ココナッツオイルで顔ダニ対策はできるか【ニキビ・肌荒れ予防】

繰り返し大きなニキビができると、

顔ダニ対策が気になりますよねえ。

最近人気のココナッツオイルは顔ダニ対策になるんでしょうか?

ココナッツオイルで顔ダニが増えないか

私がまず気になったのが、

ココナッツオイルで顔ダニが増えないのかどうか。

結論から言うと、

顔ダニは増えません!

顔ダニは皮脂を好んで食べます。

「油が好きなんだったら、ココナッツオイルも好きなんじゃないの?」

って思いますよね。

皮脂の主成分はグリセリン脂肪酸エステル。

ココナッツオイルの主成分は中鎖脂肪酸とラウリン酸です。

同じ油でも成分が違います。

ココで注目なのがラウリン酸

ラウリン酸には強い抗菌作用があるんですが、

顔ダニにとっても苦手な成分です。

つまり、ココナッツオイルで顔ダニが異常繁殖するようなことはないんですって。

ココナッツオイルで顔ダニの肌荒れが治るのか

顔ダニが増えないなら、

ココナッツオイルで顔ダニ対策できそうですよね♪

ところが…よくよく調べてみるとそうとも言えないことが分かりました。

ココナッツオイルを肌に塗るのは、

肌が健康なときに肌荒れを「予防する」ときには効果的なんですが、

すでに荒れている肌・ニキビに塗るのは

症状を悪化させる可能性があるんです^^;

ココナッツオイルの主成分の一つ、ラウリン酸。

母乳にも多く含まれている成分なので体に優しいイメージがあるんですが、

抗菌作用はかなり強いです。

ニキビなどに直接塗るのは肌に負担をかけてしまい、

逆効果になる可能性が高いんです。

ニキビがたくさんできている状態では、

塗るのではなく食べるほうが効果的です。

飲む

ラウリン酸は体の免疫力を高めてくれるので、

食べることで肌の抵抗力も上がります。

肌荒れがひどい間は食べるだけにして、

塗るのはお肌の調子がいいときだけにするのが賢い使い方です。

ニキビや肌荒れがひどい状態のときは、

ココナッツオイルよりも角質ケア・保湿ができる

肌荒れ専用のケア用品を使ったほうが良さそうです。

 
>>顔ダニが異常増殖するとこんな顔になります

顔ダニと鼻の治療【皮脂の過剰分泌をとめるケアの仕方】

鼻の顔ダニ

「何度も繰り返し鼻にニキビや吹き出物ができた。」

「炎症で赤い部分が増えてきた…」

お肌の悩みってなかなか解決しないですよね。

特に鼻は顔の中でも目立つ部分なので、ほかの場所以上に気になります。

顔ダニの増殖が気になる人へ

顔の肌荒れ

顔ダニは皮脂を好みます。

「顔ダニ対策=過剰な皮脂対策」と言ってもいいでしょう。

鼻は顔の中での皮脂が多い箇所。

皮脂の過剰分泌で顔ダニが増えすぎると、死骸や排泄物が毛穴に詰まって吹き出物、ニキビ、炎症が起きます。

鼻の皮脂が多い原因

鼻の皮脂の過剰分泌を止めたい。

あなたはきっと、色々なサイトで鼻の洗い方や保湿・スキンケアの方法を調べていると思います。

確かに、出すぎた皮脂はちゃんと洗ってあげる必要があります。

でも…

鼻や顔ばかりケアしても鼻の過剰な皮脂分泌は止まらないんです。

そもそも皮脂は、肌の乾燥防止や外からの刺激のバリアをしています。

その皮脂が分泌され続けるということは、体のどこかが乾燥・皮脂不足になっている証拠です!

鼻から皮脂が過剰分泌される人の多くが、顔のどこかが皮脂不足になっています。

・頬骨付近

・耳

・前髪の生え際

・こめかみ

顔全体を触ってみて、感触が違う場所はないでしょうか?

