初夏に咲くホタルブクロ。
その控えめな姿は、
人を優しい気持ちにしてくれますね。
今回はホタルブクロの花言葉の由来についてお話します。
ホタルブクロの花言葉
ホタルブクロの花言葉は、「正義・貞節・忠誠・感謝・愛らしさ・忠実」です。
愛らしさや貞節などはお花のイメージにぴったりですが、
正義というのはちょっと意外ですね。
この花言葉、どんな由来があるのでしょうか?
花言葉の由来
ホタルブクロの花言葉は、花が教会の鐘を連想させることが由来であると言われています。
神への「忠誠」「感謝」
信仰心を守る「正義」
そして、神の下で生きる神の子の「愛らしさ」
こういった言葉が花言葉として定着してきました。
そもそも花言葉って誰が決めるの?
花言葉は、古代のギリシャやローマの時代にすでにあったと言われています。
しかし、花言葉は世界共通ではありません。
各国、民族、地域によって変わってきます。
また、時代によって変化することもあります。
例えば青いバラは「不可能」を意味する花言葉でしたが、遺伝子改良で青いバラが生産できるようになり、「夢かなう」という花言葉が新しく取り入れられました。
日本の花言葉は、世界各地から入ってきた花言葉が混ざっていることが多いです。
なかには不吉な言葉、嫌な言葉が入っていることもありますが、
日本花普及センターが親しみやすい新しい花言葉をつくって、
普及に努める場合もあります。
花言葉は人の数だけある
花は、古くから人を惹きつけ、心の象徴として親しまれてきました。
そのため、その時代、その地域の人たちがどんな暮らしをしてきたか、
どんなことを大切にしてきたかで、花言葉も移り変わってきました。
我が子に名前をつけるように
自分だけの花言葉をつけてもいいのです。
それぞれのお花についた花言葉から、
先人たちがどんな思いを抱いていたのか想像するのも
ロマンチックなことですね。