弓道部って上下関係は厳しいの?体育会系すぎる部活は嫌な人へ

弓道の矢

このブログでは弓道関係の話をよくします。

そのおかげなのか、質問をいただくことが増えてきました。

今回はこんな質問が…

「高校では弓道部に入りたいです。

弓道部って先輩・後輩の上下関係は厳しいですか?」

部活は学校によって雰囲気が全然違うのですが、色々な学校を見てきた経験からお話をしたいと思います。

上下関係は厳しくないのが多数派

まず結論から言います。

弓道部は、他の部活と比べると上下関係は厳しくないと思います。

礼儀には厳しいですが、体育会系バリバリの学校は比較的少ないですね。

一部の全国大会常連校はそんな空気もありますが…

というのも、弓道部には他の部活にはない事情があるのです。

厳しくない理由①関係者の年齢層の広さ

家族

先輩・後輩の上下関係が厳しくない理由の一つ目は、関係者の年齢層です。

色々な年齢層の人と関わる機会が多いので、1つ上、2つ上の先輩は偉そうにできません。

調子に乗ってると色んな人に怒られます。

私もよく「偉そうに言うようになったなあ!」なんて怒られました(笑)

普通の部活の人間関係と言うと、顧問・監督・OB・OG・先輩・後輩ぐらいですよね。

弓道部では、関係者がもう少し多くなります。

なぜ関係者が多くなるのかと言うと、弓道は指導が難しいからです。

経験者でないと、適切な技術指導を行うのはほぼ不可能。

安全性を確保する点でも、顧問や先輩だけで面倒を見るのは不安が残ります。

その点を克服するため、多くの学校では地域の弓道協会に所属する形を採用しています。

地域の弓道協会の教室に通ったり、高段者に指導してもらう機会を用意しているのです。

弓道部の上下関係

自然と関わる人が増えるんですよ。

・地域の弓道協会の師範

・高段者の指導担当の先生たち

・その道場に通っている一般の人たち

・近隣の高校生や大学生

・近隣の中学生や小学生

このような環境なので、先輩風を吹かせても効果が薄いんですよね。

考えてもみてください。

目の前に弓道歴30年のベテランがいる状況で、ひとつ下の後輩に威張れますか?

多くの学校では、絶対服従みたいな体育会系のノリは作りにくい。

普通の先輩・後輩の関係で仲良くしてるところの方が多いですよ。

厳しくない理由②先輩との実力差が少ない

2つ目の理由は、先輩・後輩の実力差が少ないことです。

野球やサッカーなど、他の競技では経験者と未経験者の差って大きいですよね。

高校生ぐらいになると、未経験者は圧倒的に不利です。

弓道部の上下関係

ところが弓道部の場合は、小学生や中学生で始める人が少ない。

ほとんどが高校や大学で始めます。

高校で始めるなら、先輩と言っても弓道歴1年そこそこ。

夏休みが終わる頃には追いついてしまうんですよね。

これは大学から始める人でも同じことが言えます。

大学から始める人も多いし、高校からやってる人が相手でも伸び悩んでる人にはすぐ追いつけます。

弓道は的中率5割前後で伸び悩む人が多いんです。

5割なら弓道歴半年でも到達できます。

そこから7割・8割に上げるのが難しいのですが…

遠的と弓道

弓道部では、実力が的中数という形でハッキリ出てしまいます。

言い訳できないんですよねえ。

的中数で後輩に負けた先輩が偉そうにできますか?

できません、私がそうでしたから(泣)

厳しくない理由③男女混合

弓道は男女混合の部活が多いです。

男女が対等の条件で勝負できる、数少ない武道ではないでしょうか。

弓道では身長2メートルあっても有利になりません。

身長140センチの女の子が、2メートルの大男に勝っても珍しくない弓道ってよく考えたらすごいです。

男女が一緒に練習している部活は、体育会系のノリがゆるくなることが多いです。

これは弓道に限らずですけどね。

男女比

上下関係は厳しくないですが、恋愛面で厳しい状況に追い込まれる人はいるかもしれません。

どういう状況か分からない?