顔の肌荒れ

人間の体は、皮脂をピンポイントで出せません。

どこかで肌の皮脂不足を察知すると、周辺の皮脂腺を巻き込んで皮脂を分泌させます。

鼻はもともと刺激を受けやすいので皮脂腺が多い場所。

そのため、まわりで皮脂不足があると鼻の皮脂も活発に皮脂を出してしまいます。

結果的には、鼻の部分は過剰に皮脂が出てしまうんです。

鼻の顔ダニ対策は顔や首全体で

鼻の皮脂が多いから、鼻を一生懸命洗って集中的にケアする…

こういうやり方では鼻の皮脂の分泌は止まりません。

洗顔

必ず顔全体、耳の裏や首も含めてケアしてあげる必要があります。

首や耳、アゴの下などはケアを忘れがち。

意識して洗って保湿すると目に見えて変わってきますよ。

鎖骨から上は全部保湿するくらいの気持ちでいいと思います。

顔ダニ対策は駆除ではなく共生を

悪者にされがちな顔ダニ。

でも、良いこともしてくれます。

適切な数なら、肌を弱酸性に保つ助けをしてくれます。

肌にダメージを与える悪玉菌の増殖を防ぐことにつながるんです。

菌のイラスト

大事なのはバランスです。

皮膚の表面に住む善玉菌・悪玉菌、顔ダニなどが良い配分なら、肌は綺麗になります。

この点については「顔ダニと市販薬の話」をご覧ください。

顔ダニと市販薬の話【駆除ではなく共生してツルツルお肌に】

顔ダニ

顔ダニが肌荒れ・ニキビ・吹き出物の原因だとよく言われます。

顔ダニ駆除をうたう市販薬もありますが、本当に肌荒れが改善するのでしょうか。

顔ダニ駆除はスキンケアにはならない

「ニキビ・吹き出物は顔ダニが原因だ!」

そんな言葉をよく耳にしますが、少し誤解があります。

ニキビの原因は、毛穴に皮脂や汚れが詰まるのが原因です。

確かに顔ダニの過剰増殖すると、死骸や排泄物が毛穴に詰まりやすくなりニキビの引き金になります。

そして異常繁殖の原因は、豊富な皮脂と住みやすい環境が揃った場合。

そもそもの原因は皮脂の過剰分泌なのです。

顔ダニを適切な数まで減らすためには、お肌の環境を変えなければなりません。

いきなり顔ダニ駆除をするのは、油汚れでいっぱいの食器にファブリーズで除菌しようとするようなもの。

食器の洗い物

汚れをとらないとすぐ雑菌が増えるのに、殺菌しようとするのっておかしいと思いませんか?

顔ダニを駆除すれば解決!というのは、それと同じくらいトンチンカンなお話です。

さらに、顔ダニは毛穴の奥の方に潜伏しています。

そんな顔ダニが死滅するような市販薬があるとすれば、お肌の細胞も当然ダメージを受けるでしょう。

顔ダニは余分な皮脂を食べてお肌を弱酸性に保つ働きもしてくれています。

適切な数なら、良きパートナーと考えることもできるのです。

異常繁殖した顔ダニを放置するのも危険

顔ダニは適切な数であれば、お肌に良いこともしてくれます。

とはいえ、一度異常繁殖してしまうと厄介です。

しぶとく毛穴の奥に潜伏するので、放って置くと肌が荒れる一方。

手を打たないわけにはいきません。

顔ダニ駆除用の石けんや薬などもありますが、それは逆効果。

お肌の環境を激変させると、必ず反動がきます。

緩やかに顔ダニが減っていくよう誘導する方法が1番確実です。

そして、それを可能にするのが「常在菌」の存在です。

私たちの肌に住んでいるのは顔ダニだけではありません。

善玉菌(美肌菌)、日和見菌、悪玉菌と呼ばれる多くの菌たち。

ときにはカビが住み着く場合もあります。

私たちの肌の表面では、日々勢力争いが起きています。

善玉菌たちが優勢になれば、肌バリア機能が強化されます。

顔ダニや悪玉菌の繁殖がしにくくなるのです。

顔ダニ駆除ではなく整菌スキンケアで改善

顔ダニによる肌荒れで大事なことは、異常繁殖を防ぐことです。

死滅させることではありません。

顔ダニだけが異常繁殖できないように、善玉菌の数を増やして肌の環境を変えていきましょう。

具体的にどうするのか。

善玉菌を増やす良いスキンケア用品はあるのか。

詳細が気になる方は「顔カビと顔ダニの症状の違い」をご覧ください。