弓道で皆中するコツは?できない人とできる人の考え方の違い

「皆中」っていい響きですよねえ。

試合中に初めて4射皆中したこと、今でもよく覚えています。

実力が上がってくると、何度もチャンスが巡ってきます。

○○○…

残りの1本、なぜか中らない。

もうあと一歩が出ない人と、すんなり皆中できる人の差ってなんだと思いますか?

皆中できない人の考え方

私は長い間「皆中できない人」でした。

ところが、あることを始めてから皆中できるようになりました。

考え方と練習方法を変えたのです。

練習方法は最後にご紹介するとして、まず考え方をお伝えします。

弓道

私が皆中できない頃は、最後の1射をこのように考えていました。

「さっきと同じようにすれば大丈夫」

「今日は調子がいいんだから絶対大丈夫」

「落ち着け…落ち着け…」

必死に平静を保とうとしていましたが…

これでは上手くいきません。

皆中できる人の話を聞くと、大きく分けて2パターンに分類できます。

あなたも、この2つのどちらかを取り入れればいいのです。

皆中できる人の考え方

皆中できる人には、考え方に2つの傾向があります。

「的中したことに感謝の気持ちを持つ人」

連中してるときに自分がどんなミスをするのか把握している」

一つ目は、よく言われる「人格であてる」というやつです。

弓道できることに感謝し、的中した時に「ありがたい」と思える人。

これを体得できれば、弓道に限らず豊かに暮らせるでしょうね。

ただこの考え方は、弓道を通じて一生追い求めるものではないでしょうか。

肝心なのは2つ目の考え方。

誰でも、癖や傾向があります。

普段から意識していると思いますが…

「絶好調のときの自分の傾向」を説明できますか?

弓道

よく皆中している人は「絶好調のときはこんなミスをしやすい…気をつけよう」と考えています。

毎日の練習では、自分の悪いところを直そうと意識していますよね。

この考え方は「外した後の立て直し」には効果絶大です。

でも、絶好調状態を維持するという点ではどうでしょう?

的中、的中、的中…

絶好調の自分は、いつもと違うのです。

出やすい癖やミスも、普段と違うはず。

このことに気づけたなら、皆中連発までもう一息です。

練習で皆中できる人になる方法

それでは、具体的にどうするのか?

私が皆中できるようになった練習方法を1つご紹介します。

その方法は…

・3連中以上した回数を記録

・連中が途切れた1射の矢所をメモ

まず大前提として、試合で皆中するには練習中にたくさん連中できないとダメです。

練習中に3連中以上したら、回数をメモしておきましょう。

しょっちゅう3連中するようになれば、基準を4連中や5連中に変えてもOK。

「今日は3連中が10回、最高は8連中か…」

こんな感じでメモします。

ただし、これだけでは自己満足。

試合で皆中するには一押し足りません。

そこで大事なのが連中が途切れた1射の分析。

連中が途切れた最後の1射には、あなたの癖が凝縮されています。

その矢所を知るということは…

「絶好調状態の自分がしやすいミス」を知るということ。

いつも9時に外しやすい人が、連中した後は12時に外しやすいこともあります。

なぜか連中後だけ3時に外す…なんて人もいるかもしれません。

絶好調状態の自分は、普段の自分とは別物。

練習中から意識すれば、ある程度対策を立てられます。

「心が弱い」なんて言う前に、日頃から皆中する準備をしておく。

練習中の姿勢1つで、試合で出せる実力が大きく変わります。

 
>>公式試合になると中らない人はこちらもご覧ください

弓道で1本目が中らない人へ【1射目や大前が好きになる方法】

私は弓道で試合に出る時「大前をさせてほしい」と必ず言ってきました。

自分のペースを作れる大前が大好きなのです。

なぜこんな話をするかというと、このブログを見てくださった人からこんな質問をいただいたからです。

試合になると1本目が中りません。なぜ?皆中したいです。

今回は、1本目の的中率を向上させる方法を考えてみたいと思います。

「無心になれ」なんて誰が言った?

この手の話をすると、必ず「余計なことを考えるからだ。無心になれ」なんて言う人が出てきます。

これほど役に立たないアドバイスが他にあるでしょうか。

いや、ない(笑)

弓道で無心

すみません。

昔、偉そうなのに実力がない先輩に言われたことを思い出してしまいました…

弓道は精神論でごまかす人が多すぎます。

では具体的にどうすればいいのか?

私はこう思いました。

「試合で大前が好きな人の考え方を知るのが近道」

試合で大前になるのが好きな人は、1本目の的中率に自信があるはず。

(実際の的中率が良いかは別)

その人の考え方を学べば、自信がつくと思いませんか?

ここで私の考えを書き連ねてもいいのですが、今回はもう少し客観的な情報をお伝えしようと思います。

ポジティブな考え方は練習で作れる

スポーツ心理学という言葉をご存知ですか?