3年間も一緒に過ごせば、色々ありますよ。

そのまま結婚しちゃう人もいれば、逆に…

おっと話が脱線しました。

男女が一緒に練習する弓道部では、先輩も後輩も楽しく和気あいあいと部活に励んでる学校が多いですよ。

厳しくない理由④しごきがない

上下関係が厳しくない理由の4つ目は、練習内容です。

運動部なら、体力トレーニングは必ずしますよね。

弓道部の上下関係

例外は弓道部。

弓道部は運動部に分類されるのですが、体力トレーニングをしない学校が多いのです。

していても軽い筋トレぐらいでしょうか。

体力トレーニングをしっかりするのは全国大会常連校ぐらいだと思います。

私の高校の弓道部では、ひたすら自由に弓を引いていました。

厳しい筋トレなどの「しごき」がないので、上下関係もゆるくなりがち。

文化部の雰囲気も感じるのは弓道部ならではですね。

厳しくない理由⑤地域との関わり

最後の理由は、地域との関わりです。

先ほど関係者の年齢層が幅広いという話をしましたが、弓道部は地域の人たちと関わる機会がよくあります。

閉鎖的な部活では理不尽なルールが多くなりがちです。

弓道部は普段の練習だけでなく、地域行事などに参加するので意外とオープンな部活だと思います。

弓道部の上下関係

例えば私が所属していた兵庫県の川西緑台高校弓道部。

川西市は「源氏発祥の地」と言われていて、春には「源氏まつり」が行われます。

弓道部は源氏まつりで奉納射会に参加し、大勢の人が見守る中で弓を引くのです。

このように弓道部では地域行事に参加することがよくあります。

もちろん学校によって事情は様々ですが、何らかの行事に関わっていることが多いですよ。

地域行事に参加すると、他校や一般の人と関わる機会が増えます。

理不尽なことをすれば怒られます。

自然と変に厳しい上下関係はなくなっていくのでしょうね。

新成人になったら、三十三間堂の通し矢に参加してみるのも良いですね。

一生の思い出になることでしょう。

弓道ならではの楽しさがある

いかがでしょうか。

今回お話したことは、全部の学校に当てはまるわけではありません。

ただ一つ確実に言えることがあるとすれば、弓道には独特の面白さがあります。

弓道は武道と言っても特殊です。

男女が対等な条件で戦えるし、年齢もハンデになりません。

70歳の小柄なおばあちゃんが、20歳で身長190センチの男性に勝つことも普通にあります。

小学生が高校生に勝つこともありますしね。

幅広い世代の人たちが手加減なしで真剣に勝負できるって、なかなかないことですよ。

大半の人が高校や大学から弓道を始めます。

未経験者でも1年後には部のエースになれるかもしれません。

気軽に始めてみてくださいね。

>>弓道を始めるときの費用の詳細はこちら

弓道の記録はどうしてる?ノートがアプリより楽だよ

このブログでは弓道の話をよくしています。

今回、このような質問がきました。

「はじめまして。

弓道の上達には日々の記録が欠かせないと思っています。

アプリとか使っていますか?」

自分の射を見直すためにも、記録は重要ですね。

私が実践している方法を紹介します。

私はノート派です

私は弓道を練習するとき、必ず記録をとっています。

ちなみに、私はノート派です。

アプリも便利なのですが、スマホをいじっていると周りから嫌な顔をされることがあったのでやめました。

ノートのほうが一瞬で記録できるというメリットもあります。

ちなみに、私はこんな風に記録をつけています。

弓道の記録ノート

ページの中心に丸を書きこみます。

この丸が的です。

あとは矢所を点で記録していくだけ。

とてもシンプルな記録方法ですよね。

試合の採点簿のように、1射ごとに中り外れを順番に記録することはしません。

私が知りたいのは矢所だけだからです。

1日1ページを使って、矢所を点で記録していく。

パラパラとページをめくれば、日々の矢所の変化が見えてきます。

手のひらサイズの小さなノートとペン1本なら、道着の中やズボンのポケットに入れっぱなしにできます。

弓道の記録ノート

周りから怒られることもないし、手軽。

師範や高段者の人たちがみんなアプリを使う時代が来るまで、このスタイルでいくと思います。

矢所だけチェックすれば見直せる

私が矢所だけを気にするのはなぜか?

記録の目的が「自分の射を見直すため」だからです。

矢所の傾向というのは、思った以上に移り変わっています。

「先週の木曜日から7時に外すことが増えた」

「今週は12時に抜ける矢が多いな」

日々変化していく自分の射。

1番ハッキリと示してくれるのは矢所です。

矢所の記録をずーっと続けていくと、面白いことが分かるようになります。

好調・不調の波が予測できるようになりますよ。

例えば私の場合、12時に外すことが多くなると翌日から的中率が下がり始めます。

その日が絶好調で、9割中っていたとしてもです。

不調の傾向をいち早くつかめば、対策を立てられます。

ズルズルと調子が下がる前に対処できるようになるのです。

弓道の記録を見直す

どこに矢所が集まっているか?

その原因は?

大事なのは的中率ではありません。

矢所です。

例えその日の的中率が100射皆中だったとしても、的の中の矢所をチェックします。

同じ的中でも、ど真ん中と端っこギリギリでは意味が違う。

矢所を知ることは自分の射を知る第一歩です。

的中率の分析は不要

弓道の記録というと、的中率を重視している人が多い気がします。

こんな会話を聞いたことがあります。

「先週はずっと6割ぐらい中ってたのに、今週は4割が精一杯…なんでだろう?」

弓道の記録

これって上達に役立つでしょうか?

昨日が12射4中だったとして、その記録を後で見返しても原因の分析ができません。

見直しの材料にできないんですよね。

例えば記録を見返すと、2連中したあと必ず外すことに気づいた場合。

どうしますか?

「2連中のあとは、もっと集中しよう」

メガネの人

それで中たるなら…あなたは天才です。

少なくとも私にはできないし、上達の役に立ちません。

結局、自分の射を見直すには矢所を見るしかありません。

それなら記録は矢所だけで十分。

的中率を出したければ、後から点を数えて何射何中か出すこともできるし…したことないけど。

外したのが1射目なのか4射目なのか?

こんな情報は重要ではありません。

大事なのは、自分の射の癖がどこにあるか見直すきっかけを掴むことです。

採点簿というアプリが人気

どうしてもアプリを使いたい人は、採点簿というアプリが人気です。

1射ごとの的中・外れの記録だけでなく、気づいたことのメモや的中率の変化をグラフで表示する機能もあります。

スマホ

直感で操作できて、使いやすいアプリですよ。

私はマメな性格ではないので、ここまでの記録はいらないかな…と思うのですが(笑)

的中率が日々上がっている人なら、グラフで成長具合を「見える化」できて楽しいかもしれませんね。

仲間と比べ合い、楽しみながら上達をめざすツールとして試してみてはどうでしょう。

なぜ記録するのか見失わないで

弓道の上達のために記録をつけることは大事だと思います。

でも、目的と手段が逆転しないようにしてくださいね。

綺麗で細い記録をつけることが目的ではありません。

自分の射を知り改善することが目的です。

弓道

私のやっているような、丸と点で矢所だけを記録する方法はすぐできます。

見栄えは良くないですが役に立ちますよ。

もちろん記録の方法はこれだけではありません。

何かいい方法をご存知でしたら、教えてくださいね。

>>棒矢を的前で射つとどうなる?

