弓道をやっている人って、アドバイスになっていないアドバイスを言う人が多くて困ります

本題に戻ります。

具体的に、なぜ胴造りが甘くなるのでしょうか?

「足の内側でしっかり踏ん張っていない」

本当にそうでしょうか。

結構、みんな頑張って踏ん張っていると思いますよ。

実は胴造りの前段階、足踏みから間違っている人が多いのです。

あなたの足踏みは大丈夫ですか?

正しい足踏みの広さとは

弓道で気になるのが、足踏みが広すぎる人が多いことです。

例えばこのような感じの人。

弓道の足踏みの広さ

どっしりとしたいい足踏みに見えますが、1足分ぐらい広すぎます。

足踏みの基本は足先(両方の親指)が矢束の長さですよね。

この画像の足踏みでは広すぎます。

もう1つ注目してほしいのが踵です。

踵の間隔が肩幅よりも広くなっています。

これでは、足が滑りやすいでしょうね。

足踏みを広くすると安定感が増す気がします。

しかし、実際には余計な力が入りやすくなるだけです。

特に足の筋力が多い男性は広めの傾向があるので要注意です。

足踏みを研究していますか?

弓道の上達には、三重十文字を極める必要があります。

足踏みが広すぎたり狭すぎたりすると、

体がねじれたり、腰がひけたりします。

ついつい会の形や離れに意識が向いてしまうのですが、土台が歪めば安定しません。

なぜか調子が悪くなるのは、大抵の場合は胴造りの乱れが原因です。

そして胴造りの乱れを引き起こすのが足踏みの乱れです。

足踏みは個人差が出やすい

足踏みには基本があります。

でも、人の体って個人差がありますよね。

全身を支える足踏みは、個人差が強く反映される部分です。

足が滑りやすい人は、自分にとってのベスト足踏みを見つけていない状態です。

指1本分の広さを変えただけで、劇的に的中率が変わることもあります。

1番良い足踏みは、試行錯誤するしか見つける方法がありません。

1日に5分ぐらいは足踏みについて悩む時間を作りましょう。

足踏みがベストに近づけば、自然と滑ることは減るはずです。

ちなみに、滑りにくい足袋もあることはあります。

グリップ力が段違いですが、足踏みの改善も忘れずに。

 

離れと瞬きについて【弓道の癖を直したい】

弓道の矢所

弓道をしていると悩みが尽きません。

弓道の悩みの中で多いのが、

離れの瞬間に「まばたき」をしてしまうこと。

今回は瞬きの癖を直す方法についてお話します。

ただし、紹介する内容は

先生や先輩に見られると怒られる可能性大!

こっそりやりましょう(笑)

弓道で瞬きがやめられない理由

瞬きをしてしまうのはなぜか?

答えは「反射」です。

本能と言っても良いでしょう。

弓道をしている人は、

腕や顔を払ったことが一度はあるはず。

弓道で「痛み」を伴う経験をすると

体が無意識のうちに緊張します。

防御態勢をとってしまうのです。

早気の直し方にも共通するのですが、

まずは染み付いた体の反射行動を消す必要があります。

瞬き克服練習①目を閉じて開く

「瞬きしないようにしよう」

これは意志の強さではどうにもなりません。

熱いものを触ったら手がビクッとなるように、

脊髄反射で行われるものです。

瞬きをしないようにするためには、

まず「離れても危険はない」と体に学習させる必要があります。

オーソドックスな方法としては、

会に入って狙いをつけたら

目をつぶることです。

そして離れの瞬間に目を開く。

勝手

最初から閉じていれば、

反射で目を閉じてしまうことはありません。

ただしこの方法は、

ある程度しっかりとした射型ができていないと

狙いが大きくズレる可能性があります。

瞬き克服練習②口をパクパクする

瞬きをする癖は、

弓道歴が長くなると自然と消えることが多いです。

なぜかというと、

上達すれば痛みを感じた経験を忘れていきます。

無意識に刷り込まれた危機意識を

和らげることができるのです。

逆に言えば、離れる瞬間に瞬きをする人は

離れるまでに緊張感が高まっています。

「別に緊張してないし、ドキドキしてない」

そう思う人は、

会の状態で口をパクパクできるでしょうか?

大きく口を開けたまま

離れることはできるでしょうか?