スポーツ心理学は知らなくても「メンタルトレーニング」なら聞いたことがありますよね。

「1本目が中らない」という悩みも、心理的なもの。

解決するにはどうすればいいのでしょう?

実はこれ、スポーツ心理学でいうところの「特性」と「状態」で説明できるんです。

特性とは、その人の考え方の傾向。

考え方の癖と言ってもいいかもしれません。

状態とは、ある時点での心のあり方と言えばいいでしょうか。

緊張、イライラ、気分が良い…常に移り変わる心を指します。

緊張

人の行動は、特性と状態によって変化します。

そしてこの特性は、訓練すれば変えることができます。

「1本目が中らない」と思っている人は、最初の1射をネガティブに考えています。

まず、その考え方の癖を変えてあげればいいのです。

1本目を中てる対策①

今のあなたは1本目に対して「不安」「外しそう」と思っています。

これを変えるにはどうすればいいのでしょうか?

まずやってほしいのが、思い出すこと。

1本目が中らないと言っても、弓道人生で1度くらいは中ったことがあるでしょう?

例え試合でなくても、練習中ならどうでしょうか。

練習中も、必ず1射目は外しますか?

そんなことありませんよね。

練習中も含めれば、必ず中ったことがあるはずです。

(ないなら、単なる実力不足)

弓道と成功体験

この「思い出す」という行動は、スポーツ心理学でとても重要なことだと考えられています。

本番に弱い人は、過去の失敗を思い出す傾向があります。

逆に本番に強い人は成功体験を思い出すことが多いのです。

失敗体験を思い出すことが多い人も、意識して成功体験を思い出す練習をすることで心理状態が変わってきます。

あなたは試合の直前、成功体験を思い出してワクワクしたことがありましたか?

たぶんないと思います。

過去に1本目が中った記憶を呼び起こすだけでも、プレッシャーから開放されます。

試合の直前こそ、成功体験を思い出す。

これなら、今すぐにでもできますよね。

最初は違和感があるかもしれません。

もし成功体験を思い出せない人は「成功体験ノート」を作ってもいいかも。

弓道で上手くいったことをメモしていくのです。

・練習中に矢飛びが綺麗な射があった。

・3連中できた

・気になる人が見ている前で中った

こんな風に、小さな良かったを毎日書くといいですよ。

考え方の癖は直せます。

メンタルを改善したいなら、ぜひ試してみてください。

1本目を中てる対策②

もう1つ挑戦してほしいことがあります。

それは、1本目の快感を見つけること。

今はピンとこないかも知れません。

私自身の気持ちを言うとするならば…

「新品のノートに初めて書き込む瞬間」の気持ちに似ています。

弓道の試合は、自分が行動しなれば状況が動きませんよね。

この手で矢を射ることで、初めて試合が始まるのです。

まるで自分だけの作品を作り上げるような、ワクワクした気持ちになります。

ちょっと分かりにくいですか。

例えば、新品の的に中てた瞬間って気分がいいでしょ?

その感覚に近い…かも。

失敗の可能性を考えても良いことはありません。

不安や緊張を感じたら、良かったことを思い出す。

試合中の楽しみを見つける。

これはネガティブな性格でも意識すればできます。

メンタルトレーニングも弓道の練習の一つと思って、取り組むことをおすすめします。

>>弓道の試合前の準備体操はこちら

弓道と手の乾燥対策【お金をかけずに快適にする方法】

弓道家にとって冬は試練の季節です。

防寒性ゼロの道場の中で、震えながら練習しないといけません。

以前、弓道の防寒対策をお話しました。

でも冬は寒さだけではありません。

手の乾燥対策も重要です。

手のコンディションが悪化すると、思った以上に射に影響が出ます。

100均のヒアルロン酸がおすすめ

手の保湿にも色々あります。

手専用の保湿クリームが1番いいですが、ちょっと高め。

ワセリンはベタつきが気になるし、握り皮が汚れやすくなります。

安く済ませたいなら100均の出番です。

100均のコスメグッズ、じっくり見たことありますか?

私がおすすめするのは、ダイソーのヒアルロン酸です。

ダイソーのヒアルロン酸

2種類あります。

弓道の練習直前につけるなら「スーパーヒアルロン酸」がおすすめ。

スーパーヒアルロン酸のほうが角質層になじみやすいので、ベタつきが早くなくなります。

原液を直接手に垂らして馴染ませればOK。

最初に手を水で濡らして、原液を2滴垂らせば両手をカバーできます。

もちろん化粧水に混ぜてもいいですよ。

コスパ重視ならamazonで

毎日練習の前に使うと、ダイソーのヒアルロン酸はすぐなくなります。

コスパを考えると、amazonで買うほうがいいと思います。

例えば「SOC スキンローション ヒアルロン酸」

弓道と手の乾燥対策

470円~600円ぐらいで買えるのですが、大容量です。

500ml入っています。

弓道と手の乾燥対策

手に塗ると5分ぐらいベタつきますが、効果はバッチリ。

ついでに顔も保湿すれば、美肌弓道家の誕生です(笑)

 

最強は尿素入りハンドクリーム

ケチケチせず効果を重視したい!

