サスケ真伝 来光篇の感想【あらすじ・ネタバレ注意】

サスケ真伝来光篇が発売されました!

今回も一気に読んじゃいましたよ♪

サスケ真伝の時系列

今回のサスケ真伝来光篇は、

時系列としてはナルトとヒナタの結婚から数カ月後

我愛羅秘伝や暁秘伝のすぐ後というタイミングです。

忍びの大量失踪事件発生

物語は、霧隠れと雲隠れの忍び100名以上が失踪したことから始まります。

現場の状況から、強力な幻術使いが関わっているらしい…

カグヤの痕跡を追っていたサスケにも情報が伝えられ、

サスケも調査に乗り出します。

暗雷団との遭遇

調査の途中で立ち寄った村で、

チノノワキという忍びに襲われます。

話を聞くと、暗雷団のメンバーと間違えて襲ってきたらしい。

暗雷団の頭のカリュウは、

かつて復讐のために暴れまわっていたサスケを「心の師匠」として尊敬しているというのです。

サスケは自分の名前が使われている以上、ほっとくわけにもいかず

暗雷団壊滅に協力することにしました。

失踪した忍びたちが各忍び里を襲撃!

霧隠れと雲隠れでの忍びの大量失踪事件。

実は、木ノ葉の里でもわずかながら忍びが行方不明になっていることが判明します。

そうこうしているうちに、

木ノ葉の里に侵入者が!

なんと、失踪した忍びたちが襲ってきたのです。

しかも、忍びたちの様子がおかしい。

幻術で操られているようでした。

おなじみメンバーが大活躍

今回のサスケ真伝、

序盤でナルト、ヒナタ、サクラ、いの、シカマル、チョウジ、サイが出てきます。

木ノ葉の里を襲ってきた忍びたちに対して、連携しながら撃退していきます。

襲ってきた忍びたちは操られている上、

攻撃して傷を与えると爆発する術がかけられていました。

下手に攻撃すると里が吹き飛ぶ。

そんなピンチをシカマルとナルト、ヒナタの連携で止めるんですが…

この連携が面白かった!

まずナルトが多重影分身で囮になり、

シカマルが影真似の術で相手を拘束。

そして最後にヒナタが「急止の点穴」をついて行動不能にするというもの。

映画「BORUTO」をみた人なら、

「急止の点穴」って分かりますよね。

おまけの短編マンガで、

ナルトの娘うずまきヒマワリがナルトの点穴をついて、一撃で気絶させたあれです(笑)