物見

実際にやってみると、

顔の筋肉に力が入っていたことに気づくはず。

口をパクパクしたまま離れようとすると

集中できないですか?

「集中力」も緊張状態の一種。

自然体のまま離れることができれば

試合で緊張していても

いつもの実力が発揮できるでしょう。

試合になると中らない人は

他にも色々と要因があるのですが…

詳しくは「試合で中らない人へ」

ご覧ください。

瞬き克服練習③眉毛を上下に動かし続ける

口をパクパクする以外にも

瞬きを克服する練習方法はあります。

今度は眉毛を上下に動かし続けた状態で

残身までもっていきましょう。

口をパクパクしながら眉毛を動かしてもいいですが、

他人から見ると変な人なので

おすすめしません(笑)

会の状態で顔がこわばっていると

眉毛を上下に動かすのは難しいですよ。

逆に言えば、

眉毛を動かしたり口をパクパクできるなら

かなり自然体に近い状態をキープできています。

心の動きは顔の筋肉にすぐ伝わります。

顔の筋肉の状態を客観的に把握できれば

弓道以外の場面でも

自分の心をコントロールすることができますよ。

瞬き克服練習④おしゃべりしながら離れる

喋りながら離れる。

弓道をしている人は真面目な人が多いので、

1番怒られそうな練習方法ですね。

ただし、私はこれが1番効果が高いと思っています。

この練習方法も顔の筋肉の緊張をほぐすのが狙いですが、

友達まで怒られる可能性があるのが難点です…

一人で練習するなら、

鼻歌を歌いながら残身まで行うのも効果的。

この練習方法、

瞬き以外の悪い癖の修正にも応用できます。

例えば早気とかビクだけでなく、

反り胴が直る人もいますよ。

弓道の癖の多くが、

「無意識の緊張で筋肉がこわばっている」

「正しいと思っている動作が間違っている」ことが原因です。

鼻歌交じりで弓を引けば

注意力が散漫になりますよね。

普段やろうとしていることが飛んだ結果、

良い方向に修正できることもあります。

的

何が悪いかわからないけど調子が下がり続ける…

そんなときにやってみると

新しい気づきがあるかもしれません。

本番に弱い人は顔を動かせ

今回は瞬きをしないようにする練習方法で

顔を動かすことを紹介しました。

集中したり緊張すると

顔の筋肉がこわばります。

あなたが試合で普段の力が出せないのなら、

控えているときに顔をほぐしましょう。

人の心と身体は相互に影響しあっています。

体の筋肉の緊張がほぐれれば

心の緊張もほぐれます。

>>試合前のアップ方法はこちら

緊張することは悪いことではありませんが、

必要以上の力みは

矢の乱れにつながるでしょう。

試合になると弱い人には

他にも色々な要因があります。

色々と試してみて

自分をベストの状態にもっていく方法は

常に研究していきましょう。

>>弓道で試合になると中らない人へ

久しぶりに弓道するときの注意点【ブランクを早く取り戻す】

足踏み

受験、引っ越し、就職などで

しばらく弓道から遠ざかってしまった。

そんな人が弓道に復帰する場合、

注意するべきポイントがあります。

これをやるのとやらないのでは

勘を取り戻すまでの時間が大きく違ってきます。

元の強さの弓で素引きするべし

弓道に復帰するとき、

多くの人がやってしまいがちなのが

軽い弓を使うことです。

「久しぶりだし、とりあえず8kgの弓で練習しよう…」

これをしてしまうと、

復帰以前の弓を引けるようになるまで

とても時間がかかります。

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弓道に復帰したときの最初の練習は、

もともと使っていた弓と同じ強さのもので

素引きをするところからスタートします。

巻藁や的前に立ちたいと思うでしょうが、

どうせすぐには上手く引けません。

まずは弓の強さに

体を慣らすことが先決です。

巻藁と的前練習を開始する場合

数日間素引きをして、

体が徐々に慣れてきたら巻藁練習に移ります。

ここで使う弓は、

2kg程度軽いものを使います。

素引きで体が慣れていれば、

2kg軽い弓を引けば「軽い」と感じるはず。

2kg下げてもキツいと感じるなら、

まだ素引き練習が足りないと思ってください。

的前に立つ場合も同じことです。

弓に負けない状態を作らなければ、

勘を取り戻すどころではありません。

軽い弓は1週間程度で卒業しよう

あなたが14kgの弓を引きたい場合は、

12kgの弓で巻藁練習を行ってください。