そんな人は、尿素入りハンドクリームが1番です。

以前「弓道で虎口が痛い」という話の中で、手の内の皮めくれ対策を話しました。

そこで紹介したハンドクリームは良かったですよ。

ベタつきもないし、すべすべ。

ずっと触っていたくなる仕上がりです。

上級者は、手を大事にします。

個人的な感想ですが、的中率8割以上の人の手はみんな綺麗でした。

手のケア方法を調べているあなたも、隠れた才能があるのかもしれませんね。

手の内のケア方法は他にも色々あります。

詳細は「弓道で虎口が痛い【手の内の皮むけ・ヒリヒリ対策】」をご覧ください。

弓道とオリンピックの関係【アーチェリーとの違いとは】

弓道をやっている人なら、アーチェリーにも興味があると思います。

「なんで弓道はオリンピック種目にならないんだ?」

誰もが一度は疑問を持ちますよね。

実は、弓道でオリンピックに出場することは可能です。

ただし、アーチェリーのルールで戦うなら…

それでも良いから弓道家として出場したいですか?

やめたほうがいいですよ。

弓道とアーチェリーは全く別世界です。

過去に世界選手権に出場した選手がいた

アーチェリーの弓に関するルールは比較的単純です。

基本的に照準器(サイト)を二つ付けなければ形状は問われません。

和弓でも問題なく出場可能です。

1967年の第24回アーチェリー世界選手権に、

宮田純治選手が出場しています。

弓は弓道の和弓、矢はアーチェリーに対応するために改造した特別製。

アーチェリーは距離が70mや90mで競いますので、普通の弓道の矢では無理なのです。

弓道とアーチェリーの違い

当時、宮田選手が出場した背景には、

オリンピック競技化を目指す弓道協会の思惑があったとか…

当国際連盟への加盟権を巡って

全日本弓道協会と日本アーチェリー協会が争っていたそうです。

しかし、宮田選手は129人中129位で惨敗。

弓道協会のオリンピック競技化への野望は絶たれてしまいました。

弓道とアーチェリーの大きな違い

私は弓道もアーチェリーもやったことがあります。

こう言ってはなんですが、

弓道とアーチェリーは江戸時代と現代ぐらい違います。

はっきり言ってカルチャーショックでした。

道具の進歩をとめた弓道と、進化し続けたアーチェリー。

この差はとてつもなく大きいのです。

アーチェリーの距離は90m、70m、50m、30mの4つがあります。

そして、90m、70mで使われる的がこちら。

弓道とアーチェリーの違い

直径122センチ。

的の黄色の部分「金的」は直径24・4センチです。

上級者になると、95%以上を黄色の部分に的中させないとメダルには届きません。

弓道をやっている人ならその凄さが分かるのではないでしょうか?

弓道の的は36センチです。

アーチェリーの人たちは、90m先から弓道の的を正確に射抜けます。

初心者にも易しいアーチェリー

弓道を初心者に教えるのは一苦労ですよね。

前に飛ばせれば上等。

サポート無しで射ることはほぼ不可能です。

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ところがアーチェリーは、初めてでも前に飛ばせます。

弓道と違って、弓に矢をセットする場所があるから矢がこぼれません。

弓道とアーチェリーの違い

私が初めてアーチェリーの弓を引いた時、

1射目から30m先の的に的中しました。

アーチェリーには照準もついてるし、バランサーもついてます。

ややこしい手の内の必要もありません。

的に当てるだけなら、とても簡単なのです。

弓道とアーチェリーの違い

アーチェリーは30mの距離なら、2年程度のキャリアの人が、りんごを8割以上射抜けるそうです。

それでも私は弓道が好き

アーチェリーでは矢所を確認するためにスコープが必要なほど離れています。

精度だけで比べるなら、弓道はアーチェリーに絶対勝てません。

弓道とアーチェリーの違い

でも、私はやっぱり弓道のほうが好きですよ。

両方経験してみて、1番違うと感じたのは場の空気でした。

アーチェリーは純粋なスポーツです。

試合の緊張感は同じですが、荘厳さはありません。

とてもカジュアルで、肩肘張らない印象でした。

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弓道をやっている人は、一度はアーチェリーも経験してみると楽しいですよ。

弓道の魅力に気づけると思います。

弓道で緊張しない方法【試験や面接・プレゼンでも使われるテクニック】

先日「弓道で試合になると中らない人」という記事を読んでくださった人から質問が届きました。

緊張で中たらなくなります。

手汗で滑る・全身が震える・頭が真っ白。

どうしたらいいですか?