棒矢を的前で射つとどうなる?昔のゾッとした体験談

棒矢を的前で射つとどうなる

昨日、駅前を歩いていたら高校生っぽい弓道部集団とすれ違いました。

そのとき、こんな会話が聞こえてきました。

「棒矢って的前で射つとどうなる?」

…実は私、高校生の頃(10年前)に試したことがあるのです。

そしてゾッとする体験をしました。

今回は、バカな真似をする人が増えないように私の体験談をお話したいと思います。

中から大前に的中

当時、私の高校の弓道部では日曜日が休みでした。

その日の私は、何か忘れ物でもしたのでしょうか。

休みの日にわざわざ学校に出向き、一人で練習を始めたのです。

最初は、道場を独り占めできて嬉しかったですねえ。

だけど一人で黙々と練習すると、案外つまらないものです。

途中で集中力が切れてしまい、つい普段はできないことを試してみたくなりました。

「棒矢を的に向かって射つとどうなるだろう」

やめときゃいいのに、やってしまったんですね。

恥ずかしい話です。

棒矢を的前で射つのは初めてでしたが「真っ直ぐ飛ばすのは難しい」ということだけは知っていました。

「大前」や「落ち」は避けて、「中」に的を設置して実験したのです。

まずは緊張の1射目。

棒矢はフラフラと揺れながら、大前に的中。

棒矢を的前で射つとどうなる

中の的を狙ったのに、大前まで飛んでいってしまいました。

…やっぱり難しい。

2射目は右隣(二的)の6時方向へ。

「次こそは!」

調子に乗った私が射った3射目。

これが、予想外の動きをしてしまいます。

あわや大惨事

調子に乗ると天罰が下ります。

弓道をナメていた私も例外ではなかったようです。

3射目を行ったとき、あり得ない光景が目に飛び込んできました。

矢が飛び出してすぐに大きく曲がり始めたのです。

私から見ると、ほぼ直角に右に曲がったように見えました。

棒矢を的前で射つとどうなる

大きく右カーブを描き飛ぶ棒矢!

なんと射場と外を仕切るフェンスを超えて飛び出してしまったのです。

大慌てで棒矢を探しに行くと、矢が飛んだ先には私の荷物があったのです。

嫌な予感!

ゆっくり近づいていくと…私のウォークマンの液晶画面が見事に割れていました。

ウォークマン

高校生にとってはウォークマンは高い買い物です。

メチャクチャ落ち込みました…

そして同時に怖くなりました。

もし人がいたら…

誰もいなかったから大事にはなりませんでしたが、今思い出してもゾッとします。

ようやく自分のやっている事の意味を理解した私は、二度と弓道でふざけることはなくなりました。

棒矢が真っ直ぐ飛ばない理由

ところで、なぜ棒矢は真っ直ぐ飛ばないのか知っていますか?

理由は羽根です。

矢って、思った以上に複雑な動きをしているんですよ。

Youtubeに分かりやすい動画があったので紹介します。

弓道のスロー映像、なかなか面白い動画ですよね。

ご覧の通り、最初は矢がクネクネしています。

これは弦の反動が矢に伝わった衝撃で、矢が一時的に変形しているのです。

これはどんな達人でも同じです。

あなたの矢も、離れた直後はクネクネしているんですよ。

でも途中から矢が回転し始めると、姿勢が安定しています。

回転することで矢に1方向に向かう力の流れができて安定するのです。

羽根がなければ、矢は姿勢を制御できません。

棒矢の動きに合わせて曲がって飛びます。

風の影響もモロに受けてしまうので、まさにコントロール不能・運任せです。

サッカーボール

野球のナックルボールや、サッカーの無回転シュートなども似たような原理ですね。

回転を失うと、物は安定して飛ばないのです。

武器だと忘れていませんか?

いかがでしょうか。

好奇心で試してみたくなる気持ちは分かります。

こんな私が言うのもなんですが、絶対にやめてください。

ものが壊れるだけならマシです。

もしかすると、人を傷つけてしまうかもしれません。

弓道と危険

弓矢は武器です。

決してそのことを忘れてはいけません。

何か事故が起これば、廃部や道場閉鎖などもありえます。

そうなったら、仲間になんとお詫びしますか?

弓道では安全の確保が第一。

それを破れば二度と弓道ができなくなるかもしれない…ということは忘れずに。

>>弓道にピッタリな熱中症対策を見つけた

取懸に違和感がある人へ【弓道の違和感を解決した体験談】

取懸の違和感

当ブログでは、弓道の体験談を掲載することがよくあります。

昨日、こんなご質問が届きました。

「最近、取懸が気持ち悪いです。

ずっと違和感があって、モジモジしてしまいます。

暴発などはありません。」

この気持ち、よく分かります。

私も一時期ずっとそうでした。

何か違和感があって、なかなか次の動作に移れないんですよね。

今回は違和感の正体を私の体験談からお話します。

違和感の正体は中指にあり

取懸に違和感がある。

これは本人だけが感じることで、周りの人が見ても分かりません。

形が正しくても、本人は気持ち悪く感じている場合があります。

取懸に関して言うと、違和感の原因は中指です。

より正確に言うなら中指の力みが原因です。

取懸けの違和感の原因

中指で親指を下方向に押し付けるように力んでいる人は、違和感が出てきます。

たまに取懸でモジモジしている人がいますが、これが原因でしょう。

しっくりこないので、何度かやり直してしまうのです。

言うまでもなく、中指に力を入れる必要はありません。

中指で弦を持っているわけではないのですから…

でも、分かっていてもできないのが弓道の難しいところですよね。

中指の力みを解消するにはどうしたらいいと思いますか?