ただし、軽い弓を引くのは

1週間程度で卒業するべきです。

体は勘を取り戻そうとする中で、

12kgの弓に適応しようとするでしょう。

一度定着してしまうと、

2kg上げるまで

1年がかりになることがあります。

体を慣らす・勘を取り戻すことの違い

弓道で1年以上のブランクから復帰する人を見ていると、

「体を慣らす」ことと

「勘を取り戻す」ことを同時に行っている人が多いです。

この2つは全く違います。

初心者はなぜゴム弓練習から始めるのか?

まずは体を慣らす必要があるからです。

復帰する場合は、

体を慣らす練習なのか

勘を取り戻す練習なのか明確にすべきです。

的

混同したまま練習すると、

肩を痛めたり変な癖がついてしまいます。

ブランクから復帰後、

なかなか的中が戻らない人は

このような失敗からスタートしているのです。



弓道で頭痛になる人へ【原因と予防方法】

悩む人

4月から弓道を始めた人も多いですよね。

練習が本格化してくると、

「弓道をすると頭痛がする」という人が出てきます。

意外と頭痛に悩んでいる人は多いのですが、

対処方法を知っている人が少ないのです。

弓道の動作は頭痛を起こしやすい

弓道によって起こる頭痛の8割は「労作性頭痛」です。

労作性頭痛とは、

運動中や運動後に起こる頭痛のこと。

心臓の鼓動に合わせてズキンズキンと

痛むことが多いです(拍動性)。

この労作性頭痛の主な原因は

血管の拡張、水分不足、頭の筋肉の硬直。

特に同じ動作を繰り返すスポーツで

起こりやすいと言われています。

弓道

弓道の動作は射法八節の反復ですよね。

同じ動きが多いです。

同じ動作を繰り返すと、

特定の筋肉にダメージが集中します。

特定の筋肉にダメージが蓄積されると、

栄養を筋肉に届けようと血流が一気に活発になります。

この結果、

血管が拡張して頭痛が起こることがあるのです。

さらには首を同じ方向に捻りながら

弓の負荷に耐えていますよね。

首筋の筋肉の疲労が

頭周辺の筋肉の硬直を誘発して頭痛が起こります。

また、弓道の場合は正座をします。

正座から立ち上がると

停滞していた血流が急にスムーズになります。

この変化によっても頭痛が起こる場合があるのです。

水分不足も頭痛の原因に

弓道は走ったりジャンプすることはありません。

他のスポーツと比べると動きが小さいのですが、

熱中症になる人の割合は他のスポーツと変わりません。

水分補給ができていない人が多いのです。

mizumawari

水分補給ができていないと、

頭痛が起こりやすくなります。

練習前には必ず水分補給をしておきましょう。

弓道の頭痛を予防する方法①

弓道による頭痛を予防するには、

緑茶やコーヒーを飲むのが効果的です。

カフェインには鎮痛作用があるので、

練習前に飲んでおけば予防効果が期待できます。

コーヒー

がぶ飲みする必要はありません。

今までジュースを飲んでいたなら、

ジュースをやめて緑茶に変えるだけで大丈夫です。

弓道の頭痛を予防する方法②

射法八節は同じ動作の繰り返しです。

どうしても使う筋肉が偏りがち。

頭痛を予防するなら、

練習前にゴム弓で左射ちをしておきましょう。

全部の動作を逆にして、

右手で手の内を作って左手で引くのです。

ゴム弓

普段と逆の動作をすることで、

筋肉の硬直を予防することができます。

できれば、練習の合間の休憩時間中にするのが一番効果的です。

ただし、

道場の中でやると怒られるかもしれないので、

気をつけてくださいね。

師範や先生、先輩に怒られても

私には責任はとれません(笑)

色々試しても頭痛がとれない場合は、

頭痛用のサプリメントも良いですよ。

特に試合の前に飲んておけば安心できます。



弓道で最悪の練習方法とは?弱い学校・早気が増殖する環境

的

弓道は他のスポーツよりも、

科学的な解析が進んでいません。

どの筋肉をつければいいのか、

どんな練習をすれば良いのか体系的に整理されておらず、

指導者の経験や勘に頼っています。

私は最近、色々な学校や道場の練習風景を見てきて、

弱い学校や道場に共通する最悪の練習方法を発見しました。

自由な環境は最悪の病気を生み出す

弱い学校の弓道部や道場に共通するのは、

自由練習の時間が多いことです。

これは、友達同士でアドバイスしながら練習することも含みます。

サボる人が出てくるという問題もありますが、

熱心に練習するほど、ある罠にハマりやすくなるんです。

我流の癖がつく?