今回は、緊張する心をどうコントロールするかご紹介します。

自分で自分を実況中継してみよう

「落ち着け…落ち着け…」

こんなことを言ってもムダだということは、よくご存知だと思います。

それで落ち着けるなら苦労はしません。

緊張

ではどうすればいいか?

心理学でよく言われる緊張をほぐす方法は「実況すること」です。

難しい言葉で言うと自分を客観視すること。

今、自分がどんな状態になっているのか表現するのです。

自分を実況するってどういうこと?

弓道と実況

実況すると言っても、あまりピンと来ないかもしれませんね。

私がいつも心の中でやる実況を書いてみます。

「さあ、とうとう試合当日がやってきました。

道場を包み込むこの空気。

弓道独特の厳粛さをまとっています。」

的

「おっと!(自分の名前)選手、早くも顔の筋肉が硬直してきた。」

「手も小刻みに震え、緊張を隠せません。」

「これはどうした?無意味に羽根を撫で始めた。」

「これも自分を落ち着かせる儀式なのでしょうか。」

弓道の矢

「さあ、いよいよ控えに呼ばれました。」

「名前を呼ばれただけでビクつく(自分の名前)選手!」

「それでも待ったなし!」

「いよいよ決戦の場に足を踏み入れます。」

「(自分の名前)選手の前後には、頼もしい仲間がいます。」

「普段はのんきな仲間たちも、凛々しい表情をしています。」

「さあ、(自分の名前)選手!」

「この状態でどこまで力を出せるのか見ものです!」

実況が無理なら自分をからかうのもアリ

実況していると、不思議と落ち着いてくるんですよ。

実際にやった人しか分からないので、試してみてください。

「実況はハードルが高そう…」

こう思った人はもう1つ方法があります。

それは自分をからかうことです。

これも客観視の1つの方法ですが、実況よりは簡単かもしれません。

例えば…

「あれ?(自分の名前)選手、もう緊張し始めたの?」

「緊張するのも楽しいものだ…ぐらい、ウソでも言ってみな」

とか

「(自分の名前)選手、手が震えてるぞ」

「昨日までの威勢の良さはどうした」

などなど…

緊張している自分をからかって楽しむ。

やってみると、意外と心が落ち着くものです。

体の緊張もほぐせ

心が緊張すると、体が硬直します。

体が緊張状態になると、心はさらに緊張します。

緊張をほぐすには、心だけでなく体もほぐす必要があります。

体をほぐすのは意外と簡単。

何回かジャンプするだけでいいのです。

弓道とジャンプ

小さくピョンピョン飛ぶと、脳が姿勢制御に集中し始めます。

体の力が抜けて、少しリラックスできるんですって。

まあ射場に入ってしまうと難しいですが、結構使えますよ。

例えば試合前日、眠る前にピョンピョンすれば寝付きがよくなります。

試合当日の朝、緊張で食欲がないならジャンプしましょう。

元気が湧いてきます。

手汗だけでも止めたい人へ

弓道で的中率を1番落とすのは手汗かもしれません。

「手が滑りそう」と思うだけで余計な力が入ります。

取懸け

体質的に手汗が多い人は早めに対策をとりましょう。

私が試してよかったものについては「弓道の手汗対策グッズ」をご覧ください。

早気はなぜいけないのか【ダメな理由を経験談からお話します】

このブログを見てくださった方から、こんな質問が届きました。

そもそも早気はどうしてダメなのですか?

このご質問をいただいた時、私はとても懐かしい気持ちになりました。

私も、同じことを思ったことがあったからです。

そして私は早気に身を任せ…大変な思いをしました。

今回は、ダメな理由を掘り下げたいと思います。

そもそも論が語られないわけ

早気の克服法について解説している本は多いですが、そもそもの理由はあまり語られません。

なぜ語られないのか?

早気になればすぐ分かるからです。

「なぜ早気はダメなのか?」と思う人は、今は会が2~3秒ぐらい。

会を持とうと思えば、いつでもできる段階の人だと思います。

この段階なら会を短くすると的中率が上がることがあるので、実感できないんですよね。

でも、重度の早気経験者として言わせてもらいます。

その先は地獄です。

なぜ早気がダメと言われるのか

会の大切さや、伸び合い詰め合いについては省略します。

早気がダメな理由は、もっと直接的です。

早気は進行性の病です。

気がつけばコントロール不能になる恐ろしいものです。

痛い

最初のうちは、練習中なら2秒程度の会があるでしょう。

その状態で大きな大会やプレッシャーがかかる場面に出ると、会は1秒になります。

そして何度か会1秒を経験すると、いつの間にか練習中の会が1秒になります。

この頃になると、かなり気合いを入れないと会をもてません。

さらにこの状態で次の試合に出ると…

試合中は口割りまで下ろして即、発射状態です。

ここまでくると、的中率が大きく落ち始めます。

コントロールがきかず、練習中も会が持てなくなります。

さて、練習中も会がなくなった人が試合に出ればどうなるか?