小指を意識すれば解消する

取懸で意識して欲しいのが、小指です。

手の内の小指ではありませんよ、右手の小指です。

取懸をするとき、中指を親指にセットする前に小指をギュッと締めてください。

そうすると中指に力が入りにくくなります

取懸の違和感

小指は全力で締めなくてもいいですよ。

軽く意識するだけでも大丈夫です。

不思議なもので、こうするだけで違和感がとれるのです。

逆に言えば中指を意識すればするほど違和感が増していきます。

私がこのことに気づいたのは、体配中のことでした。

1射目よりも2射目のほうが取懸の違和感が強かったのです。

なぜだろうと思い、たどり着いた結論が右手の小指でした。

1射目は薬指と小指で矢を持っていますよね(取り矢)。

2射目は何も持ちません。

取り矢をするとき、無意識に小指を使うことで中指の力みがとれた。

違和感の強弱の違いは、この差だったのです。

中指が力むとデメリットいっぱい

弓道と中指の力み

違和感の原因は中指だと言いました。

中指に力みがあると、違和感だけでなく様々なデメリットが生まれます。

例えば前離れ。

以前「前離れの直し方」をお話したとき、右手の親指の使い方について触れました。

中指が力むと、連動して親指にも余計な力が入ります。

こうなると前離れを誘発してしまいます。

この他、右手の手首の形が反りやすくなる(弓掛けの甲側にシワができる)など、射型全体に影響が出てしまいます。

取懸の違和感は無視できません。

弓道で感じる違和感の正体

いかがでしょうか。

今回は取懸の違和感についてお話ししました。

違和感があるというのは、大事なことです。

原因を見つけて解消できればワンランク上のレベルに到達できます。

そう考えると、違和感は上達のチャンスと言ってもいいぐらいです。

弓道で違和感が出た場合、どこかに余計な力が集中しているはずです。

まずは全身に意識を向けて、不必要に力んでいる場所はないかチェックしましょう。

弓道の上達で大事なのは「見直し力」です。

自分の思い込みに気づき、どう修正するか。

これができるようになると弓道はもっと面白くなりますよ♪

>>弓道が上達しない人へ!コツよりも見直しが大事

矢所が定まらないのはなぜ?弓道をレベルアップしたい人へ

的

昨日このブログを見てくださった方から、こんな質問が届きました。

「私は矢所がバラバラです。

射会では12射3中したら良い方です…

せめて5割は中てたい。」

矢所が定まれば、自分の射の欠点が見えやすくなります。

ところが毎回バラバラの方向に行ってしまうと、どうしたらいいのか分からなくなりますよね。

今回は、矢所が定まらない3大原因についてお話します。

原因①角見の甘さ

矢所が定まらないのはなぜか?

原因の8割は手の内にあります。

和弓は構造的に離れで回転(捻り)しないと弓と矢が接触してしまいます。

そうなると、どんなに綺麗な射型でも安定しません。

弓道で6時に外す

逆に言えば、どんなに下手な射でも角見さえできれば矢所は定まります。

肘が回ってなくても、口割りが5センチぐらい離れていてもです。

矢所が定まらない人は、まず手の内の改善が最優先。

腕や顔をうつこともなくなるし、これだけで的中率が5割に達する人もいるほど重要ポイントですよ。

角見というと、親指で弓をひねるように押し込むイメージをする人がいますが間違いです。

弓に捻り(回転)の力を与えるのは小指の締めです。

弓道の手の内で親指が曲がる

手の内を作る時、腕・弓・弦が正三角形になるようにセットしますよね。

この状態をキープできれば自然と弓に回転しようとする力が生まれます。

ところが、小指の締めを忘れると徐々に弓が手の中でズレてしまう…

いつの間にか真正面から握っている状態になるのです。

こうなると、弓返りなんて夢のまた夢。

矢は飛んだ瞬間に弓と接触し、どこに飛ぶかは運次第です。

以前「手の内で親指が曲がる原因」でもお話しましたが、小指の締めは離れまで意識し続けてください。

大三で小指の締めを考えたことはありますか?

引き分け中、小指の締めを忘れていませんか?

会に入ったとき、手の内を意識したことはありますか?

小指の締めが抜ければ、どんな達人も的中率は激減します。

特に的中率が5割を切っている人は絶対に忘れないでください。

原因②大三で休んでいる

小指の締めができれば矢所は定まると思います。

ただ、それだけが原因ではありません。

2つ目の原因は、大三で休んでいることです。

言い換えると、あなたの射法八節が大三で途切れている。

どういうことでしょうか?

打ち起こしをすると、どうしても肩が上がりやすいですよね。

大三で息を吐いて、肩を落とすという人も多いと思います。

遠的と近的

実はここに落とし穴があるのです。

肩を落とすのは良いのですが、同時に休んでいませんか?

大三で休んでいる暇はありませんよ。

八節という言葉で誤解しやすいのですが、射法八節はバラバラの「8つの動作」ではありません。

全ての動作はつながっているし、流れが止まることはありません。

一息ついて肩を落とす瞬間も、本人にしか分からないぐらい小さく押し広げ続けなくてはいけません。

止まっているように見えても、足踏みから残身まで「一つの流れ」です。

休むと取り戻せないことっていっぱいあるんですよ。

先ほど話した手の内もそうです。

手の内は作って終わりではありません。

大三でも小指の締めは外せないし、引き分けを始めても意識し続けなければいけません。

特に会で肩が上がりやすい人は、大三で押し開く動きが止まっている可能性大。

自分だけが分かるぐらい少しずつ、ジワーっと押し返しながら自然な流れで引き分けにつなげることが大事です。

原因③弓に負けている

小指の締め・大三についてお話しました。

最後の原因は、弓に負けていることです。

大きく引けない人や、会で縮みやすい人は矢所が不安定な傾向があります。

射が小さい人や会で縮みやすい人は、引き分けの過程で不自然な動きをしています。

特に右手を早くから顔に引きつけて下ろしている人が多いですね。

これでは大きく引けません。

会で縮みやすい人は、右手を体に引きつけてから器用に修正して会まで持っていったことが原因です。

誤魔化した分の矢尺だけ、会で縮んで戻っていると言えばいいのでしょうか。

引き分けで右手が体に近すぎる場所を通ると、歪みが出てきます。

心当たりはありますでしょうか?

さらに詳しく知りたい人は「会が縮む人へ」をご覧ください。

5割はすぐに達成できる

いかがでしょうか。

3つの原因に触れましたが、矢所が定まらない理由の大部分は角見の甘さです。

手の内の小指の締めが離れまでに一瞬でも途切れるとダメです。

矢所をまとめたいなら十分に意識してください。

小指の締めができるようになれば、前に外すことはほぼ無くなりますよ。

これだけでも的中率が大きく変わると思いませんか?

弓道

多少肘が回ってなくても5割ぐらいの的中率は達成できます。

小指の締めはあなたが意識するかどうかです。

頑張ってくださいね。

ただし、手が小さい人は苦労するかもしれません。

その場合は「手の小さい人の手の内」をご覧ください。

弓道で下に飛ぶ3つの原因【矢どころが6時に集まる人へ】

矢が6時に外れる

当ブログでは弓道の話をすることがよくあります。

過去の話を読んでくれた方からご質問が届きました。

「6時に外すことがよくあります。なぜでしょうか?」

今回は矢所が下に行きやすい人に向けて、原因を解説いたします。

狙いをきっちり定めているか?

弓道で矢が下に飛ぶ

私は矢所の話をするとき、必ず最初に狙いについて確認します。

狙いが狂っていれば、どんな完璧な射型でも中りません。

ところが弓道では狙いを軽視している人が多すぎるように思います。

特に上下の狙いについては、感覚だけを頼りにしている人がほとんどです。

あなたは狙いをどうやってつけていますか?