それもありますが、それならまだマシです。

もっと深刻なことが起こっています。

これに気づかず、早気になったり

的中率の伸び悩みが起きているんです。

弱い学校と強い学校の意外な違いとは?

公式戦に出ると、

学校によって強い・弱いが必ずあります。

個人の技量や経験、練習量や内容以外で、

強い学校と弱い学校の決定的な差は何か分かりますか?

それは、リズムです。

強い学校と弱い学校の練習風景を見ると、

一人ひとりの一射にかかる時間が全然違います。

特に、足踏み・胴造り・取懸け・弓構え・打起こし(大三)の過程です。

弱い学校ほど、

引き分け開始までにかかる時間が短いです。

自由練習の時間が長いほど、

この傾向は強くあらわれます。

リズムが早くなるとどうなるか

弓道でリズムを気にすることはほぼないでしょう。

体配中なら周りと合わせようとしますが、

そうでないなら自分のタイミングで引きます。

早気の人なら、

会に入ってから数えてる人はいるかもしれませんが…

実はリズムというのは、

思った以上に的中率や上達に影響を与えています。

早気の人や下手な人をよく観察すると、

会以外にも必ず速く動いている過程があるはずです。

足踏みをササッとしたり、

打起こしが速かったり…

強い人は、リズムは最初から最後まで一定です。

ある学校では、

練習時間中は常にメトロノームを使っています。

リズムの重要性を肌で感じた指導者がいたのでしょう。

足踏みから残心まで、

常にリズムを意識して引いてみてください。

思った以上に難しいですよ。

ある日突然、スランプになる。

手応えはいいのに、何故か中らない日もあります。

そういう場合は、

射法八節の中でリズムが狂っている部分があるはずです。

リズムのとり方は自由です。

「ワン・ツー、ワン・ツー」でもいいし、

「イチ・ニー・サン・シー、ニー二、サンシー」でも良いです。

練習がマンネリ化している人や、

伸び悩んでいる人はぜひ挑戦してみてください。

弓道を自宅で練習【家でできるメニュー】

ゴム弓

少しでも弓道を上達したい。

部活や道場での練習だけでは満足できない人は自宅で練習したいですよねえ。

家でできる効果的な練習、私は一つだけ知っています。

ゆっくりゴム弓を引く

自宅での練習といえばゴム弓です。

私がおすすめするのは、各動作を出来る限りゆっくりすることです。

足踏みから残心まで、一通りの射法八節を10分ほどかけてやります。

足踏みも胴造りも、1分以上時間をかけます。

私がこの話をすると「何だ、そんなことか」と嫌な顔をする人が多いのですが、私はこの練習方法に絶対の自信があります。

この練習方法を家でやった結果、私を含めて5人が的中率8割以上を達成したからです。

中には練習中に50連中を達成した人もいました。

ゆっくりゴム弓がおすすめの理由

ゴム弓で1射に10分以上かける練習がなぜ良いのか。

理由は二つあります。

一つは筋持久力がつくこと。

弓道に力は必要ないと言いますが、鍛えたほうが的中率は確実に上がります

そしてもう一つは、悪い癖が自然と消えることです。

足踏みから残身(残心)まで、各動作をゆっくり行うとどうなるか。

悪い癖がある動作は、ものすごく辛くなります。

ゴム弓で1分以上かけて引き分けをすれば、体のどこに力が入ってるか一発でわかります。

胴造りの状態を1分以上キープすると、正しい胴造りができないと取懸をする頃にはフラつきます。

体は本能的に疲れにくい方法を探しますので、

癖を治そうとしなくても自然と正しい射に近づきます。

やってみると結構キツいですが、1ヶ月も続けると成果がでてきますよ。

 

大きく引くコツ【弓道で射が小さいと言われる人へ】

弓道

弓道をしている人の射型を見ていると、

・大きく引けている人

・羽が口元まで来るくらい小さい射の人

2つのパターンに分かれます。

体格や腕っ節の強さとは関係ないようです。

この違いは何でしょうか?