とうとう、口割りまで下りなくなるのです。

意識は離したくないのに離れる。

心とカラダがバラバラになるので、暴発気味のひどい射が完成です。

会が2秒から1秒になるのは、3ヶ月ぐらいかかるかもしれません。

でも、会が1秒になってからは早いですよ。

あっという間に口割りまで下りなくなります。

こうなると的中率どころの話ではありません。

弓道を続けるかやめるか…真剣に悩むようになります。

早気のボーナス期間は一瞬

早気になり始めの時期は、自覚症状がないことが多いのです。

会が2秒程度あれば目立たないので指摘されることが少ないのです。

そしてこの時期って、的中率が上がるんですよ。

私も初めて練習中に20連中したのは、会が2秒ぐらいの時期でした。

弓道

的中率が上がるし、体配にも影響がない。

「ちょっとぐらい会が短くても大丈夫」

こんな風に思ってしまうんですよね。

でも、ここに落とし穴があります。

会が短くなってくる。

これってどういう意味があるか知っていますか?

無意識のうちに会が短くなるのは体からのSOSです。

体を守ろうと、本能的に早く離れるようになります。

単なる筋肉疲労かもしれないし、癖のせいかもしれません。

体の無意識の警告を無視すると、早気の泥沼から抜けられなくなります。

会が短くなってきたと指摘されたなら、まず弓を置きましょう。

手の内の練習をしてもいいし、

足腰を鍛えるために走ってもいいです。

胴造りをひたすら続けてみるのもいいでしょう。

ゴム弓も持たず、徒手だけで射型のチェックをするのもありです。

体にたまったダメージは、1日ぐらいでは回復しません。

とにかく、弓を持つ時間を1週間程度減らしましょう。

早気は当て射が原因ではない

未だに弓道では「あて射に走るから早気になるんだ」という言葉が支持されます。

なかには「射型ができていないから早気なんだ」という人もいますね。

これらは真っ赤なウソです。

弓道の体験教室のようなところを見たことがありますか?

みんな、ゴム弓すら触ったことがない人ばかり。

そんな人たちに、弓を引かせるとどうなるか?

射型はメチャクチャ、しかも当てる気マンマンですが会は長いです。

会を持てなんて言わなくても、じっくり的を狙ってから離します。

私はこの光景を見て、こう結論しました。

早気の最初の原因は肉体的な疲労やダメージ。

眩しければ目をとじるように、苦痛を和らげるために離れる…

早気が進行しやすいのは、

体がどうすれば早く苦痛から開放されるか学習するから。

緊張する場面なら、精神的プレッシャーからも開放されます。

物見

この積み重ねで「会を持つ=苦痛」だと学習するのではないかと思うんです。

例えば赤ちゃんは、最初は見るもの全てを触ろうとしますよね。

でも、触って熱かったもの、痛かったものは避けるようになる。

早気も同じなのではないでしょうか。

会が2秒程度の段階なら、しばらく射数を減らせば戻ると思います。

それより進んでしまった人は「弓道の早気の治し方【私の克服体験談】」をご覧ください。

弓道で足が滑る!予防するには足踏みの勘違いを直そう

弓道をやっていると、足が滑って困ったことはありませんか?

格式の高い道場ほど床が滑りやすい気がします。

気のせいかもしれませんが(笑)

でも、足が滑るのを道場のせいにするのは半人前です。

今回は、足が滑りやすい人の共通点についてお話します。

胴造りが甘いという前に

「足が滑るんです…」

先生や先輩に相談したら「胴造りが甘いからだ」と言われた人いませんか?

弓道をやっている人って、アドバイスになっていないアドバイスを言う人が多くて困ります

本題に戻ります。

具体的に、なぜ胴造りが甘くなるのでしょうか?

「足の内側でしっかり踏ん張っていない」

本当にそうでしょうか。

結構、みんな頑張って踏ん張っていると思いますよ。

実は胴造りの前段階、足踏みから間違っている人が多いのです。

あなたの足踏みは大丈夫ですか?

