ニキビダニ(顔ダニ)で悩んでいる人は多いです。
私の友人もニキビがかなりひどくなり、
皮膚科に通っていました。
イオウカンフルローションで悪化した友人
友人はニキビやニキビ跡を改善したくて
皮膚科を受診しました。
ニキビダニが原因と診断されて
ニキビカンフルローションを処方されたのですが…
使ってみたところ赤くかぶれてしまったんです!
慌てて再度皮膚科を受診したのですが、
「悪くなってないから我慢して続けて欲しい」と言われたんですって。
でも、結局友人の体質には合わず、
悪化する一方だったんです。
イオウカンフルローションで悪化する原因
イオウカンフルローションは長年ニキビ治療のために使われています。
ニキビ治療用の薬の中でも副作用が少なく、
長期間使用できる信頼性が高いとされています。
(長期間使う必要があるということは効かないのでは…という声もありますが)
イオウカンフルローションの効果は、
①殺菌
②角質を柔らかくする(毛穴のつまり防止)
③炎症を抑える
④皮脂の分泌を抑制
ここで問題なのが、④の皮脂の分泌を抑制することです。
思春期ニキビなら皮脂量を少なくすれば
ニキビが改善する効果が期待できます。
ところが大人ニキビの場合は逆効果になることもあるんです。
本来皮脂は、肌表面を保護するためのもの。
大人ニキビはストレスなどで
肌の環境が悪化して発生する場合がほとんど。
皮脂を抑制すると、
かえって肌がダメージを受けやすくなる恐れがあります。
さらに、皮脂を抑制した結果、
体が不足した皮脂を補うために
他の場所の皮脂分泌を過剰に増やしてしまう恐れがあるんです。
こうなると、今までニキビができていなかった場所で
ニキビができてしまうかもしれません。
美容業界で最近注目されているのは善玉菌
以前、「顔ダニと顔カビの症状の違い」でもお話ししたのですが、
最近の美肌ケアの主流はお肌の善玉菌を増やすことです。
肌の表面には肌を守ってくれる善玉菌、
悪さをする悪玉菌などが生息しています。
健康な肌であればバランスがとれているのですが、
このバランスが悪くなるとお肌に異常が出やすくなります。
ニキビダニも本来はみんなのお肌にいるもの。
異常に増えなければお肌を弱酸性に保つ働きをしてくれるんです。
ところが、善玉菌が減ってしまうと、
悪玉菌やニキビダニが異常繁殖して悪さを開始します。
友人が肌の善玉菌を増やした方法
今まで友人が行ってきたニキビケアは、
殺菌することに重点を置いていました。
結果的に善玉菌も殺してしまって
お肌のバランスが崩れていたんです。
それから友人は、
イオウカンフルローションを使うのをやめました。
かわりに、善玉菌を増やすことに重点を置いたスキンケア用品を使っています。
友人が使ってみたところ、
5日後ぐらいから徐々に肌の状態がよくなったようです。
お肌表面の環境を整えるのが狙いのスキンケア用品なので、
使い続けることで効果を発揮するんですって。