遠回りすれば大きく引ける

大きく引けている人は、パワーが優れているわけではないし、引っ張っているわけでもありません。

射が小さい人が思いっきり引っ張っても大きく引けませんよね。

大きく引けるか引けないかの違いは、打ち起こし(大三)と、引き分けた瞬間で決まります。

まず、打ち起こしの右手の位置です。

右手は額から握りこぶし一つ分離すように教わりましたよね。

引き分けの右手

この「握りこぶし一つ」っていうのが曲者で、人によってイメージが全然違います。

大三のときの右手の位置を色々変えてみたことはありますか?

案外、こういう単純な試行錯誤をしたことがない人が多いんです。

思い切って握りこぶし2つ分離してみれば、大きく引けます。

(本人が2つ分と思っていても、実は1つ分しか空いてない場合もよくあります。)

右手の位置、自分がこれで正しいと思っていても間違っているかもしれません。

次に、引き分けです。

射が小さい人は、引き分けて目の高さまでおろしてくるまでに右手を体に向かって引きつけている場合があります。

引分け中、どのタイミングで矢が顔に触れますか?

鼻より上の高さで矢が顔に触れている場合は引きつけるのが早すぎます。

大きく引くのが苦手な人は、引き分け開始のときに矢に沿って引き分けていません。

弓道

引き分けを開始する直前の矢は、体と平行ではなく、やや左を向いています。

矢に沿って引くということは、右手を体に近づけるのではなく、むしろ遠ざけるイメージのほうが正しいです。

口割りにくるまでに遠回りすればするほど大きく引けます。

これは弓道初心者でも達人でも同じこと。

自分ではまっすぐに引き分けているつもりでも、体に引きつけているだけの窮屈な引き分けになっているかもしれません。

研究してみると面白いですよ。

遠回りしすぎても的中率は下がります。

ベストな引き方を試行錯誤してみてください。

弓道の手や体の震えの原因【大三・引き分け・会の震え克服】

弓道

弓道を続けていると色々な問題に直面します。

その中でも悩ましいのが手や体の震えです。

打ち起こした後、引き分けるまでに震えてカタカタ音がなるのも気になるし、会で震えると狙いがブレやすいです。

手や体の震えは射型のせいではない

弓道と震えに関して他のサイトを見てみました。

すると、こんな指摘が大多数です。

・射型に原因がある

・力で無理やり引くから震える

でも、本当にそうでしょうか?

弓道の初心者って、そんなに震えていますか?

例えば部活の体験入部や初心者教室の人たち。

射型はめちゃくちゃでも震えてる人って少ないですよね。

弓道

むしろベテランのほうが、会で右手が震えている気がします。

弓の強さが違うということもありますが…

この光景を見てしまうと、射型が悪いという話の前に、別の原因があることが分かります。

そもそもあなたが初めて弓を引いた時、今みたいに震えていましたか?

体は力むと震えるもの

ここからはスポーツ医学の観点からお話します。

人間の体は、ギュッと力を入れると必ず震えます。

そして、体の末端に力を入れると震えが大きくなります。

試しに、思いっきり腹筋に力を入れてみてください。

次は、腹筋の力を抜いて両手に思いっきり力を入れてみてください。

両手に力を入れた時のほうが震えましたよね?