まさかこんな場面で再び出てくるとは…

暗雷団と大量失踪事件がつながっていく

操られて木ノ葉の里を襲ってきた忍びの記憶を探ると、

かつて「雷光団」と呼ばれた組織の元リーダーが首謀者である可能性が浮上。

雷光団はすでに散り散りになっているが、

その残党の一部が暗雷団として活動していることが判明します。

暗雷団は捕獲したが…

サスケはチノ・ノワキと協力して暗雷団を捕獲することに成功しましたが…

頭のカリュウから、

かつての雷光団は悪党を倒して弱いものを助ける義賊だったこと、

裏切りにあって壊滅させられたこと、

今まで助けてきた村からも見捨てられて恨んでいたことを知ります。

その恨みを晴らすために暗雷団と名前を変え、

村を襲っていたのでした。

話を聞いた後、

暗雷団の処遇を決めるため木ノ葉の里と連絡をとったサスケは、

忍びの大量失踪事件と暗雷団がつながっていることを知ります。

再び情報を聞き出そうとしたサスケでしたが、

暗雷団を恨んでいた村人が

暗雷団を閉じ込めた倉庫ごと燃やしてしまい、

情報を聞き出すことができませんでした。

大蛇丸から雷光団の情報をゲット

サスケはさらに情報を得るため、

裏社会に詳しい大蛇丸を訪ねます。

大蛇丸によると、

雷光団の頭「風心」は元々「御屋城エン」という武器商人の護衛団にいたといいます。

御屋城エンは死の商人と呼ばれ、

血継限界コレクターでもあり、血継限界を持つ者を手に入れて護衛団にしていた人物。

サスケは御屋城エンに接触を試みます。

御屋城エンから失踪事件の首謀者のアジト情報を手に入れる

御屋城エンから失踪事件の首謀者が

アジトとして使っている島の情報をつかみ、

アジトの調査に向かうサスケ。

そこで今回の首謀者がチノ、ノワキであったことを知ります。

ノワキこそ、雷光団の元リーダーだったのです。

ノワキを戦闘不能に追い込んだサスケ。

これで事件は解決かと思った時、

眼球全てを真っ赤に染めたチノが立ちはだかりました。

血之池一族 血龍眼を持つチノ

強力な幻術でチノとノワキに逃げられたサスケ。

救出した忍びたちを雷の国に届けた際、

雷影から血之池一族血龍眼のことを聞かされます。

木ノ葉の里ができるよりも前の時代、

血之池一族は陰謀によって

地獄谷という場所に追放された一族。

強力な血継限界を持つ一族で、

特に幻術を得意としていました。

そして、血之池一族を追放するとき、

雇われたのがうちは一族だったのです。

復讐の連鎖・うちは一族や里の闇を突きつけられたサスケ

物語のラストは、

血之池一族 血龍眼を持つチノとの対決。

そこで、サスケは人との繋がり、これから自分がするべきことを

思い返しながら戦いました。

今回のサスケ真伝のポイントはこの部分だと思います。

復讐を胸に、闇を見続けてきたサスケがナルトによって闇から抜けだす。

闇から抜けだしたサスケがどう生きていくのか、

サスケが悩みながら前に進む姿がよく表現されていました。

エピローグは最高!

サスケはエピローグで、

一度木ノ葉の里に戻ることを決心するんですが、

その流れが最高でした。

短いエピローグの中に、

イタチとの思い出、ナルトやサクラとのつながりが凝縮されているんです。

なるほど、だからサスケは木ノ葉の里のために戦えるようになったんだね。

読んだ後、爽やかな気分になれました♪

イタチ真伝 光明篇の感想【あらすじ・ネタバレ】<イタチの初恋!?>

NARUTOの外伝小説、

「イタチ真伝 光明篇」が発売されました!

イタチの大ファンは多いと思います。

私も一気に読みきっちゃいました♪

イタチ4歳から暗部配属までの物語

光明篇では、イタチが4歳から暗部配属までのストーリーです。

イタチが里を想い、仲間を想い、サスケを想うまでの流れが

めちゃくちゃ濃いです。

「忍者学校創設以来の天才」といわれたイタチですが、

なぜ、イタチが幼くして力を持つようになったのか。

その過程がキチンと掘り下げられていました。

イタチ…君は4歳のときのあの衝撃的な光景を見た時から

「うちはイタチ」だったんだねえ(´;ω;`)

うちはシスイとの出会い

うちはイタチを語る上で、

忘れてはいけないのがうちはシスイ

イタチとシスイの出会い、

兄弟のように成長していく二人の姿。

イタチが何故、シスイだけには心を開いていたのか、

よく分かるエピソードもいっぱいです♪

イタチの初恋!?うちはイズミ

忍者学校(アカデミー)を1年で卒業したイタチですが、

忍者学校では出会いもありました。

うちはイタチは「夢」実現のため、

自分を高めることに集中するあまり同級生の友達はいませんでした。

そんな中で、寄り添うように現れたのが「うちはイズミ」。

彼女はイタチほどの才能はありませんが、

それなりの才能を秘めた女の子。

うちはイズミは九尾襲来のときに父を亡くした際、

写輪眼を開眼していたのです。

ちなみに、このときイタチはまだ写輪眼は開眼していません

イタチに目をつけたダンゾウ

100年に1人とも言われる才能を持ったイタチ。

そのイタチの噂を聞きつけたダンゾウ。

原作で語られたように、

ダンゾウは、うちは一族を消すために動いた中心人物。

そのためにイタチを手駒に加えようと、

忍者学校時代から目をつけていたんです。

父うちはフガクとダンゾウの思惑

うちは一族は長年の冷遇・差別、

九尾事件で犯人扱いされたことで不満がたまっていました。

クーデターを計画するほどに…

うちは一族のリーダーであり、

イタチの父のフガクも機会をうかがっていました。

そして、才能あふれるイタチを暗部に送り込み、

里の中枢の情報をうちは一族に渡すスパイにしようとします。

一方、ダンゾウもイタチを欲しがっていました。

手駒に加え、逆にイタチを利用しようと画策していたのです。

そしてイタチ自身も暗部入りを望みました。

火影の近くで手柄を立てれば、

「史上初のうちは一族出身の火影」誕生に近づくと信じて…

不幸にも思惑が一致したことで

イタチの暗部入りが決まってしまいます。

早く暗夜篇が見たい!

光明篇では、イタチがなぜ木ノ葉を守るために行動したのか、

その心情が構築されていく過程を丁寧に描いています。

もう、かなり内容の濃い一冊です!

暗部入りから先の話は、10月の暗夜篇までおあずけ…

原作で結果は知ってるのに、

もう待ちきれない!

>>暗夜篇の感想はこちら

うちは一族の運命のあの夜、

イタチに何があったのか。

行動に移すまでの葛藤は…!?

光明篇が予想以上に濃い内容だったので、ついつい期待しちゃいます♪