もし感覚だけで上下の狙いを合わせているなら、損していますよ。

人の感覚というのは実に曖昧です。

体調、気温、精神状態に大きく影響を受けます。

会場が変わった途端に感覚が狂うこともあるのです。

それぐらい、人の感覚は移り変わるもの。

絶対の感覚というものはありません。

まずは厳密に狙いを定めてください。

そこが第一歩です。

上下の狙いを合わせるなら、的の中心よりも的の下側で合わせるのが効果的です。

籐の溝や手のしわなど、きっちりと合わせるポイントを見つけてください。

なお、狙いは一度定めたら永遠に同じではありません。

私たちの体力や射型、気温などは毎日変化します。

私たちが変化するなら狙いも変化して当然。

狙いを微修正するのは必要なことです。

この作業を「あて射だ」と言う人もいますが、それは間違いです。

あて射とは、的中を気にして自分の射を見失った状態。

狙いを定めることと、あて射は全く別物です。

6時に集まる原因が何であれ、狙いを修正すれば一定期間は矢所を上げることができるでしょう。

狙いを修正してもすぐに6時に集まるなら、次の原因を確認する作業に移ります。

失速して下に落ちる人の原因

矢が下に飛ぶ、6時に集まると言っても原因は一つではありません。

狙いを修正したら、次は矢飛びに注目します。

矢が失速するように落ちていませんか?

もし矢が失速しているなら、原因は手の内です。

弓道で6時に外す

矢が失速する原因は、離れで弓が回転しないことが原因です。

弓道の弓って、四角いですよね。

弓が回転しないと飛び始めた矢に接触して邪魔してしまい、失速します。

前に外すのも弓が矢の進路を妨害するのが原因です。

根本的には同じですね。

角見を利かせるためには、押手の小指の締めが大事です。

手の内で親指が曲がる

このブログを何度か読んでくれた人は「また言ってる」と思うかもしれません。

でもあえて言います、小指の締めは的中率に直結します。

一瞬でも緩めば的中率はガタ落ち。

小指の締めから意識を外したら負けぐらいの気持ちでやってください。

小指の締めについては「手の内で親指が曲がる人へ」で詳しくお話していますので、そちらもご覧ください。

射が窮屈になっている

狙い・手の内の小指の締め。

2つの原因についてお話しましたが、次が最後です。

3つ目の原因は「射がいつもより窮屈になっている」ことです。

大きく引ける人、引けない人…色々いますが、射の引き幅は一定ではありません。

同じ人でも、日によって引き幅が変化してしまうことがあるのです。

特に離れを意識した練習をすると、射が普段より小さくなりやすい傾向があります。

普段から射が大きい人でも「いつもより小さい」と矢が下に行きやすくなりますよ。

ここで大事なのは引き分けです。

弓道で矢が下に落ちる

特に引き分けの開始直後が肝心。

引き分けの始動で勝手を引きつけると失敗します。

以前「背中で引く方法を意識すると危険」という話をしましたが、引き分けで勝手が体の近くを通ると小さく・窮屈な射になります。

特に肩が上がりやすい人は、窮屈な引き分けになっている可能性が高いので要注意。

勝手が遠回りしすぎてもダメですが、矢が6時に集まりだしたら意識してみてください。

押手が下にブレるのは結果論

矢が6時に集まるという相談をすると、こう言われることがよくあります。

「離れで押手が下がるから下に落ちるんだ」

押手は矢の発射台。

押手が下がれば矢が下に行きやすい…という話ですね。

押手が下に下がる

これ、間違いではないのですが「原因」ではありません。

原因ではなく「結果論」と言ったほうが正しいでしょう。

離れの瞬間の押手の動きは会に入るまでに決まっているのです。

そもそも私たちは離れた直後の動きを意識して制御できません。

「下げるな」と言われても、原因を解消しないと絶対に下がります。

押手が下がる原因とは何か?

これも引き分け開始直後を直す必要があります。

意識することは一つです。

・引き分け中の押手の軌道は矢に沿うように意識する

先ほど勝手を引きつけるとダメだと言いましたが、押手も同じです。

弓道

大三から引き分けに移るとき、押手も勝手も矢に沿って動かすのが基本。

できていない人がとても多いです。

急激に押手が肩のラインまで動く人、蛇行する人…色々と癖が出るものです。

矢に沿って引き分けを始めれば、押手も勝手も自然と正しい位置に収まりますよ。

まずは狙いを意識

いかがでしょうか。

矢所が6時に集まる人はチャンスです。

解決できれば、一気に的中率が向上することでしょう。

引き分けの改善は時間がかかりますが、狙いや手の内の小指の締めは意識すればすぐです。

研究してみてくださいね。

>>弓道の自主練って何をすればいいの?

弓道の自主練習は何をすればいい?こっそり上手になるために

手の内で親指が曲がる

当ブログでは何度も弓道についてお話しています。

過去の話を読んでくれた人から、こんな質問が届きました。

「私の部活は、土日が自主練習日です。

一日中ずっと的前に立つこともありますが上達しません。

自主練ではどんな練習をすれば良いのでしょうか。」

自由に練習できる日にどんな練習をすればいいのか。

私の体験談を話したいと思います。

射込むのは48射で十分

自主練って良いですよね。

私も大好きでした。

朝から暗くなるまで、思う存分自由に射ちまくる!

弓道と自主練

調子がいい日は止まらないんですよねえ…

おかげで早気になって大変でした。

弓道の上達には練習量が欠かさませんが、一人だけで射込むのは1日48射ぐらいで十分です。

アドバイスしてくれる人もいないのに、朝から晩まで射ち続けるのは早気や癖を固めるだけ。

逆効果です。

自分なりに色々とチェックしているつもりでも限界があります。

少なくとも「普通に」的前に立つのは12射×4回で十分。

残った時間は、ちょっと違う練習方法を試してみるのはどうでしょう。

打ち起こし・大三を1分キープ

的前練習を自由にできるなら、おすすめの練習があります。

大三(打ち起こし)で1分間キープする練習です。

弓道

大三の状態で1分間我慢して、引き分けせずにゆっくり弓を戻します。

この練習の狙いは胴造りと手の内の確認です。

胴造りが歪んでいると体がふらついてバランスをとるのが大変です。

腰が左に回ってしまう人は、右腰の後ろ側が疲れるはず。

背中が反ってしまう人は息苦しくなることでしょう。

手の内の確認というのは、小指の締めが緩んでいないかの確認です。

弓を戻した時、弦が腕に近づいていたら緩んでいる証拠。

手の内で親指が曲がる

例え腕をうたなくても、前に外すことが多くなるでしょう。

私はこのような静止練習を重視しています。

以前「自宅でできる練習メニュー」を書いたときには、ゴム弓を使った静止練習を紹介しました。

理屈はあれと同じです。

普段よりゆっくり動いたり長い時間静止すると、普段は気づかない体の動きに気づけます。

どこに力が入っているか?