大三・引き分け・会で震える人と震えない人の差は、力の入れ方によって生まれています。

弓道の震えを生む原因その一

弓道の震えの原因は、主に2つです。

一番多い原因は、右手の中指と親指の力の入れ方が悪いことです。

試しに今、右手を取懸けの形にしてみてください。

中指で親指をおさえる形です。

取懸け

その状態で、中指と親指を押し合うように両方に力を入れてください。

力を入れれば入れるほど、手が震えてきますよね。

人間の筋肉は、止まった状態で力むと震えます。

弓道の場合は、右手の中指や親指に力を入れるほど震えやすくなります。

私の場合は右手の小指を締めると、中指や親指の力みが消えやすくなりましたよ。

引き分けの右手

弓道の震えを生む原因その二

次に、震えの原因で多いのが物見の力みです。

首に力が入っている人、結構いるんですよ。

物見

試しに今、物見を入れた状態で首に力を入れてみてください。

首に力を入れると、それだけで震えますよね。

この状態では、ゴム弓でも8キロの軽い弓でも震えます。

大三から震える人は、この傾向があります。

取懸けや物見は毎日チェック

取懸けや物見、的中率が低い人ほど「なんとなく」やっています。

弓を持つ手の内は一生懸命意識するのに、「弦を持つ手」のことを考えないのは、よく考えると不思議です。

右手の震えで悩んでいるのに取懸けを直さない。

例えると、ベタ押しを直さずに角見をしようとするようなものです。

物見も同じです。

矢取りを待っている間、力まない物見ができているかチェックするだけでも結果が変わってきます。

>>弓道で皆中するコツとは

弓道 巻藁練習の効果【審査用のポイントと本当に上達するためのコツ】

巻藁

弓道でゴム弓の次に行う巻藁練習。

よく「巻藁三年」などと言われます。

確かに、巻藁練習は大事だと思います。

でも…

あなたは巻藁練習で、上達したと実感したことはありますか?

なんとなく巻藁練習をしているだけでは、癖を固めるだけです。

審査で巻藁の効果を聞かれた場合

巻藁練習の効果を調べる人って、昇段審査に備えてる人が多いと思います。

まずは審査を意識した効果をまとめます。

審査で書くべきポイントは…

・初心者の上達に有効

・熟練者のさらなる上達に有効

・準備運動として有効

この三つを書き込めばOKです。

例文を書くとすれば、こんな感じでしょうか。

「巻藁練習の効果は大きく分けて三つあります。

一つ目は、初心者が射法八節を覚える近道になることです。

巻藁練習では的までの距離を意識することなく安心して離れを行うことができます。

そのため、射法八節のとおりに動作ができているか確かめながら引くことができます。

初心者の練習中の危険を減らしながら、射を体に覚えこませるときに有効です。

二つ目は、修練を重ねた者がさらに上達するため、自分の射の癖を反省し、正しい射法八節を会得しやすくする効果です。

的前練習では的中にこだわるあまり生じる雑念によって、射型の乱れや、早気などを誘発する場合があります。

巻藁練習を修練の中で行うことで、的前練習で生じる弊害を克服し、射を正すことができます。

三つ目が、準備運動としての効果。

的前練習をする前に巻藁練習で筋肉をほぐしつつ、集中力を増して的前練習の効果を最大化することに役立ちます。」

かなり長々と書いてみましたが、このような流れで書けば大丈夫でしょう。

巻藁練習を効果的にできているか!?

ここからが本題です^^;

巻藁練習を全くしない人は少ないと思いますが、単なる準備運動にしてる人はいませんか?

何も考えずに巻藁練習をすると、下手を固めるし、早気を悪化させることにもなります。

巻藁練習では、的前練習では意識しない部分の体の動きを確かめることに力点を置くべきです。

例えば、

・胴造りをしてから取懸けをするときの肩の力の入り具合

・物見を入れた瞬間の胴造り

・打起こしのとき、腰はどんな状態になっているか

・引き分け中、物見を緩めたりアゴを出したりしてないか

・右手の親指、掛けの中で握りこんでないか

・引き分け中、足はどうなっているか

一つ一つの動きの中で、今自分の体がどうなっているか常に考えます。

常に全身を意識することは難しいので、「次は右肩の動きをずっと意識しよう」とか、「今日は腰をねじっていないか確認しよう」など、毎日意識する部分を変えていくと良いと思います。

チェックする人

意識すると、いかに自分が無駄な動きをしているか分かります。

射法八節に何の影響もないと思える癖の中に、もしかしたら重大な影響を与えているものがあるかもしれません。

私は弓道を始めて二年目のとき、的中率が五割以下に落ち込んだ時期がありました。

巻藁練習を繰り返す中で、引き分け中、右手の親指に力が入り掛けの中で握りこんでいることに気づきました。

それから取懸けを意識して修正することで、的中率が七割以上になったことがあります。

巻藁練習は、気付きを得るのにとても役に立ちます。

一つきっかけを掴めば、一日で飛躍的に上達することがある。

弓道には色々な面白さがあって飽きません。

 
>>試合になると中らない人へ