私の従兄弟は中学生のとき、起立性調節障害でした。
(従兄弟の体験談はこちら)
今回は起立性調節障害と飛行機の話です。
症状がピークを過ぎて回復中の時期なら、修学旅行などで飛行機に乗る機会もあるでしょう。
海外旅行だけでなく、国内旅行でも飛行機に乗ることは多いです。
乗っても大丈夫なのか?
何か気をつけることはあるのか?
従兄弟の体験談やインタビュー結果を含めて、お伝えします。
従兄弟は大丈夫だった
まず、私の従兄弟の場合の話をします。
従兄弟が飛行機に乗ったのは、症状のピークを乗り越えて3ヶ月ぐらい経った頃でした。
まだ回復期の途中で血圧を上げる薬も飲んでいた時期。
体調は安定していたものの、不安を感じていました。
ところが実際に乗ってみると、意外と平気。
前日にぐっすり眠れたのも良かったのでしょう。
特に体調が悪化することもなく現地に到着しました。
ところが問題はその後。
空港から目的地までは、バスや電車での移動時間が長くなります。
従兄弟も空港からホテルまでのバスで酔ってしまいました。
飛行機での移動は平気でも、前後の移動で苦労することもあります。
酔い止めなどの対策は必要です。
ネット上の口コミを集めてみた
起立性調節障害と飛行機の関係。
他の人達の様子を調べるためにSNSの書き込みなどを探ってみました。
すると、こんな書き込みがチラホラ見つかりました。
「意外と平気だった」
「離陸するときに軽い頭痛がした」
「ちょっと気持ち悪くなったけど、すぐ良くなった」
症状が出るとしたら離陸直後。
やはり気圧の変化は無視できません。
ただ、症状が大きく悪化したという書き込みは見つかりませんでした。
軽い頭痛や気持ち悪さを感じたという書き込みはありましたが、それぐらいです。
意外と平気な人のほうが多いのかもしれません。
飛行機に乗るまでが大変
フライト中は意外と平気な人が多いと言いましたが、飛行機に乗る前後で苦労した人も多いようです。
特に空港に行くまでが大変。
いつもと違う電車・バスでの移動は体への負担が大きいようで、気分が悪くなったという書き込みをいくつか見かけました。
早朝に出発するというのも、起立性調節障害の人には辛いところ。
乗り物酔いしやすい状況です。
不安な人は、事前にバス・電車に乗る練習はしておいたほうが良さそう。
練習で空港まで行く必要はありませんが、同じ時間帯の移動を経験しておくと対策しやすいです。
>>起立性調節障害の人が満員電車に乗る時のめまい・貧血予防法
簡単な対策とは
飛行機の中で体調が悪くならないために、簡単な対策方法をご紹介します。
・アメを舐める
・唾液をごくんと飲み込む
・鼻をつまんで鼻に息をゆっくり吹き込む
どれも簡単な方法なので、覚えておいて損はないです。
アメの代わりにガムを噛むという人もいます。
もちろん、水分補給や塩分補給は忘れずに。
あとは体をこまめに動かすことです。
足を動かして、血の巡りを良くすることも予防につながります。
それでも体調が悪化した場合は
どんなに気をつけていても、体調が悪化することはあります。
そんな場合に備えて、CAさんに事前に「乗り物酔いしやすい体質です」などと伝えておきましょう。
体調が悪くなったときの対処が早くなります。
機内には酔い止めが常備されていますし、空いている席に移動させてもらったり、場合によっては横になれることもあります。
色々と言いましたが、私の従兄弟のように意外と平気な人も多いです。
対処法だけ事前に確認しておいて、当日に慌てないようにしてくださいね。