無理な体の使い方をしていないか?

疲労や痛みという形ではっきり分かるのが最大のメリットです。

大三で乱れていれば引き分けも会も精度が落ちます。

暴発しないように気をつけて、試してみてくださいね。

最初は素引きでも良いと思います。

矢をつがえると感じ方が変わるので、できれば両方試してください。

斜面の人は弓構えをキープ

私は日置流印西派なので斜面打ち起こしです。

斜面打ち起こしの人は、弓構えの状態で1分キープしてみてください。

斜面打ち起こしは押し先行を作りやすいのが長所。

しかし、胴造りが流れやすいのが短所です。

私の場合は、的中率が5割前後のときは弓構えや大三で静止するとフラフラしていました。

的中率が7割を安定して超え始めてからは、ふらつかなくなりました。

弓構えで体が流れれば取り戻すのは至難の業。

斜面打ち起こしの人は、弓構えや打ち起こしの途中の胴造りには細心の注意を払いましょう。

引き分けを途中で止めてみる

弓道

静止練習は射法八節の区切りだけで行うものではありません。

時には中途半端な場所で静止する練習も勉強になります。

例えば引き分け。

矢を目の高さまで下ろしたときに1分静止してみてください。

静止した後は、暴発しないようにゆっくりと弓を戻します。

手を顔の方向に引きつけすぎていれば、そもそも静止できません。

手が震えたり、どんどん縮んでしまうことでしょう。

震える

外に回しすぎている人も1分キープは大変です。

右手は震えるし、肩や背中がつりそうになるかもしれません。

弓を戻した後は手の内も確認してくださいね。

小指が緩んだら、的中率はガタ落ちです。

引き分けで止めたり戻す練習は、暴発の危険があります。

いつ矢がとんでも大丈夫なように、狙いを的から外さないようにしてください。

>>弓道と手の内の小指の締めについて

スクワットと体幹トレーニング

あなたは筋トレをしていますか?

強豪校なら体力トレーニングを取り入れているところも多いのですが、全くしない学校も多いと思います。

もったいないですよ。

「弓道は力で引くものではない」なんて言いますが、私が見てきた限りでは鍛えたほうが的中率が上がります。

心技体という言葉がありますよね。

どの武道でも、心技体の充実をめざしています。

ところが不思議なことに弓道では「体」が軽視されがちです。

射型という「技」と、メンタル的な「心」が語られることが多いと思いませんか?

弓道仲間と体の鍛え方について語り合うことは少ないと思います。

そこまでハードな筋トレでなくても良いのです。

スクワットを20回×3セットとか、体幹トレーニング(ワニのポーズ)などを毎日するのがおすすめです。

スクワット

腕立て伏せも良いのですが、まずは下半身や体幹を鍛えるのがおすすめです。

足腰が弱いと的中率は安定しません。

常に思い込みを探そう

いかがでしょうか。

弓道の練習は、常にトライ&エラーの繰り返しです。

自分が思う正しい動きが本当に正しいのかどうか?

試行錯誤しながら思い込みを探し、修正するしかありません。

できれば常に誰かに見てもらうのが良いのですが、無理なら静止練習を試してみてください。

全ての動作を倍の時間をかけて行う「ゆっくり練習」もおすすめです。

>>弓道は背中で引く方法を意識すると危険!泥沼にはまらないために

弓道で夏の暑さ対策はどうしてる?熱中症を予防するために

弓道の暑さ対策グッズ

弓道の夏は暑い!

道場が狭いと人口密度が高すぎて蒸し風呂状態。

道場の向きによっては、朝日や西日の直射日光が…

集中して練習するためにも暑さ対策は必須。

今回は暑さ対策グッズを色々と紹介したいと思います。

服装自由ならこれが1番

まずは、練習中の暑さ対策。

練習中の服装が比較的自由な学校や道場ならおすすめがあります。

ネッククーラーです。

弓道とネッククーラー

これは使う前に水に浸しておくことで、気化熱で首周りを涼しくしてくれるグッズ。

首の後ろを中心に覆うタイプなので、弓道の邪魔になりません。

ネッククーラーにはタオルやスカーフタイプが多いのですが、弓道には不向き。

弦に引っかかると危険です。

弓道でネッククーラーを使うなら、首にピッタリフィットするものを使いましょう。

私はこの写真の商品と同じものを愛用しています。

道着を着ていても使えるのが嬉しいポイント。

意外と誰にも何も言われません。

正面から見ると目立ちませんから。

私が大学生の頃、怖い先輩に「それは何だ」と言われたことがあったのですが「サポーターです。首を痛めまして…」と言ったら納得してもらえました(笑)

さすがに試合では外しましたけどね。

首周りを冷やすと体感温度が全然違います。

休憩の合間に着用するだけでも楽になりますよ。

休憩中に使うならタオルタイプでもOK。

コンビニで買うと割高なので、ホームセンターや通販を利用しましょう。

>>詳細はこちらから

バレずに涼しくなるためには?

服装が自由なら方法は色々ありますが、難しい場面も多いですよね。

試合中にネッククーラーとかまず無理だし、厳しい学校や道場ではを装着するのは厳しい。

でも大丈夫ですよ。

ちょっとした方法があります。

用意するものはこちらです。

・クーラーボックス

・着替え用のインナーや足袋

・氷or保冷剤

あなたは練習中や試合の合間に、インナーや足袋を着替えていますか?

着っぱなしならもったいない!

インナーや足袋がどれだけ体感温度に影響を与えることか!!