正しい足踏みの広さとは

弓道で気になるのが、足踏みが広すぎる人が多いことです。

例えばこのような感じの人。

弓道の足踏みの広さ

どっしりとしたいい足踏みに見えますが、1足分ぐらい広すぎます。

足踏みの基本は足先(両方の親指)が矢束の長さですよね。

この画像の足踏みでは広すぎます。

もう1つ注目してほしいのが踵です。

踵の間隔が肩幅よりも広くなっています。

これでは、足が滑りやすいでしょうね。

足踏みを広くすると安定感が増す気がします。

しかし、実際には余計な力が入りやすくなるだけです。

特に足の筋力が多い男性は広めの傾向があるので要注意です。

足踏みを研究していますか?

弓道の上達には、三重十文字を極める必要があります。

足踏みが広すぎたり狭すぎたりすると、

体がねじれたり、腰がひけたりします。

ついつい会の形や離れに意識が向いてしまうのですが、土台が歪めば安定しません。

なぜか調子が悪くなるのは、大抵の場合は胴造りの乱れが原因です。

そして胴造りの乱れを引き起こすのが足踏みの乱れです。

足踏みは個人差が出やすい

足踏みには基本があります。

でも、人の体って個人差がありますよね。

全身を支える足踏みは、個人差が強く反映される部分です。

足が滑りやすい人は、自分にとってのベスト足踏みを見つけていない状態です。

指1本分の広さを変えただけで、劇的に的中率が変わることもあります。

1番良い足踏みは、試行錯誤するしか見つける方法がありません。

1日に5分ぐらいは足踏みについて悩む時間を作りましょう。

足踏みがベストに近づけば、自然と滑ることは減るはずです。

ちなみに、滑りにくい足袋もあることはあります。

グリップ力が段違いですが、足踏みの改善も忘れずに。

 

弓道は就活で有利か?特技欄に書いてアピールする方法

高校や大学生活は弓道一筋!

弓道に全精力を捧げた人もいると思います。

就職活動の中でも

弓道を続けてきたことは武器にできます。

特に優秀な成績を残せなかったとしても、

役職についていなくても大丈夫。

弓道に捧げた時間は、

あなたの立派な財産になっています。

今回は、エントリーシートや面接で

弓道を上手く使って有利にする方法をご紹介します。

面接官に弓道経験者は意外と多い

なんとなく弓道って

マイナーなイメージを持っていませんか?

全日本弓道連盟への登録人口を見てみると、

平成27年度時点で約14万人もいるのです。

大学生で1万4千人、高校生で7万1千人もいます。

連盟に登録していない人や、

以前やっていた人も含めれば

潜在的な「経験者」はかなり多いのです。

つまり、目の前にいる面接官が

元弓道部だったとしても珍しくありません。

だから就職に有利になるということはありませんが、

印象に残りやすくなるかもしれません。

弓道を志望動機に結びつける

どんな会社を受けたとしても、

志望動機は必ず聞かれます。

志望動機って考えるのは大変ですよね。

ネットでちょっと調べた情報を元に書いても

説得力がない薄っぺらい動機になってしまいます。

それならば、志望動機に弓道を絡めてしまえば良いのです。

例えば…

「就職活動を始めるにあたって、

弓道を通じて知り合った社会人の皆様、

先生、先輩に仕事に関するアドバイスをいただきました。

色々な職業や考え方を教えていただいた中で、

○○業界で働く人の熱意に共感し、興味を持ちました。

○○業界の中でなぜ御社を志望したのかというと…」

このように話をつなげても良いかもしれません。

私が就職活動をしたとき、

この方法で複数の会社から内定をいただくことができました。

この話の組み立て方なら

どんな話題にも応用できるのでとても便利でしたよ(笑)

具体的なエピソードを絡めて志望動機を話すと

説得力がアップするのでおすすめです。

弓道を自己PRに結びつける

弓道を利用できるのは

志望動機だけではありません。

自己PRに結びつけるのも

とても賢い方法だと思います。

例えば「チームプレイ」と「問題解決力」をアピールするなら、

仲間と助け合ったエピソードが使えます。

弓道って同期や先輩、後輩と

教え合いながら練習することが多いですよね。

弓道と就活

例えば…

あなたとあなたの友人が同時にスランプになった。

お互いに話し合いながら問題点を分析

気づいた点を修正して結果を検証した

上手く行かなかった点を調べ直す

検証を繰り返す

問題解決

このプロセスって、

ビジネスの現場にも通じるものがあると思いませんか?

見えない問題点を探し出し、

仲間と協力しながら解決していく。

まさにチームプレイです。

チームプレイという言葉を使わなくても、

弓道を通じて経験を積んできたことをアピールできるでしょう。

他にも部活の空気がマンネリ化したときの解決や

効果的な練習方法の探索など

ビジネスに通じるエピソードはたくさん見つけられるはずです。

あなたが困ったこと、悔しかったこと、

悩んだこと、辛かったこと。

それら全てが財産です。

弓道と自分の長所・短所を結びつける

あなたの長所はなんですか?

あなたの短所はなんですか?