ぜひ、これから長時間練習する日や試合当日には、交換用の足袋やインナーも用意してください。

そのまま着替えるだけでも涼しくなるのですが、クーラーボックスで冷やすと気持ちいいですよ。

インナーや足袋が冷えていると、体の熱がスーッと抜けていきます。

弓道の熱中症対策

頭から水をかぶるような感じですね。

あれに匹敵するぐらい涼しいです。

私の知り合いには、インナーを濡らした状態で冷凍して持ってきている人もいました。

冷凍までしなくても、クーラーボックスで冷やすだけでも全然違います。

そもそも、男性でインナーを着ない人もいるかもしれません。

素肌の上から道着を着るのはやめましょうね。

道着は吸湿性が悪いから、逆に暑さが増します。

インナーの上から道着を着たほうが絶対に涼しいですよ。

袴の中に保冷剤は恥のもと

誰でも一度は考えることがあります。

「袴の中を保冷剤で冷やせば涼しいんじゃない?」

結論から言います。

袴の中に保冷剤を仕込むのはやめましょう。

実は私、袴の中に保冷剤を仕込んだことがあります。

袴の内側にセロハンテープで貼り付けて。

しかも他校との練習試合当日です(高校生のころ)。

あの日は異常に暑くて、私の頭も茹で上がっていたのでしょうね。

急に思いつきでやりたくなったんです…

思いついたときは「オレって天才!?」なんて自画自賛していました。

調子に乗っていました。

そして悲劇が起こります。

試合開始直前、ふと気づくと私が通った後に保冷剤がポトポト落ちていたのです。

卵を生みながら歩くように…

他校の生徒に見られてクスクス笑われたし、顧問の先生には怒られるし…散々です。

しかもあまり涼しくなかったし。

恥ずかしい

今思い出しても恥ずかしい…

あなたも保冷剤を服に仕込むなら、よく注意してやってくださいね。

自己責任です(笑)

ミストシャワーを導入してる学校も

次は備品でおすすめを一つ紹介します。

ミストシャワーです。

弓道の暑さ対策グッズ

弓道の練習環境って、学校や道場によって全然違いますよね。

とある私立学校の弓道部で、ミストシャワーを使っているのを見たことがあります。

道場の裏の休憩スペースみたいな場所に設置して、涼んでいましたよ。

羨ましい!

写真では地面から上に向かって噴射していますが、その学校は壁に設置して霧を出していました。

本当に涼しかったなあ…

ミストシャワーって高そうだと思っていたのですが、実は安いものなら千円ぐらいで買えます。

設置も簡単なんですよ。

蛇口にカチッとハメるだけですから。

部費や道場の経費で買うのが無理なら、個人で買って設置してもいいと思います。

ただし、道場の中に設置するのはやめましょうね。

弓や弓掛けにカビが生えますから…

>>詳細はこちらから

少しのことで大きな違い

いかがでしょうか。

弓道では服装に制限があるので、暑さ対策しづらいです。

それでもちょっとした工夫をすればだいぶマシになります。

色々と挑戦してみてくださいね。

>>弓道とプレッシャー【3つの対策で勝負をかけろ】

弓道の成績がよくなる音楽なんてあるの?個人的に良かった曲はこれ

弓道と音楽

当ブログでは弓道ネタをよく取り上げています。

昨日、こんな質問が届きました。

「弓道の試合当日、集中力を上げる音楽ってないですか?」

試合当日に音楽を聞く人は多いと思います。

移動中の電車の中で集中力を上げられたら嬉しいですよね。

今回は弓道と音楽についてお話します。

私がお気に入りの曲

弓道と音楽

弓道と音楽の関係性。

まずは私個人の体験談からお話したいと思います。

私が高校生や大学生の頃は、YUIの曲ばかり聞いていました。

(年がバレますね)

アップテンポの曲、スローで切ない曲も関係なく聞いていましたね。

特に好きだったのは「Tokyo」「Why me」「Good-bye days」「skyline」とか。

いい曲なので聞いてみてくださいね。

なぜYUIの曲を聞いていたのかというと、2つの理由があります。

・そもそも好きだった

・月例射会でたまたま成績が良かった

好きな音楽を聞くのが何より大事だと思います。

あと付け加えるなら成功体験です。

偶然でも良いので「この曲を聞いた後、的中率が上がった」という経験をしていると、試合当日の心の拠り所ができます。

私は練習試合の前、毎回違う曲を聞くようにしていました。

そして成績が良かった曲を覚えておきます。

これを繰り返すと、あなた専用の「勝負曲マイベスト」ができることでしょう。

錬士の人に聞いてみた

私個人の話ばかりしても何ですね。

そこで、知り合いの錬士の人たちにインタビューしてみました。

3人に聞いてみた結果、共通点があったのでまとめます。

・思い出のある曲

・ジャズ

・クラシック

錬士の方々は良いお年なので演歌が出てくるのかと思いきや、出てきませんでした。

思い出のある曲というは、80年代の歌謡曲です。

錬士の方々の世代的に青春時代と重なるのでしょう。

弓道と音楽

もちろん曲は3人ともバラバラでしたが、懐かしさがキーワードなのかもしれません。

そしてジャズとクラシック。

これは3人に共通していました。

移動中のBGMとしてはピッタリなのかもしれません。

一般的に集中力を上げると言われる音楽

さて、今度は一般的に集中力を高めると言われる音楽の話をしましょう。

一般的に集中力を高めると言われる音楽とは?

調べてみると色々あります。

・J-POP

・クラシック

・ヒーリングミュージック

・ジャズ

・テクノ

・ロック

ハッキリ言って、調べれば調べるほど混乱しました。

あれもこれも状態になってしまいます。

ただ、とある論文でこのような記述がありました。

「心地よいと感じるリズムが集中力を高める」

クラシックやジャズなど、音楽の種類よりもリズムのほうが大事。

これには納得です。

どんな曲でも、リズムが合わないと好きになれませんから。

弓道と音楽

弓道用の曲探しをするなら、分野にこだわらず心地よいリズムの曲を探すと掘り出し物が見つかるかもしれません。

せせらぎの音はイマイチ

音楽にも色々ありますが、自然の音も音楽と言えないこともないと思います。

・川のせせらぎ

・波の音

・小鳥のさえずり

・風で木が揺れる音

・焚き火の音

これらも集中力を高めると言われることがあるのですが、試合前のBGMとして聞くのは個人的にはおすすめしません。

私個人の経験ですが、試合前に自然の音系の音楽を聞いて良い成績が出たことがないです。

良い思い出がありません。

そもそも自然の音で集中力を高めるなら散歩するほうが効果的です。

歩いて体をほぐしつつ周りの音を感じるとリラックスできます。

ドローン操縦士に転職

近所の公園をグルっと一周してから出かけるとか。

試合会場から近い公園を調べておいて、会場入りする前に公園に寄ってもいいでしょう。

聞きなれない曲は試合に不向き

音楽には個人の好みの要素が大きいです。

一概にこの曲がベストとは言えません。

一つだけハッキリ言えることは「聞きなれない曲は試合当日には不向き」ということです。

弓道と音楽

聞きなれない曲は集中力を乱します。

試合当日は馴染みのある曲を聞くこと。

普段クラシックを聞かない人が試合当日にクラシックを聞いてもダメです。

あなた専用のマイベスト

弓道と音楽

いかがでしょうか。

音楽には個人の好みの要素が大きいので、一概にこれとは言えません。

ぜひ、日頃から色々な音楽を聞いてください。

その中からお気に入りを集めれば、あなた専用の勝負曲コレクションができることでしょう。

あなた専用のマイベスト。

良かったらコメントで教えて下さいね。

弓道は背中で引く方法を意識すると危険!泥沼にはまらないために

弓道

このブログでは弓道の話をよくします。

昨日、読者さんからこんな質問が届きました。

「背中で引くように指摘されたのですが、どうすればいいのか分かりません。」

その気持ちよく分かります。

私も一時期よく指摘されて悩んでいました。

背中で引けと言う人に限って、具体的な改善方法は教えてくれないんですよね…

背中で引くにはどうしたら良いのか?

私が実践して、指摘されなくなった方法について解説します。

背中で引くは結果論

今回、このご質問にどう答えれば良いのか悩みました。

弓道の本を読むと抽象的な表現が多いですよね。

具体的な方法論や練習方法は解説されていないので、実践できない人が大多数です。

それもそのはず。

背中で引くというのは「結果的に」そうなるものだからです。

意識してやるものではありません。

射法八節を一つ一つ実践すると、自然とその状態になるというのが真実だと思います。

私から言わせれば「背中で引け」というアドバイスは「ちゃんと引け」と言うのと同じ。

非常にアバウトでフワフワした言葉です。

断言します。

引き分けで背中を意識しても上達しません。

背中で引けと指摘されなくなるためには、もっと別のところを改善するべきなのです。

意識して背中で引こうとしてはダメ

背中で引けと言うと、だいたいこんな言葉がセットでついてきます。

・肩甲骨を意識しろ(開け・絞れ・動かせ)

これを素直に実践してはダメです。

人の体はそんなに器用ではありません。

肩甲骨や背筋を意識して動かそうとすると、必ず副作用が生まれます。

副作用とは何か?

答えは反り腰です。

弓道をしている女性

背中を意識して引くと、腰が前に出ておへそが上を向く不安定な体勢になりやすいのです。

背中が反った状態で引くと「背中で引いている気分」が強まります。

自然体よりも背中の筋肉の動きを感じやすいので、勘違いしてしまうのです。

ゴム弓で良いので、わざと思い切り背中が反った状態で引いてみてください。

背中を使い胸が開いているような気がするはずです。

これを繰り返すと、自然な胴造りの状態を棒立ちだと勘違いしてしまいます。

真っ直ぐ立っているつもりなのに胴造りが歪んでしまうのです。

一度間違った感覚を覚えてしまうと、正すのは大変です。

大きな違和感と戦うことになります。

そもそも指摘される理由とは?

そもそも、なぜあなたは背中で引けと言われるのでしょうか。

原因をご存知ですか?

背中で引けと指摘されやすいのはこんな人です。

・射が小さい

・肩が上がって詰まりやすい

・会が縮みやすい

・離れが引っかかる(弦音が悪い)

このような人は、上級者でも背中で引けと言われやすくなります。

逆に言えば、下手くそでも大きく引いている人は背中で引けと言われることは少ないはず。

射が小さく窮屈に見える人を見ると、指導者はこう思います。

「手で力んで引くから窮屈になるんだ」

「背中で大きく引けば良い」

本来、アドバイスするなら射が窮屈になる原因を具体的に除去しなければなりません。

ところが指導していると「背中で引け」が具体的なアドバイスであるかのように感じてしまうことがあります。

それでつい口に出してしまうんです。

弓道はこういう「具体的っぽくて抽象的なアドバイス」がたくさんあります。

「手先で力むな」とか「引っ張るな」とか…言われてもどうすればいいのか分からないフレーズが多いのです。

今後、あなたが「背中で引け」と指摘されたら「射が窮屈に見えるぞ」と言われたと変換して理解しましょう。

その上で「治すにはどんな練習をすればいいですか」と質問するのが1番良いと思います。

具体的なアドバイスを指導者から引き出すのも、弓道の上達に欠かせないスキルです。

私はこれで言われなくなった

弓道

私自身も高校生の頃、背中で引けと言われた時期がありました。

背中を意識して練習してもダメ。

モヤモヤしながら引いていました。

そんなある時、私の2つ上の先輩(国体出場経験あり)が実演を交えて指導してくれる機会がありました。

その人の射を見てみると、引き幅がとても大きくて驚きました。

全然引っ張ってないのに、大きく引いているのです。

私は「背中で引くってこういうことか!」と思い、その先輩にコツを尋ねました。

そこで指導されたのは、引き分け開始時の右手の使い方。

アドバイスはシンプルでした。

「引き分け開始すぐに右手を下げるな・顔に近づけるな」

つまり、無理なく大きく引くための練習だったのです。

「背中なんて意識してもどうしようもないよ」

先輩にそう言われたときには驚きました。

弓道

このことがきっかけで大きく引けるようになった私は、いつの間にか「背中で引け」と言われなくなりました。

大きく引けるようになると、手先の力みや離れの引っかかりも改善。

複雑に感じていた弓道が、とてもシンプルなものに感じるようになったのです。

背中を意識するとスランプ一直線

いかがでしょうか。

背中で引けと言われたら、他人から見ると射が窮屈に見える状態です。

背中を意識して引くのではなく、大きくゆったり引く練習を実践してください。

大きく引く方法を詳しく知りたい人は「大きく引くコツ【射が小さいと言われる人へ】」「弓道で上達しない人へ」をご覧ください。