これも面接では定番で厄介な質問ですよね。

説得力のある回答は、

「エピソード→だからこうです」という流れを作るのが基本。

ここでも弓道を利用することができます。

例えば長所を「親しみやすさ」にしたい場合、

弓道でお年寄りや社会人の人たち、

他校の学生さんとの交流エピソードを持ってくるのも良いでしょう。

弓道と就活

「お年寄りとのコミュニケーション能力が

知らず知らずのうちに身につきました」

などと言っても良いかもしれません。

短所の説明はもっと難しいですね。

短所の説明は、

自分の短所に気づき、どう行動を改めているか

アピールすると良いと思います。

私が実際に内定をもらった会社の面接では

「私は仲間への配慮にかける面があった」

という話をしました。

話の流れはこうです。

弓道部をもっと強くしたい
 ↓
練習内容を厳しく見直そうとした
 ↓
考え方が違う人のことを考えなかった
 ↓
仲間に諭され、話し合いを重ねて気づくことができた
 ↓
「独りよがりになっていないか」を常に考えて行動する

良かれと思って行動したことが、

周りへの配慮にかけていた経験を話したのです。

これは弓道だけでなく、

チームプレイで仕事をするときに

ありがちな状況です。

短所の説明は自分への悪口ではありません。

これも自己アピールの1つです。

短所から前向きな行動につなげた話を

エピソードを交えて説明しましょう。

弓道が就職活動で不利になる場合とは

弓道をしていたというと、

悪い印象を与えることは少ないでしょう。

しかし、1つだけ不利な点があります。

写真映りが悪い人が多いのです。

弓道と関係がないと思いますか?

あくまで一般論ですが、

弓道をやっている人は身だしなみへの意識が低めです。

髪型、服装、メイク…

就職活動では見た目の要素がたくさんありますよね。

特に就活用の写真では、

その差がハッキリと現れますよ。

ビジネス用の身だしなみは

普段の生活と大きく違います。

自信がない人は

きちんとしたスタジオで撮影するのが

1番無難だと思います。

髪型やメイクを就活用に整えてくれるし、

プロ仕様の照明で綺麗に撮影してくれます。

一度撮影すれば

焼き増しを安くしてくれるスタジオも多いです。

関東で就活する人や

東京付近に在住の人は、

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離れと瞬きについて【弓道の癖を直したい】

弓道をしていると悩みが尽きません。

弓道の悩みの中で多いのが、

離れの瞬間に「まばたき」をしてしまうこと。

今回は瞬きの癖を直す方法についてお話します。

ただし、紹介する内容は

先生や先輩に見られると怒られる可能性大!

こっそりやりましょう(笑)

弓道で瞬きがやめられない理由

瞬きをしてしまうのはなぜか?

答えは「反射」です。

本能と言っても良いでしょう。

弓道をしている人は、

腕や顔を払ったことが一度はあるはず。

弓道で「痛み」を伴う経験をすると

体が無意識のうちに緊張します。

防御態勢をとってしまうのです。

早気の直し方にも共通するのですが、

まずは染み付いた体の反射行動を消す必要があります。

瞬き克服練習①目を閉じて開く

「瞬きしないようにしよう」

これは意志の強さではどうにもなりません。

熱いものを触ったら手がビクッとなるように、

脊髄反射で行われるものです。

瞬きをしないようにするためには、

まず「離れても危険はない」と体に学習させる必要があります。

オーソドックスな方法としては、

会に入って狙いをつけたら

目をつぶることです。

そして離れの瞬間に目を開く。

勝手

最初から閉じていれば、

反射で目を閉じてしまうことはありません。

ただしこの方法は、

ある程度しっかりとした射型ができていないと

狙いが大きくズレる可能性があります。

瞬き克服練習②口をパクパクする

瞬きをする癖は、

弓道歴が長くなると自然と消えることが多いです。

なぜかというと、

上達すれば痛みを感じた経験を忘れていきます。

無意識に刷り込まれた危機意識を

和らげることができるのです。

逆に言えば、離れる瞬間に瞬きをする人は

離れるまでに緊張感が高まっています。

「別に緊張してないし、ドキドキしてない」

そう思う人は、

会の状態で口をパクパクできるでしょうか?

大きく口を開けたまま

離れることはできるでしょうか?

物見

実際にやってみると、

顔の筋肉に力が入っていたことに気づくはず。

口をパクパクしたまま離れようとすると

集中できないですか?

「集中力」も緊張状態の一種。

自然体のまま離れることができれば

試合で緊張していても

いつもの実力が発揮できるでしょう。

試合になると中らない人は

他にも色々と要因があるのですが…

詳しくは「試合で中らない人へ」

ご覧ください。

瞬き克服練習③眉毛を上下に動かし続ける

口をパクパクする以外にも

瞬きを克服する練習方法はあります。

今度は眉毛を上下に動かし続けた状態で

残身までもっていきましょう。

口をパクパクしながら眉毛を動かしてもいいですが、

他人から見ると変な人なので

おすすめしません(笑)

会の状態で顔がこわばっていると

眉毛を上下に動かすのは難しいですよ。

逆に言えば、

眉毛を動かしたり口をパクパクできるなら

かなり自然体に近い状態をキープできています。

心の動きは顔の筋肉にすぐ伝わります。

顔の筋肉の状態を客観的に把握できれば

弓道以外の場面でも

自分の心をコントロールすることができますよ。

瞬き克服練習④おしゃべりしながら離れる

喋りながら離れる。

弓道をしている人は真面目な人が多いので、

1番怒られそうな練習方法ですね。

ただし、私はこれが1番効果が高いと思っています。

この練習方法も顔の筋肉の緊張をほぐすのが狙いですが、

友達まで怒られる可能性があるのが難点です…

一人で練習するなら、

鼻歌を歌いながら残身まで行うのも効果的。

この練習方法、

瞬き以外の悪い癖の修正にも応用できます。

例えば早気とかビクだけでなく、

反り胴が直る人もいますよ。

弓道の癖の多くが、

「無意識の緊張で筋肉がこわばっている」

「正しいと思っている動作が間違っている」ことが原因です。

鼻歌交じりで弓を引けば

注意力が散漫になりますよね。

普段やろうとしていることが飛んだ結果、

良い方向に修正できることもあります。

的

何が悪いかわからないけど調子が下がり続ける…

そんなときにやってみると

新しい気づきがあるかもしれません。

本番に弱い人は顔を動かせ

今回は瞬きをしないようにする練習方法で

顔を動かすことを紹介しました。

集中したり緊張すると

顔の筋肉がこわばります。

あなたが試合で普段の力が出せないのなら、

控えているときに顔をほぐしましょう。

人の心と身体は相互に影響しあっています。

体の筋肉の緊張がほぐれれば

心の緊張もほぐれます。

>>試合前のアップ方法はこちら

緊張することは悪いことではありませんが、

必要以上の力みは

矢の乱れにつながるでしょう。

試合になると弱い人には

他にも色々な要因があります。

色々と試してみて

自分をベストの状態にもっていく方法は

常に研究していきましょう。

>>弓道で試合になると中らない人へ

久しぶりに弓道するときの注意点【ブランクを早く取り戻す】

受験、引っ越し、就職などで

しばらく弓道から遠ざかってしまった。

そんな人が弓道に復帰する場合、

注意するべきポイントがあります。

これをやるのとやらないのでは

勘を取り戻すまでの時間が大きく違ってきます。

元の強さの弓で素引きするべし

弓道に復帰するとき、

多くの人がやってしまいがちなのが

軽い弓を使うことです。

「久しぶりだし、とりあえず8kgの弓で練習しよう…」

これをしてしまうと、

復帰以前の弓を引けるようになるまで

とても時間がかかります。

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弓道に復帰したときの最初の練習は、

もともと使っていた弓と同じ強さのもので

素引きをするところからスタートします。

巻藁や的前に立ちたいと思うでしょうが、

どうせすぐには上手く引けません。

まずは弓の強さに

体を慣らすことが先決です。

巻藁と的前練習を開始する場合

数日間素引きをして、

体が徐々に慣れてきたら巻藁練習に移ります。

ここで使う弓は、

2kg程度軽いものを使います。

素引きで体が慣れていれば、

2kg軽い弓を引けば「軽い」と感じるはず。

2kg下げてもキツいと感じるなら、

まだ素引き練習が足りないと思ってください。

的前に立つ場合も同じことです。

弓に負けない状態を作らなければ、

勘を取り戻すどころではありません。

軽い弓は1週間程度で卒業しよう

あなたが14kgの弓を引きたい場合は、

12kgの弓で巻藁練習を行ってください。

ただし、軽い弓を引くのは

1週間程度で卒業するべきです。

体は勘を取り戻そうとする中で、

12kgの弓に適応しようとするでしょう。

一度定着してしまうと、

2kg上げるまで

1年がかりになることがあります。

体を慣らす・勘を取り戻すことの違い

弓道で1年以上のブランクから復帰する人を見ていると、

「体を慣らす」ことと

「勘を取り戻す」ことを同時に行っている人が多いです。

この2つは全く違います。

初心者はなぜゴム弓練習から始めるのか?

まずは体を慣らす必要があるからです。

復帰する場合は、

体を慣らす練習なのか

勘を取り戻す練習なのか明確にすべきです。

的

混同したまま練習すると、

肩を痛めたり変な癖がついてしまいます。

ブランクから復帰後、

なかなか的中が戻らない人は

このような失敗からスタートしているのです。